外壁塗装

外壁塗装でローンは組める?金利相場・返済シミュレーションも金利別に一挙解説

外壁塗装でローンは組める?金利相場・返済シミュレーションも金利別に一挙解説

外壁塗装は一部分ならまだしも、外壁全体をおこなうとなると費用も高額になります。
そんなときに気になるのが、外壁塗装でローンは組めるか、ということです。
結論から言うと、外壁塗装でもローンを組むことはできます。

外壁は経年劣化が進みやすいため、ローンを組んで早めに塗り替えをすることで、結果的に工事にかかる費用をおさえることにもつながります。
今回は、外壁塗装でローンを組むメリットとデメリット、借入先、ローンを組んだときの返済シミュレーションなどを解説します。

小沢美奈子

監修者:小沢 美奈子 ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナー。大学を卒業後、損害保険会社で人材教育部門の社員教育・研修講師、火災保険の営業などに携わる。2012年にファイナンシャルプランナー資格を取得。FP事務所勤務を経て、K&Bプランニングを設立。現在はマネーコラムなどの執筆、セミナー講師、個人向けコンサルティングを通して、お金を「貯める・増やす・育てる」ためのスキルを広めている。フォトライターとしても活動中。著書に「本物の節約 残念な節約」(河出書房新社)

外壁塗装でローンは組める?

結論から言うと、外壁塗装でローンを組むことは可能です。
一般的なローンと同じく銀行、または信販会社から借りるのが主な方法です。
屋根と外壁の塗装は使用する塗料や家の規模によっても異なりますが、だいたい30坪の戸建て住宅で80~120万円ほどの費用がかかります。
家を新築する際や車の購入などでローンを組むのと同じように、外壁塗装でもローンを使用することができます。

外壁塗装でローンを組む3つのメリット

ローンは借金になるためあまり良い印象を持たれていない方も多いかもしれません。
また、外壁塗装は風呂釜の故障や水道トラブルと違い、即日の修理は必要ない工事です。
そのため、お金が貯まるのを待ってから・・・と思われる方もいるでしょう。

しかし、ローンも使い方を工夫すれば住宅にとっても家計にとってもメリットは多いと考えられます。
メリットとして代表的なものは以下の3つです。

  • 結果的にかかるリフォーム費用をおさえられる
  • 手元資金がなくても外壁塗装ができる
  • 手元に資金を残しておける

ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

1.結果的にかかるリフォーム費用をおさえられる

外壁塗装でローンを組むメリットのひとつめは、結果的にかかるリフォーム費用をおさえられることです。
外壁塗装は適切な時期に行わないと、防水性が保たれなくなり、外壁そのものや、雨漏り、構造体の劣化に繋がります。
ひどい場合には、建て替えが必要になり工事費用がかさんでしまうことも。

外壁塗装を検討している人の中には、一括で支払おうと何年も貯金が貯まるのを待つ人もいます。
しかし、そうしている間に劣化が進み、結果的に修繕費がローンの金利より高くなってしまう可能性もあるのです。
劣化が進む前にローンを利用して早めに工事をすれば、結果的に費用をおさえることにつながります。
目安として、資金を集めるのに3~5年ほどかかる場合は、先にローンを組んで工事をするのがおすすめです。

2.手元資金がなくても外壁塗装ができる

外壁塗装でローンを組むメリットの2つめは、手元資金がなくても外壁塗装ができることです。
外壁塗装をそろそろしなければと思っていても、手元資金がなくて取りかかれない方もいるのではないでしょうか。
また、工事にかかる費用を貯金するにしても、上手く続けられない人も多いでしょう。

