外壁塗装業者の選び方を徹底解説!費用相場と最適なリフォーム時期も紹介
自宅の外壁は、大雨や強風、直射日光などから私たちの生活の安全を守ってくれています。
私たちの生活に欠かせない外壁ですが、常に雨風や直射日光に晒されており、徐々に劣化や色あせが進行しているんです。
劣化が進行している外壁を何もしないまま放っておくと、雨漏りなどトラブルの原因になることもあります。
とはいえ、自分で外壁を塗り替えるのはとても大変です。
そんなときは、外壁塗装の専門業者に依頼すれば、迅速な対応で外壁を塗り替えてもらえます。
しかし、外壁塗装が初めての方は、どんな業者に頼めばいいのかわからないと思います。
そこで、この記事では外壁塗装業者の選び方と塗装を依頼する前に知っておくべきことについてご紹介します。
具体的には、
- 外壁塗装を依頼できる業者
- 外壁塗装の業者選びのポイント
- 優良な外壁塗装業者を探す方法
- 外壁塗装の相場・塗料の耐用年数
- 塗装を依頼してから施工完了までの流れ
について、重要なポイントに絞ってわかりやすく解説していきます。 悪徳業者に騙されないためにも、この記事の内容をしっかりと確認して優良な外壁塗装業者に塗装を依頼しましょう!
外壁塗装はどんな業者に頼めばいい?
外壁塗装で家をリフォームしようと思っても、どんな業者に依頼すればいいかわからない方も多いと思います。
ここでは、外壁塗装を依頼できる業者について紹介します。
外壁塗装を頼める業者は大きく分けて以下の3種類あります。
- ハウスメーカー・工務店
- リフォーム業者
- 外壁塗装の専門業者
上記3つの業者が外壁塗装を依頼できる業者です。
それぞれの特徴を表にまとめたので、比較して見ていきましょう。
業者の種類 | 費用 | 信頼 | 技術 | 対応力 |
---|---|---|---|---|
ハウスメーカー・工務店 |
△ 中間マージンがあるため高い |
◎ 大手のブランド・安心感 |
△ 実際に施工する業者による |
△ 融通がきかないことが多い |
リフォーム業者 |
〇 相場か相場よりやや高め |
〇 知名度はある |
〇 豊富な知識と技術力 |
〇 柔軟に対応してくれることが多い |
外壁塗装の専門業者 |
◎ 比較的安い |
△ ブランド力には欠ける |
◎ 専門的で高い技術力 |
◎ 柔軟な対応が可能 |
各業者にそれぞれメリット・デメリットがあるのが分かると思います。
ここからは、それぞれの業者のメリット・デメリットについて詳しくご紹介していきます。
ハウスメーカー・工務店に塗装を依頼するメリット・デメリット
ハウスメーカーや工務店などの大手業者に外壁塗装を依頼するデメリットには、以下のようなものがあります。
- 中間マージンによって費用が高額になる
- 施工の品質にバラつきがある
ハウスメーカー・工務店などの大手企業の多くは、外壁塗装の工事そのものを下請け業者に任せることが多いです。
ですので、1回の建物の塗装に2社以上の会社が関わってきます。
すると、ハウスメーカー側は自社の利益のために中間マージンを取り、下請け業者に残った費用で塗装を依頼します。
つまり、1社で外壁塗装が完結する場合よりも、中間マージン分の費用が上乗せされているため、費用が高くなるのです。
また、上記で説明したように、外壁塗装の工事を行うのはハウスメーカーではなく、下請け業者になることが多いです。
ですので、下請け業者によって施工の品質にバラつきが出てしまうのもデメリットとして挙げられます。
しかし、ハウスメーカー・工務店などの大手企業に外壁塗装を依頼するメリットもあります。
- 大手企業というブランド力・安心感がある
- 繁忙期でも希望日程に対応しやすい
ハウスメーカーや工務店に外壁塗装を依頼する最大のメリットは、大手企業というブランド力・安心感がある点です。
