外壁塗装

外壁塗装にはウレタンコーキング材が適切?特徴や他素材について解説

外壁塗装にはウレタンコーキング材が適切?特徴や他素材について解説

外壁塗装をする際のコーキング材には様々な種類があり、そのひとつとしてウレタンがあります。
コーキング材は種類ごとに違った特徴を持っているため、当然ウレタンにも特有のメリットとデメリットがあります。

種類ごとの違いを把握して、自宅の外壁塗装で使用するのにふさわしいコーキング材は何か、本当にウレタンがよいのか見極めていきましょう。

ウレタンコーキング材で塗装する2つのメリット

ウレタンコーキング材で塗装する2つのメリット

外壁塗装をウレタンのコーキング材で行うメリットは、主に次の2つです。

  • 耐久性が高い
  • 安価で購入できる

これら2つの魅力を深堀りして、ウレタンコーキング材への理解を深めていきましょう。

メリット①:耐久性が高い

ウレタンコーキング材は硬いものの弾力性があり、硬化するとゴムのような特性を持ちます。
そのため耐久性が高く、一度塗装すると長持ちしやすいのは大きなメリットです。

ウレタンのコーキング材はコンクリートのひび割れを補修するために使用されることも多く、自宅での利用にも適しています。
耐久性が高いためメンテナンスの手間も少なく、一度塗装しておくと長持ちしやすいでしょう。

メリット②:変成シリコンと比べると安価

コーキング材のひとつに変成シリコンがありますが、これと比較するとウレタンは価格が安く、手軽に購入できます。
材料費が安くなるため業者に依頼した場合でもコストを削減しやすく、自分で補修をする場合も費用の負担がさほどかからないでしょう。

メーカーによって金額に差がありますが、ウレタンコーキング材は1,000円程度で購入できる場合が多いです。
対して変成シリコンは高いものだと3,000~4,000円程度することもあるため、コスト重視で選びたいならウレタンコーキング材がおすすめです。

ウレタンコーキング材で塗装する3つのデメリット

ウレタンコーキング材で塗装する3つのデメリット

耐久性や価格の面で魅力があるウレタンコーキング材は、同時にデメリットもあるため注意しなければなりません。

  • 紫外線に弱く汚れやすい
  • アルコールと相性が悪い
  • 硬化にかかる時間が長い

これら3つのデメリットを把握して、使用時にマイナスに働かないか考えておくことが大切です。

デメリット①:紫外線に弱く汚れやすい

ウレタンコーキング材は耐久性が高いものの、紫外線には弱く汚れやすいというデメリットがあります。
表面に露出していると紫外線によって劣化したり、ほこりや汚れなどを吸収して密着力が弱くなったりするため、注意しなければなりません。
使用する際には紫外線が当たりやすいむき出しになっている目地は避け、ガラス周りなどにも使わないほうが無難でしょう。

デメリット②:アルコールと相性が悪い

硬化によって硬さと弾力性を発揮するウレタンコーキング材ですが、アルコールとの相性は悪く、同時に使用すると硬化不良が起きます。
きちんと固まらなくなるため剥がれやすくなったり、早期に劣化したりするため注意が必要です。
アルコールが発散するタイプとしてはシリコン系のコーキング材があり、これとは一緒に使わないようにしましょう。
アルコールを発散しないものとなら併用は可能ですが、一部選択肢が限定されることはデメリットのひとつです。

デメリット③:硬化にかかる時間が長い

塗装してから硬化するまでの時間の長さもデメリットのひとつであり、長時間経たないと状態が安定しません。
塗布してから表面が硬化するまでに2時間程度、皮膜が硬化するまでにいは4時間程度かかるため、即効性を求める人には不向きでしょう。
条件次第ではさらに時間がかかることも多く、完全に硬化するには1週間程度の時間を要することも少なくありません。

塗装にウレタンコーキングを行う際の流れ

塗装にウレタンコーキングを行う際の流れ

メリットとデメリットの両方があるウレタンコーキング材ですが、塗装で使用するコーキング材として優れた点があることは確かです。
そのため、実際に塗装する際に備えて、どのような流れで作業を行うのか知っておくことが大切です。
コーキングの作業工程は、補修の内容によって少しずつ異なります。

