外壁塗装

ウレタン塗料とは?塗装剤の特徴やおすすめ塗料の種類を紹介

ウレタン塗料とは?塗装剤の特徴やおすすめ塗料の種類を紹介

ウレタン塗料とは、ポリウレタン樹脂が主成分の塗料です。
扱いやすく柔軟性があるので、サイディング外壁から金属屋根など、様々な素材に塗装をすることができます。
特に、木材系の外壁、塩ビ素材の雨樋、金属部品、軒天などによく使用されます。

ここでは、ウレタン塗料の特徴や種類のほか、代表的な製品の一部を紹介していきます。

ウレタン塗料の特徴

ウレタン塗料の特徴は、主成分である「ポリウレタン」の特徴が大きく反映されています。
そのため、ポリウレタンを使用した他の製品(水着の繊維や靴底、接着剤など)と同じような特徴を持っています。

ウレタン塗料の特徴

  • 弾力がある
  • 密着性が高い
  • 光沢がある
  • 水分・紫外線・熱・塩分に弱い
  • 比較的価格が安い

ここからは、ウレタン塗料の5つの特徴について詳しく紹介していきます。

弾力がある

弾力がある

ウレタン塗料の主成分であるポリウレタンは、ゴムのような弾力があります。
そのため、ウレタン塗料は、塗り終わった後に適度な弾力を保つことができます。
ウレタン以外の塗料でも、「弾性」といって柔軟性がプラスされた塗料もありますが、主成分だけで弾力のある塗料はウレタンだけです。

柔軟性があることで、塗装後にひび割れすることが少なくなるため、柔軟性が求められる素材(木材・モルタルなど)への塗装に、ウレタン塗料が使われます。
一方、断熱材が入っているサイディング外壁に使用すると、塗料と外壁の間にこもった熱によって塗料が膨れてしまい、剥がれやすくなってしまいます。

密着性が高い

ポリウレタンは、接着剤にも使用されている素材のため、高い密着性があります。
密着性が高いということは、塗料が壁にしっかりとくっついて、はがれにくいということです。

そのため、塗料がはがれやすい金属製の素材や、塗装面積が少ない雨樋・雨戸など付帯部分への塗装に適しています。

ただし、塗料自体が劣化してしまえば、他の塗料と同様に剥がれてきてしまいます。

光沢がある

ウレタン塗料は、塗装後にツヤツヤとした光沢が出ます。
ピカピカの外壁は高級感のある仕上がりになるため、家のイメージに合わせて、ウレタン塗料を選ぶ人もいます。

艶のある仕上がりにしたくない場合は、ツヤが少ない種類の塗料を選ぶか、艶消し剤を入れることができます。
ただし、艶消し剤を入れることで耐久性が下がってしまうため、ウレタン塗料よりも耐久性が高い塗料(シリコン・フッ素等)を使うのがおすすめです。

水分・紫外線・熱・塩分に弱い

ウレタン塗料は、水・紫外線のほか、熱や塩分にも弱いため、シリコンやラジカル塗料に比べて耐用年数が低く設定されています。

塗料の種類 耐用年数
アクリル塗料 4年~7年
ウレタン塗料 6年~10年
シリコン塗料 8年~15年
フッ素塗料 8年~15年

日照時間の多い地域や沿岸部などでは、耐用年数がさらに短くなるおそれがあるため、耐久性が高いフッ素塗料がおすすめです。

水や日光に当たらない軒天の塗装では、ウレタン塗料を使用することもあります。

比較的価格が安い

ウレタン塗料は、代表的な塗料の中では、2番目に安い塗料です。

塗料の種類 施工単価(1㎡あたり)の相場
アクリル塗料 1,000~1,500円
ウレタン塗料 1,700~2,200円
シリコン塗料 2,300~3,300円
フッ素塗料 2,700~3,600円

「とにかく安く施工したい」という場合にも、ウレタン塗料が選ばれることもあります。

ただし、耐用性が低いため、次の塗り替えまでの期間が短くなってしまい、長期的に見るとかえって費用が高くなってしまうこともあります。
特に、ウレタン塗料の塗装に向かない素材や場所に使用する場合、耐用性が下がるので、少し高くてもシリコン塗料を使いましょう。