名前を聞いたことのない業者に依頼するよりも、普段から見聞きしている有名な業者に施工してもらう方が安心して塗装を頼めます。
また、ハウスメーカーや工務店は、抱えている施工班の数が多く、地域の外壁塗装業者とは比べ物にならないほどです。
そのため、外壁塗装の繁忙期である春や秋でも、比較的希望の日程で依頼できる可能性が高いです。
リフォーム業者に塗装を依頼するメリット・注意点
外壁塗装ができるリフォーム業者には、以下の2種類の業者があります。
- 元々リフォームを専門にしていた業者が外壁塗装もするようになった場合
- 元々塗装を専門にしていた業者がリフォームもするようになった場合
結論、もともと塗装を専門にしていたリフォーム業者を選んで外壁塗装を頼むのが一番確実です。
なぜなら、塗装を専門にしていたため、外壁塗装に関する豊富な知識や実績がある分安心して依頼できるからです。
途中から塗装もするようになったリフォーム業者と比べると、外壁塗装の知識や技術に差があります。
ですので、リフォーム業者に外壁塗装を依頼する際には、塗装を専門にしていた業者を選ぶようにしましょう。
また、リフォーム業者に外壁塗装を依頼すると、外壁や屋根の塗装以外にもリフォームしたいところがあれば同時に直してもらえるというメリットがあります。
もし、外壁や屋根以外でご自宅に気になる箇所がある場合は、リフォーム業者に依頼して一緒に家をリフォームしてもらうことをおすすめします。
外壁塗装の専門業者に塗装を依頼するメリット・デメリット
外壁塗装の専門業者に外壁塗装を依頼するデメリットには、以下のようなものがあります。
- ブランド力に欠ける
- 繁忙期は希望日程に対応できないこともある
外壁塗装を初めてする場合、できれば家を建てたハウスメーカーに塗装をお願いしたい方が多いと思います。
最初に建てた会社にずっとメンテナンスを任せることで、安心して塗装を依頼できるでしょう。
一方で、初めての塗装で知名度のない業者を選ぶのは、不安な方も多いと思います。
特に地域密着型の外壁塗装専門業者は、ブランド力に欠ける企業が多いため、信頼できる業者か見極めるのが難しいです。
また、外壁塗装の専門業者は、ハウスメーカーと比べると当然小規模になります。
ですので、施工できる人員の数も限られています。
そのため、繁忙期で忙しい時期には、希望の日程に対応できないこともあります。
しかし、外壁塗装の専門業者に塗装を依頼するメリットもあります。
- 大手よりも費用を安くできる
- 細かい希望にも柔軟に対応してくれる
ハウスメーカーなどの大手業者が中間マージンで抜いている費用分、大手よりも安く施工することができます。
大手と見積書を比較して、料金の差に驚くこともあるほどです。
また、地元の外壁塗装の専門業者は細かい希望にも柔軟に対応してくれる点がメリットです。
要望に応じて、あらゆるメーカーの塗料を検討してくれたり、手配してくれたりするのは専門業者の強みになります。
上記のように、各業者でそれぞれメリット・デメリットがあります。
このメリット・デメリットを踏まえて、自分に合った業者のタイプを選んでみましょう。
それぞれの業者タイプの具体的な業者名を下記でまとめているので、合わせて参考にしてください。
業者の種類 | 具体的な業者名 |
---|---|
ハウスメーカー・工務店 |
旭化成ホームズ(ヘーベルハウス)、タマホーム、住友林業 一条工務店、大和ハウス、積水ハウス、ミサワホーム トヨタホーム、パナホーム、三井ホームなど |
リフォーム業者 | 朝日リビング、フレッシュハウス、エディオン、AXISなど |
外壁塗装の専門業者 | リコテック、オールペイントジャパン、三和ペイントなど |
ここからは、外壁塗装の業者選びのポイントについて詳しくご紹介していきます。
外壁塗装の業者選びのポイント
外壁塗装業者は全国にたくさんあるので、どの業者に修理を依頼すればいいのか分かりませんよね。
