シロアリ駆除

鉄骨でもシロアリの被害は発生!原因と注意すべきポイント

鉄骨でもシロアリの被害は発生!原因と注意すべきポイント

「シロアリは木造の建物でのみ気をつければよい」
シロアリ被害に関して、こうした認識でいる方は非常に多いようです。確かに、シロアリにとって木造の建物は餌の山といっても過言ではありません。建物のほとんどがシロアリにとっての餌となりうるからです。

しかし、必ずしも「シロアリ被害は木造だけ」ではないのが現状。鉄骨であってもシロアリ被害が発生するケースは存在します。木造ではないからという理由で、油断してはなりません。
今回は、鉄骨の建物がシロアリ被害を受ける原因と注意ポイントについてご紹介します。

コンクリートや鉄骨でもシロアリは食べる

シロアリは木材だけではなく、コンクリートや鉄骨でも食べる雑食です。
そもそもシロアリは目がない生き物であるため、本能的に目の前のものをかじってしまう性質を持ちます。
基本的に材質を問わず、シロアリに侵食されてしまうリスクは生じるのです。

もちろん、木材と鉄骨とを比較すると、木材住宅の方がシロアリ被害のリスクが高いということは間違いありません。
しかし、鉄骨であっても油断はできないということを頭に入れておく必要があります。

建造物の種類と特徴

前提として、建造物の種類は大きく分けて下記の3つが挙げられます。
鉄骨でのシロアリ被害について把握する前に、どういった建物の種類があるかとその特徴について把握しておきましょう。

  • 木造
  • 軽量鉄骨
  • 重量鉄骨

続いて、それぞれの特徴について解説します。

木造

木材をメインに使用した建物です。
鉄骨の建物と比較すると安い費用で建てることができ、コストパフォーマンスに優れていますので、住宅のほとんどはこの木造タイプです。

木造のメリットは「費用面」だけではなく、優れた調湿効果も挙げられます。
木材の性質上、湿気が多い時期になると空気中の水分を含んでくれる効果があるのです。
カビの原因となる結露を防いでくれますし、ジメジメ感を緩和することができます。

しかし、どれだけ機能性が高い木材であっても、シロアリにとっては餌でしかありません。
そのため、万が一侵入された場合はあっという間に被害が拡大してしまいます。

また、時期によっては木材自身が多くの水分を含んでしまい、よりシロアリの好む場となってしまいます。
ちなみに、「シロアリが嫌う木材を使用」と謳う建築業者が存在するのをご存じでしょうか。
これには科学的な根拠はなく、木材である以上、シロアリ被害のリスクがあるのは否めません。
業者の謳い文句に惑わされず、きちんと自分で考えて判断することが大切です。

軽量鉄骨造

軽量鉄骨造とは、簡単にいえば「プレハブ住宅」のことです。
薄くて軽い「鋼材」を使用して骨組みをつくり、短期間で住宅を完成させることができるのがメリットです。

さらに、一般的な鉄骨の建物と比較するとコストも低く、費用面を重視する方からは人気を集めています。
名前に「鉄骨」という文字が入っていることから、「金属しか使用されていない」と誤解されやすいのですが、軽量鉄骨造でも木材を使用している場所があります。
それが「板」「間仕切り」「根太」「建具」です。
鉄骨だけではなく、部分的に木材を使用しているため、意外にもシロアリ被害のリスクは低くありません。

さらに、軽量鉄骨造は通気性の悪さが難点として挙げられます。
湿気がこもりやすく、断熱性も低いのです。建物の状況が天候に左右されやすいというデメリットがあります。
時期によってはシロアリの好む「ジメジメした場所」になってしまうため、注意が必要です。

重量鉄骨

強度が高く、柱の数も少なくて済むことから、自由度の高い住宅づくりを目的としている方から人気を集めています。
シロアリが餌とする「木材」も少ないことから、シロアリ対策として重量鉄骨を選択する方も少なくありません。
しかし、木材を全く使用していないというわけではないため要注意です。
軽量鉄骨と同様に「板」「間仕切り」「根太」「建具」では木材が使用されています。

また、重量鉄骨を選択する方の多くはコストパフォーマンスに重点を置かず、オプションを追加する傾向にあります。
この時注意しなければならないのが「断熱材」の選択です。
あまり知られていませんが、シロアリは一部の断熱材も餌とします。