ウレタン塗料と相性がよい素材

ウレタン塗料は弾力がある素材のため、伸縮したりひび割れしたりしやすい素材に適しています。 また、密着性が高いので、金属や塩ビなどの素材にもよく使用されます。

ウレタン塗料が適している素材

  • 木材・木材系外壁
  • モルタル外壁
  • 塩ビ製の雨樋
  • 雨戸や金属製の金具部分

一方、ウレタン塗料は耐久性が低いので、塗料の耐久性が重要になる素材には適していません。
上述したように、断熱材が入ったサイディング外壁への塗装も向いていません。

ウレタン塗料が適さない素材

  • ALC外壁
  • 断熱材が入ったサイディング外壁

また、紫外線や水に弱いという特徴もあるため、日光や雨にさらされる屋根への塗装は、素材に関わらず向いていないです。

ウレタン塗料の種類

ウレタン塗料の種類

ウレタン塗料には、水性油性の2種類があります。
さらに油性塗料は、そのまま使用できる「1液」と、使用の直前に硬化剤と混ぜて塗装をする「2液」の2種類に分かれます。

塗料を希釈している液体が水の場合は「水性」、シンナー等の薬剤で希釈している場合は「油性」と呼ばれます。
自分で塗るなら水性、プロに依頼するなら油性がおすすめです。

水性・油性塗料のメリットとデメリット
塗料の種類 メリット デメリット
水性 ・臭いが少ない
・簡単に上手に塗れる
・油性より安い製品が多い
・寒い日・雨の日などは乾きにくい
・ツヤが長持ちしにくい
油性 ・長くツヤを維持し、劣化しにくい
・油性塗料でしか塗れない素材(金属など)もある
・塗装後も臭いが残りやすい
・慣れない人は上手に塗るのが難しい

「1液」とは、塗料を固める硬化剤が最初から塗料に入っているので、開封したらすぐに使用することができます。
硬化剤が塗料と別の容器で売られているものは「2液」といい、使用前にひと手間かかりますが、速乾性があり様々な素材に塗装できます。
施工が長引きそうな場合は1液、冬場・梅雨時期に塗装する場合は2液がおすすめです。

1液・2液のメリットとデメリット
塗料の種類 メリット デメリット
1液 ・準備に手間がかからない
・時間を気にせず塗れる
・耐久性が低い
・金属への塗装には向いていない
2液 ・乾くのが早い
・1液よりも耐用年数が3年長い
・塗装までに手間がかかる
・硬化剤の配合が難しく、慣れない人には不向き
・混ぜた後は決められた時間内に塗り終えなければいけない

おすすめウレタン塗料

ウレタン塗料は、少し前まで外壁塗装の主流だった塗料です。
そのため、様々なメーカーからたくさんの製品が販売されています。

そこでここでは、シェア80%以上を占める大手メーカー3社「日本ペイント」「関西ペイント」「エスケー化研」の中から、おすすめ塗料を紹介していきます。

※価格は1缶あたりで、モノタロウを参考にしています
※情報はすべて2021年1月現在のものです

水性のおすすめ塗料

水性のウレタン塗料は、扱いやすいため、DIYでの塗装に向いている塗料です。
ただし、耐久性が低く、塗れる素材も少ない傾向があります。

水性ファインウレタンU100(日本ペイント)
価格 15,900円
容量 15kg
耐用年数 -
塗れる素材 各種外壁、コンクリート、モルタル、一部鉄部、金属素地系、アルミカーテンウォール、プラスチック
特徴 塗った後に乾くのが速い。鉛などを使用していないため、環境に優しい。
水性エコファイン(エスケー化研)
価格 11,900円
容量 16kg
耐用年数 6~8年
塗れる素材 コンクリート、セメントモルタル、スレート板、石膏ボード、鉄部(室内もしくは室外の雨が当たらない場所のみ)
特徴 透湿性が高いため、塗料の膨れや剥がれを防止できる。

油性1液のおすすめ塗料

1液の油性塗料は、2液と比べれば塗りやすく、水性と比べて塗れる範囲が広いので、バランスがとれた塗料です。
ただし、価格は水性よりも高く、耐久性は2液より下がります。