とはいえ、劣化が激しい場合は早めに塗り替えした方が、経済的でもあります。
その際、資金がなかったとしても、ローンを利用すれば、すぐに工事を依頼できます。

3.まとまった資金を残しておける

外壁塗装でローンを組むメリットの3つめは、まとまった資金を残しておけることです。
子どもの進学が控えている家庭などでは、まとまったお金を確保しておきたいところ。そのようなご家庭では、ローンが役立ちます。
ローンを活用すれば一気に資金が減ることはなく、月々少しずつの支払いで済むため、家計の負担になりにくいからです。
また、予期せぬ出費に備えるために、まとまった資金を手元に残しておきたいと考える人は多いもの。
仮に、工事費用を払えるだけの貯蓄を確保しているご家庭でも、ローンを利用すれば手元にまとまった資金を残しつつ、工事を依頼することができます。

外壁塗装でローンを組む2つのデメリット

一方、ローンを組むのにはデメリットもあります。
具体的には以下の2つです。

  • 金利がかかる
  • 審査があるため確実に借りられるとは限らない

ひとつずつ詳細を見ていきましょう。

1.金利がかかる

当たり前ですが、ローンを使うと金利がかかります。
クレジットカードの分割払いなどと比べれば、外壁塗装工事のためのローン金利は低くなりますが、現金で支払うよりは最終的に支払う金額が高くなるデメリットがあります。
仮に、金利4%で120万円のローンを返済期間5年で借りた場合、金利だけで約12.5万円かかります。
ローンを利用する際は、金利の総額を計算したうえで利用を検討しましょう。

2.審査があるため確実に借りられるとは限らない

ローンを組む際には、借り手が将来にわたり問題なく返済できるかどうかの審査を受けることになります。
金融機関によっては審査が厳しく、場合によっては通らないこともあるかもしれません。
なお審査では、収入面だけでなく、年齢、健康状態、職種など、自分の努力だけでは改善の難しい項目が審査対象になっている場合もあります。

審査が下りず工事がキャンセルになる場合もあるので、ローンを検討する場合は早い段階で事前審査などを受けておくことをおすすめします。

外壁塗装のローンはどこから借りる?

外壁塗装でローンを組みたくても、実際どこのローン会社を利用したらいいのか分からない方も多いでしょう。
ローンの組みやすさや、金利、審査の時間などでいくつか候補をまとめましたので参考にしてみてください。

ローンの借入先別の特徴
ローン先 特徴 金利 こんな人におすすめ
銀行の有担保ローン
  • 担保が必要だが金利を低くおさえられる
  • 審査が厳しい、時間がかかる
  • 借入金額が高額でも対応できる
  • 借入可能期間が長い(35年など)
1%未満~10%
  • 金利をおさえたい
  • 手続き、審査に時間がかかってもいい
銀行の無担保ローン
  • 手続き、審査が早く済む
  • 塗装会社と提携している場合もある
4~15%
※条件によっては1%未満のものもある
  • 手続き、審査を早く終わらせたい
  • すぐに資金調達したい
信販会社
  • 手続き、審査が早く済む
  • 年収の三分の一以下までしか借入ができない
  • ポイントを貯められたり、団体信用生命保険に入れたりする場合も
時期によって変動
  • 手続き、審査を早く終わらせたい
  • すぐに資金調達をしたい
  • ポイントを貯めたい

銀行の無担保ローン、信販会社は手続き、審査が早いメリットがありますが、金利が高くなることもあります。
それぞれのメリットデメリットを見極めて、ローンの借り先を選びましょう。

銀行

銀行のローンは住宅ローンを借りている場合、住宅ローンとリフォームローン合わせたトータルの返済計画を相談できるなどのメリットがあります。
銀行のローンには、不動産などを担保にすることでお金を借りる「有担保ローン」と担保なしで借り入れできる「無担保ローン」があります。
なるべく金利をおさえたい場合は有担保ローンがおすすめですが、外壁塗装などの100万円前後の融資の場合、手続きの簡便さと融資のスピードから、無担保ローンを選ばれるケースも多いです。
両者を比べてみて、有利な条件で借りられるローンを選びましょう。