依頼しようとしている業者が良い業者かどうか判断するためには、いくつか確認すべきポイントがあります。
外壁塗装の業者選びで確認すべきポイントは、以下の4つです。
以下で、それぞれのポイントを簡単に解説します。
見積もり書の内容が明確であるか
業者選びで一番大切なチェックポイントは、見積もり書の内容です。
見積書の内容が明確な業者であれば、追加料金がかかる心配がなく、安心して依頼することができます。
外壁塗装が初めてであれば、見積書で騙され、高額な料金を請求されてしまうこともあります。 見積書で騙されないために、下記で3パターンの見積もり書を説明します。
- 悪い業者の見積書
- 悪い業者の見積書では、塗装工事の詳細が全く分からない表記になっていることが多いです。
また、高額な割引が記載されていることもあり、料金体系が不明確になっています。 - 普通の見積書
- 工事ごとに分かれていますが、実際にどんな塗料を使っているのかまでは記載していません。
まだまだ曖昧な部分があると言えます。 - 良い業者の見積書
- 良い業者の見積書は、工事ごとに分けて書いてあり、それぞれどんな塗料を使うのかまで記載しています。
また、工事内容についても非常に細かく書いており、どんな工事があるのか一目でわかります。
見積書の作成には時間と手間がかかるので、お客様を大切にしていない業者の場合、手を抜いて時間をかけずに見積書を作ろうとします。
一方で、お客様を大切にしている優良業者であれば、お客様に分かりやすいよう細かいところまで丁寧に見積書を作ってくれます。
見積書の記載内容に業者の質の差が表れるので、業者選びのポイントとして覚えておきましょう。
訪問時に建物の状況をしっかりと確認してくれるか
外壁塗装を適切に行うためには、建物の状況を正しく診断する必要があります。
業者によっては、事前に外壁の状況を確認せずに見積もりを持ってきたり、高い所の外壁を下から見てチェックするだけの雑な診断をしたりすることもあります。
また、一見丁寧に診断しているように見えても、診断する人に専門知識や資格がなければ、正しく診断できるとは限りません。
診断する人に専門知識や資格がない場合、誰が見てもわかる劣化状況を口頭で伝えるだけで、専門的な診断による工事の提案もないことがほとんどです。
専門的な知識を持った人がしっかりと確認してくれるかどうかを、業者を選ぶときの判断軸にしてみてください。
保証やアフターフォローが充実しているか
塗装工事後に不具合が起きたので業者に連絡してみたが、何も対応してくれなかったというトラブルが起きるケースもあります。
このようなトラブルを避けるためには、保証とアフターフォローが充実した業者を選ぶことが大切です。
外壁塗装の保証には主に下記の2つがあります。
- 製品保証
- 塗装製品に瑕疵があった場合、塗装メーカーが工事で使用した塗料に対して出す保証。
- 工事保証
- 保証期間中に塗装工事に瑕疵があった場合、塗装業者が工事に対して行う保証。
工事保証がある業者は、自分の塗装工事に自信があって出しているので、安心して工事を任せられると考えられます。
万が一塗装に不具合が起きたときに無償で補修してもらえるよう、保証が用意されていることを確認しておきましょう。
また、外壁塗装は信頼できる業者に依頼しても、絶対に不具合が出ないとは限りません。
そのため、工事後の点検や診断などアフターフォローが充実している業者を選ぶことが大切です。
外壁塗装が自社施工管理であるか
業者を選ぶ際には、業者に在籍している作業員が直接工事を行う「自社施工」の業者かどうか確認しておきましょう。
もし依頼した業者が自社施工でない場合、下請け業者が工事を行うことになります。
下請け業者が関わってくると、中間マージンという手数料や紹介料が発生し、工事費用に上乗せされることになります。 ですので、中間マージンを取られることのない自社施工管理の業者を選ぶことをおすすめします。
