クリヤー塗装の特徴は?注意点とおすすめ塗料をご紹介

あなたは、クリヤー塗装について情報をお探しではありませんか?
一口に「クリヤー塗装」といっても、塗料にはいくつもの種類があり、それぞれ性能が異なります。
また、クリヤー塗装が使用できない外壁もありますので、きちんと把握しておかないと塗装に失敗してしまうかもしれません。
せっかく高額な費用をかけてクリヤー塗装したのに、失敗してしまうのは絶対に避けたいですよね。
そこで、今回はクリヤー塗装の特徴についてご紹介します。
クリヤー塗装にかけた数十万円、数百万円の費用を無駄にしないためにも、このページを最後までご覧ください。
クリヤー塗装とは
クリヤー塗装とは、顔料を含まない無色透明な塗料で外壁を塗装することです。
クリヤー塗装は、主に「外壁の保護」を目的として行いますので、「見た目を変えたい」という場合では用いません。
また、クリヤー塗装は無色透明ですので、外壁材のデザインを塗りつぶしてしまうことがありません。
「外壁を保護したいけれど、せっかくの外壁材のデザインがなくなってしまうのはイヤ」という方におすすめです。
クリヤー塗装ができる壁の条件
クリヤー塗装ができる壁には、いくつか条件があります。
まずは、下記のリストをご覧ください。
- 築浅な建物の外壁
- 傷や亀裂が少ない
- 光触媒・無機の表面コーティングではない
- レンガ材の壁ではない
- タイル材の壁ではない
- 親水性を持たない壁
クリヤー塗装は透明なため、外壁の劣化や傷などをカバーする効果はありません。
もし、築年数が経過していて、外壁の古さが目立っていたり、外壁に傷や亀裂がある状態でクリヤー塗装してしまうと、せっかく施工しても仕上がりは良くありません。
また、光触媒・無機塗料でコーティングした外壁や、親水性塗料を使用した外壁にクリヤー塗装をすると、塗料が浮いてしまいますので、使用は避けましょう。
なお、レンガ材やタイル材にもクリヤー塗装ができませんので注意してください。
クリヤー塗装の種類と費用

クリヤー塗装を行う前に、具体的な種類やそれぞれの費用について把握しておく必要があります。
ここからは、クリヤー塗装の種類別に費用感と耐用年数についてご紹介しますので、下記をご覧ください。
クリヤー塗装の種類 | 耐用年数 | 費用(1㎡あたり) |
---|---|---|
シリコンクリヤー | 8~10年 | 2,000~3,000円 |
無機クリヤー | 13~15年 | 3,000~4,000円 |
フッ素クリヤー | 11~13年 | 2,500~3,500円 |
クリヤー塗装は主に3種類あります。
それぞれ耐用年数や費用が異なりますので、あなたの希望に合ったものを選びましょう。
例えば、費用の安さを重視するのであればシリコンクリヤーが適していますし、耐用年数の長さを重視するのであれば無機クリヤーが適切です。
とはいえ、安価なシリコンクリヤーであっても、こまめに塗り直しをすると、かえって総額が高額になってしまうこともありますので慎重に判断してください。
おすすめのクリヤー塗装
現在、クリヤー塗料は様々な商品が販売されています。
数あるクリヤー塗料の中でもとくにおすすめしたいのが、下記の商品です。
商品名 | 特徴 | 費用(1㎡あたり) |
---|---|---|
ピュアライドUVプロテクトクリヤー | フッ素系塗料がベースとなっていて、汚れにくいのが特徴です。特殊なセラミック成分が配合されていますので、耐久性の高さも期待できます。 | 3,280円 |
エスケー化研のクリーンSDトップ | 外壁を紫外線から保護する効果が高い塗料です。アクリル樹脂とシリコン樹脂が配合されていることから、外壁への密着度も高く、耐久性に優れています。 | 2,100円 |
上記は、いずれも国内では有名な塗料です。
外壁塗装を検討しているのであれば、あなたの希望と照らし合わせて、上記塗料の使用を検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、クリヤー塗装の概要や使用可能な外壁の条件、塗料の種類、費用、おすすめ塗料についてご紹介しました。
クリヤー塗装は、外壁を保護したい方や、美しい状態を保ちたい方におすすめの施工です。
しかし、使用できる壁の条件や種類など、施工する前にあらかじめ知っておくべきことは多いものです。
外壁をクリヤー塗装するのであれば、今回ご紹介した内容を参考にしながら検討してください。