一液ファインウレタンU100(日本ペイント)
価格 13,900円
容量 15kg
耐用年数 -
塗れる素材 コンクリート、モルタル、金属(鉄・亜鉛メッキ面・ステンレス・アルミ)
特徴 透湿性が高いため、結露が起きにくくなる。速乾性が高く、冬場でも施工が可能。
1液マイルドウレタン(エスケー化研)
価格 13,900円
容量 15kg
耐用年数 8~10年
塗れる素材 コンクリート、セメントモルタル、ALCパネル、スレート板、サイディングボード、金属(鉄部・亜鉛メッキ鋼・アルミニニウム・ステンレスなど)、木部
特徴 油性のなかでも臭いが少ない。かびや藻が生えにくく、汚れにくい。

油性2液のおすすめ塗料

油性2液は、ウレタン塗料のなかで最も耐久性が高い塗料です。
そのぶん、値段が高く、塗装の難易度も上がります。

セラMレタン(関西ペイント)
価格 11,770円(硬化剤込み、楽天参照)
容量 16kg
耐用年数 6~8年
塗れる素材 コンクリート、モルタル、無機建材、金属(鉄・アルミニウム・亜鉛メッキ鋼材)
特徴 塗料にセラミック(細かい石など)を含んでいるため、汚れにくく、カビや藻も生えにくい。
ファインウレタンU100(日本ペイント)
価格 18,900円(硬化剤込み)
容量 15kg
耐用年数 -
塗れる素材 コンクリート、モルタル、金属(鉄・亜鉛メッキ・ステンレス・アルミ)、木部、カラー鋼板
特徴 通常の硬化剤のほか、「木部・弾性用」「防錆形」「低汚染形」などがあり、用途によって使い分けが可能。
クリーンマイルドウレタン(エスケー化研)
価格 14,900円(硬化剤込み)
容量 15kg
耐用年数 10~12年
塗れる素材 コンクリート、セメントモルタル、ALCパネル、スレート板、GRC板、押出成形セメント板、各種サイディングボード、金属(鉄・亜鉛メッキ鋼・アルミニウム・ステンレスなど)
特徴 セラミック(細かい石など)配合で汚れにくい。カビ・藻などの微生物による汚染も防ぐ。

まとめ

ウレタン塗料は、ひび割れしにくく、密着性が高い塗料で、他の塗料に比べると比較的安価なのが魅力です。
しかし、他の塗料に比べて耐用年数が低いというデメリットもあります。

ウレタン塗料の特徴から、ウレタン塗料がおすすめの人と、そうでない人をまとめました。

ウレタン塗料がおすすめの人

  • 木材・モルタルなどの外壁に塗装がしたい
  • 塗装後はツヤツヤな仕上がりにしたい
  • 雨樋や雨戸などもまとめて塗装したい
  • とにかく安く塗装したいが、耐久性も多少は気になる

ウレタン塗料がおすすめではない人

  • 断熱材が入ったサイディング外壁に塗装がしたい
  • 多少金額が高くなっても、耐久性が高い塗料を選びたい
  • 日照時間が長い地域もしくは海の近くに住んでいる
  • ツヤのある仕上がりは避けたい

どちらにも当てはまらなかった場合は、耐用年数が高く、比較的安価なシリコン塗料がおすすめです。

ファインドプロは、地域に密着した業者を紹介しています。 被害状況のヒアリングをもとに、外壁塗装や工事などの作業にかかる費用をお電話口にて概算でお知らせ。 工事・施工前の無料見積もりも行っているため、安心して屋根修理業者を選ぶことが可能です。 また、様々な外壁・塗装方法に対応しており、サイディングやモルタル壁に適した補修を行います。 塗装を行うことで、劣化を防ぐだけでなく、防水や耐震の効果もあります。 さらに本サイトでは、外壁塗装の種類や方法などの知識から、悪徳業者に捕まらないポイント、保険適用の手段も紹介しています。 火災保険や補助金を使用して、お得に業者に依頼しましょう。

ファインドプロの3つのあんしん

ファインドプロでは困った人によりそい、安心を感じていただけるように信頼できるサービスを提供いたします。