優良な外壁塗装業者を探す方法
ここまでは、外壁塗装業者を選ぶ際のチェックポイントについて紹介してきました。
しかし、チェックポイントを知っていても、優良な外壁塗装業者を見つけられなければ意味がありません。
そこで、ここからは優良な外壁塗装業者を見つける方法をご紹介します。
それぞれの方法について詳しく紹介していきます。
複数業者に見積もりを依頼する
優良な外壁塗装業者を見つけるには、複数の業者に連絡して見積もりを依頼する、という方法があります。
複数の業者から見積もりを取れば、それぞれを比較してその中から1番安くて安心できる業者を選ぶことができます。
ご自宅の外壁塗装・リフォームの条件に合った相場感も分かるので、悪徳業者に騙されるリスクも回避できます。
見積もりを取る業者は3社ほどが目安とされているので、参考にしてみてください。
一方で、複数の業者に見積もりを依頼するのは面倒くさいというデメリットもあります。
複数の業者に連絡して、どの業者にも同じ説明をしなければいけないので、面倒くさがりの人にとっては大変な作業になるでしょう。
評判や口コミを参考にする
良い外壁塗装業者を見つけるには、業者ごとの口コミや評判を参考にしてみるのもおすすめです。
誰かが業者を利用した結果、その感想が良ければ、良い業者である可能性は高まります。
知人や友人など周りの人に感想を聞くのが1番ですが、外壁塗装をしたという人はなかなか見つからないと思います。
そこでおすすめなのが、インターネット上の口コミや評判です。
知り合い以外でも、外壁塗装業者を使ったことがある人が、その感想を投稿してくれています。
注意点として、インターネット上の口コミは、誰が書いたか分からないものがほとんどです。
そのため、全てを鵜呑みにしてしまうのは危険ですので、参考程度にしておきましょう。
ファインドプロでは、お住まいの地域ごとに評判の良いおすすめの外壁塗装業者を紹介しています。
外壁塗装の業者選びがなかなか決まらない!という方は、ぜひファインドプロにご相談ください。
業者紹介サイトを利用する
優良な外壁塗装業者を探すには、業者紹介サイトを利用するという方法もおすすめです。
ファインドプロも業者紹介サイトの一つです。
ファインドプロでは、電話で相談するだけで、あなたにぴったりの信頼できる外壁塗装業者を紹介してくれます。
自分で業者を探す必要はないので、手間が省けます。
「自分で複数の業者に見積もりを依頼するのは面倒…」という方に特におすすめです。
また、ファインドプロでは口コミや評判の良い企業しかご紹介していなので、間違って悪徳業者に依頼してしまう危険性がありません。
自分の状況に合ったガラス修理業者を探したい方は、ご相談は無料ですので、ぜひ一度ご連絡ください。

自分で外壁塗装に関する知識を身につける
悪徳業者に騙されずに良い業者を見つけるには、自分でも外壁塗装に関する知識を身につけることが重要です。
悪徳業者は、「素人なら外壁塗装に関して詳しいことを知らないから、うまく騙せるだろう」と考えています。
ですので、逆に考えれば、依頼する側が外壁塗装に関する知識を持っていることで、悪徳業者を防ぐことができるのです。
外壁塗装業者を決める前に最低限知っておくべきことは、以下の4つです。
外壁の塗り替え費用の相場を知っておけば、高額な価格に騙されなくなります。 また、外壁塗装に使われる塗料の種類と耐用年数を知っておくことで、知らぬ間に安い塗料を使われてしまうことも防げます。 さらに、外壁塗装の依頼から作業完了までの流れを知っておけば、業者が手抜き作業を行っていた際に気付くことができるでしょう。
ここからは、外壁塗装を依頼する前に知っておくべき知識についてご紹介していきます。
外壁塗装の費用相場はいくら?

