外壁塗装

木造の外壁塗装をDIYで行う方法 | 塗料の選び方と費用相場も解説

木造の外壁塗装をDIYで行う方法 | 塗料の選び方と費用相場も解説

木造住宅は、長く使っていると外壁の塗装が剥がれたり、ひび割れなどの劣化を起こすことが多くなります。
外壁のリフォームは業者に依頼して行うことが一般的ですが、塗装であればDIYでも行うことができます。

ただしDIYは技術や知識を必要とするため、基本的には慣れている人におすすめしたい方法といえます。
DIYならではのポイントや注意点などをしっかり把握して、木造住宅の外壁塗装にチャレンジしてみましょう。

まずは木造外壁の塗装について理解しておく!

まずは木造外壁の塗装について理解しておく!

木造住宅の外壁塗装をDIYで行うために、まずは基礎知識を身につけておきましょう。

  • 木材の塗装は3年から5年程度しか持たない
  • 木材に使用される塗料は大きく2種類ある
  • 木造住宅の外壁塗料の選び方

これら3つのポイントをおさえることが、DIYを成功させる第一歩につながります。

木材の塗装は3年から5年程度しか持たない

一般的な塗装では10年程度の長期間の耐久性を持ったものが多いですが、木材の塗装の寿命は3~5年程度と他の材と比較すると短くなります。
これは木材ならではの調湿作用が関係しており、湿気の吸収や放出などによって外壁が他の材よりも収縮しやすいことが原因になります。

また外壁が収縮を繰り返すため、表面に施されている塗装も影響を受けやすく、他の材よりも早く劣化してしまいます。

業者に依頼すると費用が高いため、3~5年といった短いスパンでリフォームをすると、コストが高くなってしまいます。
そのためDIYで外壁塗装を行う方が相応しく、こまめなメンテナンスが必要だからこそ、自分で行ったほうがコストの削減はしやすいでしょう。

木材に使用される塗料は大きく2種類ある

塗料には様々な種類がありますが、木材に対して使用されるのは次の2つです。

  • 浸透タイプ
  • 造膜タイプ

それぞれ塗装ができる点は共通しており、どちらもDIYで使用できます。
しかし、タイプによって特徴が異なるため、求める機能や仕上がりなどを比較し、どちらが自分の希望に合っているかを知っておくことが大切です。

浸透タイプ

木材の内部にしみ込んでいく浸透タイプの塗料は、表面だけではなく内部まで保護できます。
そのため、木材自体を守りたい場合におすすめであり、浸透タイプなら外壁そのものを長持ちさせられます。
ただし、効果は一時的なものであり、造膜タイプに比べると耐久性は低くなります。

そのため保護効果を発揮し続けるには、こまめに塗り替えをしなければなりません。
したがって浸透タイプの塗料は、定期的なメンテナンスが苦ではない人におすすめであり、手をかけながら外壁自体を長持ちさせたい人に向いています。

造膜タイプ

その名の通り木材の表面に膜を作る造膜タイプは、浸透タイプよりも耐久性に優れている点が特徴です。

木材の塗料自体は早めに塗り替えが必要ですが、造膜タイプよりはメンテナンスの頻度は少ないでしょう。
そのため、できるだけ手をかけたくない人におすすめですが、デメリットもあるため注意しなければなりません。

造膜タイプは木材の表面に膜を張るため、木材ならではの自然な風合いが失われやすくなります。
さらに、膜で覆ってしまうことで調湿機能も損なわれてしまう点にも注意しなければなりません。

したがって、長持ちはするものの木材本来のよさを感じたい人には不向きといえます。いっぽう、デザイン性や利便性を追求したい人には、造膜タイプがおすすめです。

木造住宅の外壁塗料の選び方

DIYで外壁塗装を行う際には、どの塗料を使うのかが重要です。
使用する塗料によってデザイン性はもちろん、木材ならではの機能が発揮できるかどうかも変わります。
業者に依頼する場合は状況に合った最適なものを選んでもらえますが、DIYでは塗料選びから自分で行わなければなりません。

過去に塗られた塗料に注目

木材の外壁に使用する塗料を選ぶ際には、過去にどのような塗料が使われていたかをチェックしなければなりません。
過去に浸透タイプが使われている場合は、塗料が内部に浸透しているため、すべてを剥がすことができません。

そのため、浸透タイプしか使うことができず、別のタイプを使用すると馴染みが悪くなってしまうことも多いようです。
基本的に連続して使用するには同じタイプのものが適しているため、以前に使われていた塗料を参考にしてDIYで使用するものを選ぶとよいでしょう。