ひび割れ補修を行う場合

外壁のひび割れを補修する場合には、まずは外壁を洗浄して汚れなどを落としておきます。
汚れが付着した状態ではコーキング材が上手く固まらず、すぐに剥がれてしまうことも多いため注意が必要です。

ただし、コーキングが弱くなっている状態で高圧洗浄機など水圧の強いものを使用すると、内部に漏水してしまう可能性があるため注意しなければなりません。
高圧洗浄機を使うならコーキングの後にし、事前の掃除はブラシなどを使って簡単に汚れを落とす程度に押さえましょう。
表面をきれいにし、乾燥させてからひび割れ部分にコーキング材を注入していきます。

その後、コーキング材が乾くのを待ってから塗装を行い、きれいな状態へと修復していきましょう。
そのまま塗装するよりも先にコーキング材でひびを埋めたほうが見栄えがよく、塗料の密着性も高くなります。
また、コーキング材を注入するだけで補修箇所が目立ってしまい、かつ紫外線などの暴露によって劣化が進んでしまうこともあるため、上塗りで塗装をすることは大切です。

サイディングやALCの場合

一般的なつるりとした表面の外壁ではなく、凹凸のあるサイディングボードやALCボードなどを使用している場合も、まずは表面のきれいにしていきます。
高圧洗浄機を使う場合はコーキング後に行うことが基本であり、事前の清掃では軽く汚れを落とす程度に留めます。

特にサイディングやALCは凹凸があるため目地の隙間ができやすく、コーキングが劣化した状態で水を流すと漏水しやすいため注意しなければなりません。
表面をきれいにした後はコーキング材で補修していきますが、打ち替えか打ち増しのどちらを選ぶかで、作業の手順は異なります。

打ち替えは既存のコーキングをカッターなどで削って剥がし、完全に取り除いてから新たにコーキング材を埋める方法です。
対して打ち増しは剥がれている部分にコーキングを充填し、穴をふさぐ要領で作業を行います。

どちらの方法を選ぶかは、周辺のコーキングの劣化状況を見て決めます。
コーキングが全体的に劣化してきているなら打ち替えを、該当する一部のみ破損していて周囲に問題はないなら打ち増しをするとよいでしょう。

外壁塗装におすすめのウレタンコーキング材

外壁塗装におすすめのウレタンコーキング材

DIYで外壁塗装をする際のウレタンコーキング材としては、次の2つがおすすめです。

  • コニシ ボンド:ウレタンコーク
  • セメダイン:内外装用シーリング材ウレタンシール

それぞれ特徴が少しずつ異なるため、違いを把握して自分に合ったものを選びましょう。

コニシ ボンド:ウレタンコーク

コニシボンドはウレタンコークのコーキング材であり、1,000円程度の比較的安価で購入できます。

上から吹き付け塗装をしても目地が汚染しづらく、振動や伸縮に対する追従性が高いため、耐久性も高いといえるでしょう。
低温下でも押し出しやすいため、コーキング材が硬くなりやすい冬場でも作業がしやすいでしょう。

コーキングと上塗りの塗料を密着させやすくする専用のプライマーも付属しており、塗装を剥がれづらくできる点も魅力です。

参考:コニシ ボンド:ウレタンコーク

セメダイン:内外装用シーリング材ウレタンシール

セメダインの内外装用シーリング材ウレタンシールは、1,000円以下の安価でも購入できるため、手軽に買いやすい点が魅力です。

塗装非汚染タイプのため環境にも配慮しており、汚染が少ない点も大きな特徴でしょう。
コンクリートやモルタル、ジョイントの目地などの防水に最適であり、幅広い用途で使用できます。