坪数 | 外壁面積の目安 | 費用相場 |
---|---|---|
20坪 | 79.2㎡ | 50万~90万円 |
30坪 | 118.8㎡ | 60万~100万円 |
40坪 | 158.4㎡ | 80万~120万円 |
50坪 | 198㎡ | 90万~150万円 |
60坪 | 237.6㎡ | 120万~170万円 |
※塗料を定めずに求めた費用相場です。
坪数ごとの外壁塗装の費用相場は上記のようになります。
費用相場に幅があるのは、使用する塗料によって費用が異なるからです。
また、上記の表は外壁のみを塗装する場合の費用相場です。
外壁塗装と屋根塗装を同時に行う場合には、追加で費用がかかります。
屋根塗装と外壁塗装を合わせた相場は下記の表の通りです。
屋根塗装と外壁塗装を合わせた費用相場
坪数 | 外壁面積の目安 | 屋根塗装と外壁塗装を合わせた費用相場 |
---|---|---|
20坪 | 79.2㎡ | 70万~110万円 |
30坪 | 118.8㎡ | 80万~120万円 |
40坪 | 158.4㎡ | 100万~140万円 |
50坪 | 198㎡ | 120万~180万円 |
60坪 | 237.6㎡ | 150万~200万円 |
※塗料を定めずに求めた費用相場です。
例えば、30坪の外壁塗装の費用相場は60万〜100万円ですが、外壁塗装と屋根塗装を同時に行う場合の費用は80万〜120万円が相場です。
屋根塗装を同時に行う場合には、上の表に20万~30万円ほど上乗せした金額が相場になるイメージです。
外壁と屋根の塗装を一度に行うことで、足場代や材料の運搬費などの諸経費をまとめて計上できるので、それぞれ別々に行うよりもお得になります。
外壁塗装業者を選ぶ際には、この料金相場から大きく外れない業者を選ぶようにしましょう。
高すぎる業者はもちろん候補から外されると思いますが、極端に安すぎる業者にも注意が必要です。
激安業者の外壁塗装では、知識のないアルバイトが作業をしたり、塗装後すぐに不具合が起きたりといったトラブルが多くなります。
外壁塗装の相場や費用を安くする方法については、下記の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
【2021年版】外壁塗装の費用相場!坪別の適正価格や内訳を事例つきで紹介
塗装に使用する塗料の種類・耐用年数
使用する塗料ごとの耐用年数・塗り替え時期は下記の表の通りです。
塗料の種類 | 耐用年数・塗り替え時期 | 価格 |
---|---|---|
アクリル系 | 4~7年 | 1,400~1,800円 |
ウレタン系 | 6~10年 | 1,700~2,200円 |
シリコン系 | 8~15年 | 2,300~3,000円 |
ラジカル系 | 8~15年 | 3,500~4,000円 |
フッ素系 | 10~15年 | 3,500~4,800円 |
遮熱・断熱系 | 15~20年 | 4,000~5,000円 |
上記のように、使用している塗料の種類によって、耐用年数及び塗り替えに適した時期が異なります。
塗装業者に長持ちする塗料を使用してほしいと伝えたのに、アクリル塗料を使われていた場合は耐用年数が半分になってしまいます。
ですので、塗料の種類と耐用年数についても最低限知っておくことで、悪質な業者に騙されないようにしておきましょう。
外壁塗装に最適な時期・季節
外壁塗装の塗り替えに適した季節は、春(3~5月)と秋(9月~11月)です。
なぜなら、春と秋は空気が乾燥しているため、塗料の乾燥が早く、塗装してから塗料が乾くまでの時間が短縮できるからです。
そのため、夏や冬の季節と比べて外壁リフォームの工期も短くて済みます。
また、夏や冬と比べて気温が快適なので、塗装する作業員の負担になりにくいことからも、春と秋が塗装に適した季節と言えます。
ただし、春と秋にも季節特有のデメリットがあります。
全ての季節において、外壁塗装を行う上でのメリット・デメリットをまとめましたので、以下で確認してください。