DIYでは木の利点を活かせる浸透タイプ塗料がおすすめ

浸透タイプの塗料を選択できる環境にある場合は、木材ならではのメリットを活かせるため、浸透タイプを使い続けることをおすすめします。
造膜タイプは、メンテナンスの手間が少なく利便性は高いものの、木の温かみや調湿機能といったメリットを損なってしまいます。

また造膜タイプは、きれいに塗ることが難しいため、手慣れている人でないとDIYで使用するのは難しいというデメリットもあります。

したがって、こまめなメンテナンスが必要ではあるものの、扱いやすく木材のよさも活かせる浸透タイプは、DIYでのおすすめ度が高いといえます。

木造外壁をDIYで塗装する流れ

木造外壁をDIYで塗装する流れ

実際にDIYで木造の外壁塗装をするには、次の流れで行います。

  • 足場を設置する
  • 外壁の洗浄
  • 養生を行う
  • 下地処理を行う
  • 下塗りをする
  • 中塗りと上塗りをする

それぞれの工程の詳細まで知り、スムーズにDIYでの塗装を行いましょう。

1.足場を設置する

外壁の上部の塗装をするには足場の設置が必須であり、これは業者に依頼して組んでもらったほうがよいでしょう。
脚立ははしごを使った作業は危険であり、どれだけ気をつけていてもケガのリスクは高くなります。
万が一ケガをすると治療代などで結局コストが高くなってしまうことも多いため、安全面は慎重に考慮して足場を設置してもらうことが大切です。

2.外壁の洗浄

いきなり塗装をしても塗料が上手く塗れないため、まずは外壁をきれいに洗浄しなければなりません。
洗浄せずに塗装をすると、ほこりやカビなどの汚れに塗料が付着して、剥がれやすくなってしまいます。
すぐに塗り直しということにもなりかねないため、洗浄は念入りに行いましょう。

高圧洗浄機がある場合は素早く洗浄できますが、洗浄機がない場合はブラシやシャワーなどを使って地道に汚れを落としていく必要があります。
細かい部分もきれいにすることが大切であり、表面だけではなく外壁の溝部分の汚れもきちんとかき出しておきましょう。

3.養生を行う

塗料はそのまま塗ると周囲に飛び散ってしまうこともあるため、該当箇所以外は養生して保護しておきます。
養生しておかないと他の部分まで塗り直すことになり、かえって手間がかかってしまいます。

ガムテープでも代用できますが、市販の養生テープやマスキングテープなどを使ったほうが、扱いも簡単であり後で剥がす時もスムーズに作業ができます。

4.下地処理を行う

塗装をする場所は、下地の処理を念入りに行い、サンドペーパーなどを使って残っている塗料を剥がしておかなければなりません。
下地の処理を怠ると塗料が上手く付着せず、すぐに剥がれてしまいます。

また、軽く削るだけで小さなひび割れなどは補修できることもあり、他の部分に問題がないならこれだけで作業が終了することもあります。

大きなひび割れがある場合はコーキング材などで埋めて、平らな表面を作っておきます。下地処理は仕上がりを決める重要なポイントであるため、妥協せず念入に行いましょう。

5.下塗りをする

きれいに塗装をするには、複数回にわけて何度も塗ることが大切であり、最初の工程として下塗りを行います。
下塗りはもっともベースとなる部分であり、その後に重ねる塗料を付着させやすくする効果があります。

つまり、下塗りが正しくできていないと重ねた塗料が剥がれやすく、塗り直しとなって余計な手間がかかるため注意しなければなりません。
下塗りはローラーなどで広範囲を塗っていきますが、細部はブラシやハケなどを使います。
細部の塗り込みが甘いと、これも剥がれの原因となるため、作業は丁寧に行いましょう。

6.中塗りと上塗りをする

下塗りが完成した後は、きちんと乾燥するのを待ってから中塗り、上塗りと作業を進めていきます。
それぞれ完全に乾燥させることが大切であり、乾いていないうちに塗り重ねてしまうと剥がれやすくなってしまいます。

それぞれ時間のかかる作業ではありますが、きれいな仕上がりを求めたいなら、気長に乾燥するのを待ちましょう。

DIYで木造の外壁塗装にかかる費用相場

DIYで木造の外壁塗装にかかる費用相場

業者が行う作業をDIYで代用する大きなメリットは、コストを削減できることでしょう。
ただし、DIYであっても多少の費用はかかるため、事前に相場を知っておいた方がよいでしょう。

DIYの外壁塗装費用の相場は30~50万円

使用する材料や工具、その他の費用によって金額は異なりますが、DIYの相場は30~50万円程度になります。
いっぽう業者に依頼する場合は、30坪前後の家で60~120万円程度が相場でしょう。