有担保ローン

銀行の有担保ローンでは担保が必要ですが、代わりに金利はおおむね1%未満~10%と低めであるため、金利をおさえたい人におすすめです。
ただし、有担保ローンは保証料、担保の抵当権設定登記費用、印紙代、事務手数料などの費用や、手続きの手間がかかります。
加えて、有担保ローンは一般的に審査に時間がかかるため、工事日程が差し迫っていて今すぐにでも借りたいという方にはおすすめしません。

無担保ローン

銀行の無担保ローンはだいたい4~15%と金利は有担保ローンより高い傾向にありますが、塗装業者と提携している場合もあり、手続きや審査が比較的スムーズに済むメリットがあります。
金利は高くてもすぐに外壁塗装をしたいという方におすすめです。
なお、条件によっては金利が1%~のものもあります。

信販会社

自分で信販会社を探し、ローンを組むという方法もあります。
一般的に信販会社のローンは、審査が早く、手続きも簡便です。
会社によっては、ポイントが貯められたり、万が一自分が亡くなってしまったりしときのための団体信用生命保険に加入できるところもあります。

ただし適用される金利は、申し込み時期によって大きく変動するなど、ほかのローンと比べて高くなることもあるので注意しましょう。

ローンを組んだときの返済シミュレーション

ローンを組んだらどのように返済をしていくのでしょうか。
具体的に100万円を借り入れした場合を想定し、金利0.8%、2.0%、3.0%といくつかの例を挙げてシミュレーションしてみましょう。
すべてボーナス返済なし、元利均等返済、金利は初回から同一という条件です。

金利0.8%の場合

金利0.8%で返済期間を3、5、10年としたときの月々の返済額、返済総額を見ていきます。
3年で返済すれば、表のとおり利息分の返済は12,356円と比較的安価に済むことが分かります。

金利0.8%で100万円を借りたときの返済シミュレーション
返済期間 月々の返済額 返済総額
3年 28,121円 1,012,356(うち利息分12,356)円
5年 17,007円 1,020,420円(20,420円)
10年 8,673円 1,040,760円(40,760円)

金利2.0%の場合

金利2.0%で返済期間を3、5、10年としたときの月々の返済額、返済総額を見ていきます。
3年で返したときの利息は、金利0.8%のときの12,356円と比べ31,112円と2~3倍ほどになっています。

金利2.0%で100万円を借りたときの返済シミュレーション
返済期間 月々の返済額 返済総額
3年 28,642円 1,031,112(うち利息分31,112)円
5年 17,527円 1,051,620円(51,620円)
10年 9,201円 1,104,120円(104,120円)

金利3.0%の場合

金利3.0%で返済期間を3、5、10年としたときの月々の返済額、返済総額を見ていきます。
3年で返済したとしても利息分として46,916円支払うことになり、10年で返済ともなると利息分で16万円近い金額を支払うことになります。

金利3.0%で100万円を借りたときの返済シミュレーション
返済期間 月々の返済額 返済総額
3年 29,081円 1,046,916(うち利息分46,916)円
5年 17,968円 1,078,080円(78,080円)
10年 9,656円 1,158,720円(158,720円)

外壁塗装でローンを組むときの注意点

外壁塗装でローンを組むときの注意点は以下の3つです。

  • 塗装業者の提携ローンは金利が高すぎないか確認する
  • 借入限度額で塗装費用をまかなえるか確認する
  • 返済期間の長さが10年以上にならないか確認する

それぞれ説明していきます。

塗装業者の提携ローンは金利が高すぎないか確認する

塗装業者が提携しているローンを勧められることがあります。
手続きも楽にできるため魅力的ですが、金利が10%を超えることがあるなど、ほかと比べて金利が高くなることがあります。
塗装業者から提携ローンを持ちかけられても即契約せず、一度持ち帰り、ほかのローンと比較検討するようにしましょう。

借入限度額で塗装費用をまかなえるか確認する

ローンを組んでお金を借りるときは、依頼予定の外壁塗装の費用をまかなえるかを確認しましょう。
ローンには借入限度額があります。
塗装業者から見積もりをもらい、塗装費用総額が借入限度額におさまるかを確認したうえでローンの契約をしましょう。