外壁塗装の季節ごとのメリット・デメリット
季節 | メリット | デメリット |
---|---|---|
春(3月~5月) | 空気が乾燥しており、塗料の乾きが早い。工期を短縮できる。 | 繁忙期なので、希望日程で取りにくい。他の季節と比べると施工金額が高くなる傾向にある。 |
夏(6月~8月) | 気温が高く日照時間も長いため、塗料の乾きが早い。 | 梅雨など雨が多い時期なので、工期が延びやすい。また、気温が高いため作業員の効率が悪くなる可能性が高い。 |
秋(9月~11月) | 空気が乾燥しており、塗料の乾きが早い。工期を短縮できる。 | 繁忙期なので、希望日程で取りにくい。また、台風によって工期が延びやすい。 |
冬(12月~2月) | 空気が乾燥しており、塗料が乾きやすい。他の時期と比べて希望日程が取りやすい。 | 日照時間が短いため、作業時間が短くなる。積雪によって工期が延びやすい。また、気温が低く作業員の効率が悪くなる可能性が高い。 |
上記の表を見てみると、春と秋は塗料が乾きやすく、気候が安定しやすい季節のため、外壁塗装におすすめの季節と言えます。
ただし、春と秋は外壁塗装の繁忙期であるため、希望の日程が押さえにくいというデメリットもあります。
一方で、夏は梅雨など雨が多く、冬は雪が多いため施工の工期が延びやすいことがデメリットです。
しかし、夏と冬に外壁塗装ができないというわけではなく、逆に繁忙期ではないため希望日程を取りやすいといったメリットもあります。
このように、各季節にメリットとデメリットがあるので、それぞれ参考にして自分に合った外壁塗装の季節を見つけてみましょう。
外壁塗装を行うのにおすすめの時期は、春(3月~5月)と秋(9月~11月)です。
外壁塗装では、外壁に塗料を塗るため、雨や日差し、風などの天候に左右されてしまいます。
3月~5月は気温や湿度が安定し、雨も少ないので外壁塗装に向いている時期といえます。
9月~11月も同じく、気候が安定してくるので塗装作業がしやすくなります。
対して、6月~7月は梅雨に入り雨が多くなるため作業が中断しやすく、雨の影響で塗装がしにくくなります。
また、1月~2月は雪が多くなり作業が中断する場合があり、寒さの影響で作業効率が悪くなります。
このように外壁塗装は天候と密接な関係にあるので、外壁塗装を失敗させないためにも、作業に適した時期を把握しておきましょう。
外壁塗装の時期・季節についてもっと詳しく知りたい方は、下記のページで解説しているので参考にしてください。
外壁塗装をする時期はいつ?年数の目安と塗り替えに最適な季節
外壁塗装の依頼から施工までの流れ

外壁塗装を業者に依頼してから施工が完了するまでの流れは、以下の10ステップで行います。
- 1.見積もりをとる
- 依頼しようと思っている業者から見積もりを取ります。
この時、料金が比較できるよう複数業者に見積もりを依頼するようにしましょう。 - 2.契約する
- 見積もりを確認して、金額に納得したら業者と契約します。
この際、金額・品質・工期・使用部材等が明記されている契約書を確認して同意します。 - 3.塗装前の挨拶
- 近所の方へ、外壁塗装をするためのお知らせと挨拶を行います。
外壁塗装では、隣の家に塗料が飛び散ってしまう場合や、塗料独特の臭いがするため、挨拶回りは重要な役割をしています。 - 4.足場の設置
- 外壁塗装の職人が高所でも安全に作業できるよう、足場を組んで作業スペースを確保します。
足場の設置にはだいたい丸一日かかります。
また、足場を設置するときには大きな音が出るので、工事期間中の中でも特に騒音が気になる日となります。
周囲とのトラブルを避けるためにも、初日の挨拶回りをしっかりとしておくことが重要です。 - 5.塗装前の高圧洗浄
- 塗装をする前に、外壁に付いているほこりやカビなどの汚れを除去したり、塗料の劣化によってできた粉(チョーキング)を落としたりします。
この作業をしっかりやらないと、最悪の場合塗装がはがれる原因になってしまうことがあります。