参考:セメダイン:内外装用シーリング材ウレタンシール

ウレタン以外の塗装に適しているコーキング材

ウレタン以外の塗装に適しているコーキング材

外壁に使用できるコーキング材はウレタンだけではなく、他にもシリコンや変成シリコン、ポリウレタンやアクリルなど様々なものがあります。

種類 特徴 よく使用される場所
シリコン ・耐久性に優れている
・価格が安い
・密着性に優れていてプライマーなしでも施工可能
・乾燥が早い
・塗料の上塗りができない
・シリコンオイルにより周囲が汚染する
・2液タイプは硬く扱いづらい
・ガラス周り
・キッチン周り
・浴槽周り
変成シリコン ・使用用途が幅広い
・重ね塗りが可能
・周囲への汚染が少ない
・シリコンよりやや高い
・プライマーが必要
・重ね塗りをする塗料との相性によって、はじきやべたつきが出ることがある
・一般建築物の内外装の目地、サッシ周りなど
・モルタル、コンクリートの目地など
・ひび割れやタイル目地など
・各種屋根材や各種金属の目地、接合部のシールなど
ポリウレタン ・耐候性能が非常に高く暴露条件に強い
・塗料の付着性が高いため下地に使いやすい
・形状保持性が高い
・防水性・耐久性ともに高い
・コーキング材によって弾力や乾燥の速度が異なる
幅広い箇所で使用されている
アクリル ・重ね塗りが可能
・湿った箇所でも施工できる
・耐久性が低い
・充填後にコーキング材が痩せる
・使用用途が限定的
・モルタル、コンクリートなど
・ひび割れやタイル目地など
・ALCのパネル目地など

種類によって特徴が異なるだけではなく、使用に適した場所も異なります。
そのため、目的に合わせて使いわけることが大切であり、シーンによってはウレタンのコーキング材以外を使ったほうがよい場合もあるでしょう。

シリコン:安価で使いやすい

比較的安価で使いやすい点がシリコンの魅力であり、使用できる用途も幅広いです。
耐久・耐熱・耐水性のいずれも優れているため、ガラス周りやキッチン周り、浴槽周りなどにも使用できます。
乾燥が早いため素早い作業に向いていますが、塗料の上塗りができない点には注意しなければなりません。

コーキング材が見えてしまうため、基本的には目の届きづらい場所で使用することがおすすめです。
色の種類は豊富であるため、壁に合った色を使用すると、違和感なく補修しやすいでしょう。

変成シリコン:柔軟性がある

柔軟性の高いコーキング材としては変成シリコンがあげられ、幅広い用途で使用できる点が魅力です。
シリコンのコーキング材よりもやや高価ではありますが、その分機能性は優れており、周囲への汚染が少ないため安全にも使いやすいです。

また、重ね塗りが可能なため目につきやすい外壁でも使用しやすく、柔軟性の高さから凹凸のあるサイディングやALCボードなどで使用されることが多いでしょう。

重ね塗りの塗料との相性次第ではじいてしまったり、べたつきが出てしまったりすることもありますが、組み合わせさえ間違えなければ問題ありません。
他のコーキング材よりもコストは高いものの汎用性も高く、迷ったときには変成シリコンを選ぶと間違いは少ないです。

ポリウレタン:耐久性が高い

耐久性や耐候性が高い点がポリウレタンの魅力であり、紫外線などにも強いです。
そのため、目地が露出している部分に使用されることも多く、形状保持性の高さから幅広い用途で活用されています。
耐水性も高いため水回りでの使用にも適しており、優秀なコーキング材といえるでしょう。

デメリットは商品によって弾力や乾燥の速度にばらつきがあるという点であり、自分に合ったものを見つけてしまえば、解消できるマイナスポイントでもあります。

アクリル:弾力性が高く扱いやすい

水性で弾力性が高いことがアクリルの特徴であり、湿気が多い場所でも使用可能です。
弾力性の高さから扱いやすくはありますが、反面耐久性はやや低いため注意しなければなりません。
充填するとコーキング材が痩せていくため、定期的にメンテンスをする必要があります。

使用できる箇所が限定的ではありますが、他のコーキング材では使用しづらい湿気の多い場所でも使えるのは大きな魅力でしょう。

塗装の用途に合ったコーキング材を選ぼう

この記事では、外壁塗装に使用するウレタンコーキング材の特徴や他素材について解説しました。
ウレタンのコーキング材には様々な魅力がありますが、コーキング材の選択肢はこれだけではありません。
他にも種類は多数あり、それぞれで特徴や使用に適したシーンが異なります。

ウレタン素材が絶対的によいというわけではないため、塗装の用途に合わせて、そのときにもっとも使いやすいコーキング材を選びましょう。

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