さらに、断熱材自体が柔らかいためシロアリが進みやすく、建物の侵食を早めてしまうことにつながります。
実際に、断熱材の中が蟻道だらけとなっていたというケースは存在し、珍しいことではありません。
一部のシロアリ業者からは「シロアリ対策の点からいうと断熱材の使用は好ましくない」といった声も挙がっており、シロアリの被害を加速させてしまうポイントのひとつとされています。

鉄骨でシロアリを避けるために注意すべきポイント

シロアリ被害が起きやすい箇所には、以下が挙げられます。

  • 床下
  • 水回り
  • 屋根裏
  • 柱内
  • 断熱材

これらの場所に、シロアリ対策としてどのようなことを実践すべきなのでしょうか。
「シロアリ被害が起きやすい箇所」におけるそれぞれの注意点について解説します。

床下

まずは、可能な限り換気、空気の入れ替えを行いましょう。
床下は湿気がこもりやすいだけでなく、暗くて適度な暖かさがあり、シロアリが住み着きやすい箇所です。
ホームセンターでは、「調湿シート」などのアイテムが販売されています。
換気が難しい場合はこうした便利商品を活用しましょう。

水回り

トイレ、お風呂、キッチンの壁と床下は使用する水によって湿度が高くなりやすくなっています。
排水管が水漏れを起こしているケースもあるため、定期点検としてこまめにチェックすることをおすすめします。

屋根裏

床下よりも被害にあいにくいものの、問題を見逃しやすいのが屋根裏です。
季節によっては床下よりも屋根裏の方が温かいため、しっかりシロアリ対策をしておかなければなりません。
屋根裏の場合、湿気は床下ほど高くないので、予防効果の高い薬剤を散布しておくだけで十分です。
これだけでシロアリを遠ざけることができます。

柱内

鉄骨の場合、木材と比較すると柱内にシロアリが潜むケースは少ないものです。
しかし、シロアリは雑食ですから、他に食べるものがなければ鉄骨の柱であってもどんどん侵食してしまいます。
運悪く、一部で使用されている木材がシロアリに見つかってしまうと柱をボロボロにされてしまうことも少なくありません。
柱内に注入できるタイプの薬剤を使用し、シロアリ予防を徹底しましょう。

断熱材

建物で使用している断熱材には注意が必要になります。 断熱材はシロアリの餌となってしまい、侵食を加速させてしまうポイントのひとつだからです。
シロアリ被害予防の観点からは、断熱材の使用は避ける、もしくは防蟻性のあるものを選びましょう。
また、既に断熱材を使用している場合は、床下及び建物周辺にバリア工法によってシロアリ予防を行っておくことをおすすめします。
断熱材にシロアリを近づけないよう意識してください。

鉄筋一戸建てでのシロアリ被害事例

鉄骨住宅でのシロアリの被害事例として「建物の傾き」が存在します。
住居者が異変に気付いたきっかけは「柱のゆがみ」でした。
本来まっすぐに立っているはずの柱が、「く」の字のようにややゆがんでいることに気付き、建築業者に連絡しました。
調査してもらったところ、シロアリの被害が発覚。そのうえ建物そのものが若干傾きつつあるということも判明しました。

この住居者はすぐに家を建て直したことで倒壊を免れました。
しかし、シロアリ被害にあっている人が、必ずしもこうして異変に気が付くとは限りません。
定期的な点検や予防を徹底し、シロアリ被害のリスクを小さくすることが大切です。

コンクリートでもシロアリ被害に注意!

今回は鉄骨での記事作成についてご説明してきましたが、冒頭でも記載したようにコンクリートでもシロアリ被害は発生します。
シロアリは目がなく、周囲のものをかじることで移動し、餌をとっているからです。
具体的なコンクリートでのシロアリ被害、注意すべきことについては、「シロアリ駆除や予防の必要ない?コンクリート建築の家にも起こる悲劇とは」でまとめていますので、参考にしてみてください。

シロアリかな?と思ったらすぐに相談を

「シロアリかな?」と思ったら、すぐにプロの業者へ相談しましょう。
鉄骨住宅に住んでいると、「そんなわけはない」と考えがちです。
しかし、木造、鉄骨問わずにシロアリのリスクは存在します。
鉄骨住宅に住んでいる方も今回の記事を参考にしながら、ぜひ、シロアリ被害について真剣に考えてみましょう。

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