この洗浄作業には洗いあがった外壁を乾燥させる時間も含めて丸一日かかります。 - 6.下地処理
- 外壁の汚れを処理した後、下地処理をします。
金属部分にはサビ止めを塗布し、外壁にひび割れがあれば補修します。
下地処理をしっかりとやらなければ、塗装がはがれやすくなってしまうことがあります。
下地処理は塗装前の下準備として非常に重要になるので、事前に下地処理の工程が含まれていることを確認しておきましょう。 - 7.塗装前の養生
- 養生とは、塗料が付着してほしくない部分をビニールシートなどで覆って保護する作業のことです。
塗装作業をする前に、玄関や窓などの塗装しない部分に塗料がつかないよう保護します。
養生作業は、外壁塗装の仕上がりを大きく左右する作業です。
養生を雑にしてしまうと、塗装していない部分が目立ってしまったり、逆に塗装したくない部分に塗料がついてしまったりします。
良い業者は丁寧な養生作業をしてくれるので、作業にはおよそ一日かかります。 - 8.外壁塗装(下塗り・中塗り・上塗り)
- 下地処理と養生の官僚後、外壁塗装工事に入ります。
塗る回数は下地の種類や劣化の程度によって変わりますが、通常は下塗り・中塗り・上塗りの3回です。
よって、最低でも3日間は見ておく必要があります。 - 9.確認作業
- 外壁塗装の工程が完了すると、塗り残しやムラなど細かく点検する確認作業を行います。
業者とお客様で一緒に確認し、問題がなければ塗装作業は完了になります。
確認作業で塗り残しやムラが見つかった場合には、手直しを行います。
確認作業と手直しで最低1日を見ておくとよいでしょう。 - 10.足場解体・清掃
- 確認作業が終わり次第、足場の解体と清掃を行います。
確認作業後すぐに行えることもありますが、念のため一日は見ておきましょう。
外壁塗装は上記の工程で行われます。
一般的に、工事開始から完了までは約2週間が目安といわれています。
建物の状況や気候など環境の影響により、工事の期間が延びることもあるので覚えておきましょう。
外壁塗装の優良業者を選ぶならファインドプロ
外壁塗装を行うときは、信頼できる外壁塗装業者に依頼しましょう。
外壁塗装業者はもちろん外壁塗装のプロではありますが、業者によっては知識や技術に差があるため、慎重に選ぶ必要があります。
また、外壁塗装業者に依頼する際には、悪徳業者に騙されないよう注意が必要です。
依頼しようとしている業者が良い業者かどうか判断するためには、以下の項目をチェックしましょう。
良い業者の特徴
- 見積書に塗料や作業の金額の内訳が明記されている
- 塗装費用が相場に比べて高すぎたり安すぎたりしない
- 保証期間があり、保証条件や内容に納得できる
悪い業者の特徴
- 見積書の内訳が明確でなく、詳しい説明もしてくれない
- 塗装費用が相場に比べて高すぎるもしくは安すぎる
- 大きな金額で値引きしてくる
- 訪問販売や飛び込み営業でやってきて不安をあおる
また、良い塗装業者を見つけるためにはコツが必要です。
効率よく優良な外壁塗装業者を見つけるためには、次の方法を試してみましょう。
- 複数業者に見積もりを依頼する
- 評判や口コミを参考にする
- 業者紹介サイトを利用する
- 自分で外壁塗装に関する知識を身につける
ファインドプロでは、信頼できる外壁塗装業者を無料で紹介しています。
口コミや評判の良いおすすめの業者と多数提携しているので、悪徳業者に依頼してしまう心配がありません。
良い業者を探すのに不安があったり、面倒くさいと感じていたりする人は、ぜひファインドプロにご相談ください。
あわせて、外壁塗装を依頼する前に知っておくとよい記事を下記で紹介しておきますので、ぜひ参考にしてください。
■外壁塗装の助成金を利用して費用を安くする方法
外壁塗装で助成金・補助金を受け取る方法は?条件と申請手順・注意点を解説
■外壁塗装の色見本を使って色選びに失敗しないためのポイント
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外壁塗装の詐欺の手口とは?被害にあわないための対策と対処法