項目 費用相場 特徴
DIY 30~50万円 ・業者に依頼するよりもコストが安い
・自分の好きなタイミングで行える
・手間と時間がかかる
・きれいな仕上がりにすることが難しい
業者に依頼 60万~120万円 ・スムーズに塗装が完了する
・仕上がりがよく確実性が高い
・費用が高い

DIYだとコストが削減できますが、費用が安い業者もありDIYとさほど変わらない場合もあります。
また、仕上がりの品質や作業の手間などを考えると、業者の費用も高くはないかもしれません。

DIYにかかる費用の内訳

DIYで作業した場合にかかる費用の内訳は、次の通りです。

道具・材料 費用相場
下塗り塗料 20,000~50,000円
中塗り塗料・上塗り塗料 100,000円~
高圧洗浄機 10,000~20,000円
ブラシ 500円~
バケツ 100円~
中性洗剤 1,000~3,000円
コーキング材 500~1,000円
サンドペーパー 200円~
ビニールシートとマスキングテープ 300円~
刷毛とローラー 500~1,000円
ヘルメット 2,000~10,000円
安全帯 4,000~15,000円
足場の依頼料 100,000~200,000円

すでに道具を持っていたり一部別のもので代用できたりするものもありますが、基本的には上記のコストがかかることは知っておきましょう。

DIYで木造外壁を塗装する際の3つの注意点

DIYで木造外壁を塗装する際の3つの注意点

自分のペースで作業ができコストも抑えられるDIYの塗装は魅力的ですが、注意点もあることは理解しておきましょう。

  • 業者が行うよりも工期が長くなる
  • 落下する危険性がある
  • 色むらや塗装がすぐに剥がれる可能性がある

これらの注意点を把握していないと、塗装に失敗してしまうかもしれません。

業者が行うよりも工期が長くなる

外壁の塗り替えは、業者に依頼した場合は数週間から1カ月程度で終わることが多く、DIYの場合は3カ月以上かかることも少なくありません。

作業に取れる時間によっても仕上がりまでの期間は異なりますが、土日しか作業できない場合は基本的には複数カ月かかると想定しておきましょう。

費用は安くなるものの時間はかかるため、トータルコストで考えると費用対効果が低くなる場合もあります。
時間に余裕があるなら問題ありませんが、外壁の剥がれなどで早急に対応しなければならない状況の場合、業者に依頼してなるべく早く塗装してもらうことをおすすめします。

落下する危険性がある

DIYでは足場の設置にコストがかかりやすくなりますが、足場の設置を放っておくと落下によるケガや死亡のリスクは格段に高まります。
そもそも足場を組んでも絶対に安全とは言い切れないため、脚立やはしごなどより不安定なものを使用するならリスクが高いのは当然です。

足場の設置はもちろんのこと、ヘルメットや安全帯を装着するなら安全管理は徹底して行い、少しでもリスクを排除して慎重に施すことが大事です。

また、高所での作業は万が一の場合に備えて、必ず二人一組で行うようにしましょう。
ひとりで行っていると、落下しそうになった、あるいは落下した際に素早く助けを呼ぶことができません。
リスクに備えることは大切であり、作業中は一瞬たりとも気を抜かないようにしましょう。

色むらがあったり塗装がすぐに剥がれたりする可能性もある

そもそも木造住宅に限らず、外壁の塗装は高い技術が必要な作業であり、DIYできれいな仕上がりになるとは限りません。
上手く塗装できずにすぐに剥がれてしまうことはもちろん、色むらが出ることも多いため注意が必要です。

時間をかけて塗装をしても、仕上がりの品質がいまいちで納得できないということもあります。
よりきれいな仕上がりを目指すために結局業者に依頼することになり、時間もお金も無駄にしてしまうこともあるでしょう。

仕上がりの品質をそこまで重視しない場合や、DIYに慣れていて自信がある人は挑戦してみても構いませんが、少しでも不安が残るようなら、無理せず最初から業者に依頼することがおすすめです。

木造の外壁はこまめな塗装メンテナンスが必要

今回は、木造住宅の外壁塗装をDIYで行う方法と、塗料の選び方や費用相場を解説しました。

他の構造と比べて、外壁の塗装が剥がれやすい木造住宅は、3~5年に一度程度の短いスパンでこまめにメンテナンスをしなければなりません。

メンテナンス回数が多いからこそDIYもおすすめですが、作業には細心の注意を払い妥協せずに丁寧に行うことが大切です。
DIYが難しい場合は無理せず業者に依頼して、こまめなメンテナンスを行いながら外壁をきれいな状態に保ちましょう。

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