返済期間の長さが10年以上にならないか確認する

外壁塗装でローンを使用するときは、返済期間にも注意しましょう。
なぜなら、返済期間が10年以上と長くかかる場合、返済期間中に次の外壁塗装をしなければいけなくなるケースも考えられるからです。
次の塗装でもローンを組むと、2つのローンを抱えることになってしまうので、外壁塗装のローンは返済期間をなるべく短くするのがおすすめです。

ローン以外で資金を調達する方法

ローン以外で資金を調達する方法としては、自治体の補助金、助成金制度があります。
「省エネ塗料を利用している」「地元の業者に工事を依頼する」など、自治体ごとに条件は様々。
まずはお住いの地域の市区役所・町村役場に確認してみましょう。

なお、一般社団法人 住宅リフォーム推進協議会が運営する以下のサイトでは、地方公共団体が実施する住宅リフォーム支援制度を検索できます。
地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト(令和3年度版)

また、さいたま市のさいたま市勤労者支援資金融資のように、自治体が銀行と組んでお得な融資をおこなっている自治体も存在します。

外壁塗装の助成金については、下記の記事も参考にしてください。
外壁塗装で助成金・補助金を受け取る方法は?条件と申請手順・注意点を解説

このように、補助金や助成金に加え、銀行とのコラボ融資をおこなっている自治体もあります。ローンを組む方を検討している方も、一度調べてみてはいかがでしょうか。

まとめ

それでは外壁塗装でのローンについてのおさらいをしましょう。

  • 外壁塗装でローンを組むことができる
  • 外壁塗装でローンを組むメリットは「劣化が進む前に外壁塗装ができる」「手元資金が無くても外壁塗装できる」「資金を残しておける」など
  • 外壁塗装でローンを組むデメリットは「金利がかかる」「審査があるため確実に借りられるとは限らない」など
  • 外壁塗装のローンの借り先としては、銀行(有担保・無担保)、信販会社などがある
  • ローンを組む前には、返済期間、月々の返済額、返済総額についてシミュレーションしておくことが肝心
  • ローンを組む際の注意点は「塗装業者の提携ローンは金利が高すぎないか確認する」「借入限度額を確認する」「返済期間が長すぎないか確認する」の3つ
  • ローン以外で資金を調達する方法としては、自治体の補助金・助成金制度がある

外壁塗装は費用が高額になることが多いのですが、ローンを上手く使えば家計を圧迫せずに資金を調達できます。 返済シミュレーションを念入りにしておくこと、自分に合ったローン会社を選ぶことなどを念頭に、かしこくローンを活用しましょう。

監修者情報

小沢美奈子

監修者:小沢 美奈子 ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナー。大学を卒業後、損害保険会社で人材教育部門の社員教育・研修講師、火災保険の営業などに携わる。2012年にファイナンシャルプランナー資格を取得。FP事務所勤務を経て、K&Bプランニングを設立。現在はマネーコラムなどの執筆、セミナー講師、個人向けコンサルティングを通して、お金を「貯める・増やす・育てる」ためのスキルを広めている。フォトライターとしても活動中。著書に「本物の節約 残念な節約」(河出書房新社)

公式サイト https://kandbplanning.org/
監修者コメント 持ち家を保有している限り、定期的な補修は必ず必要なことです。本来、リフォームや補修のための資金は事前に用意しておきたいところですが、教育費や医療費など、想定外の支出で、十分に確保できないケースもあるでしょう。
そんなときに便利なのが、ローンの利用です。最近は使い勝手の良いローンが増えてきている印象です。
ただし、思い立ったらすぐにローンを組むのは禁物です。ローンを利用する際は、ご自身の貯蓄額やほかのローンの有無など、家計全体のバランスを考慮し、将来にわたり返済が可能かどうかをしっかり確認したうえで利用するようにしましょう。

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