シロアリ駆除

シロアリ駆除の仕様書とは?記載内容を分かりやすく解説

シロアリ駆除の仕様書

シロアリ駆除における「仕様書」が存在するのをご存知でしょうか。
白蟻の仕様書には、シロアリに関するあらゆる情報が記載されています。
シロアリ被害にあったときや、自分で白蟻駆除をする際などの予備知識として内容を把握しておくのも良いでしょう。

しかし、シロアリ駆除の仕様書は長文が並んでいるため、全体を把握するのはとても大変です。
そこで、今回はシロアリ駆除の仕様書の記載内容を分かりやすく、簡潔に解説します。

シロアリ駆除の仕様書とは

そもそも、シロアリ駆除の仕様書とは一体何なのでしょうか。
記載内容について触れる前に、まずは仕様書の概要から理解を深めましょう。

日本しろあり対策協会による仕様書

シロアリ駆除の仕様書とは、「日本しろあり対策協会」という団体が作成した仕様書で、白蟻に関するあらゆる情報が記載されています。
実際に内容を見てみると専門用語が並んでいるため、素人の場合は内容を把握するのが難しいものです。

基本的にはシロアリ関連の職業に就いている人に向けた内容となっています。
「シロアリ駆除業者」「リフォーム業者」「建設関連」など、シロアリと関係性の深い職業は意外にも多いです。
そういった職業に就いている人に対し、白蟻の知識を提供しているのが、シロアリ駆除の仕様書なのです。

ある程度専門用語を理解していたり、分からない単語をインターネットで検索したりすれば、仕様書の内容はある程度理解することができます。

仕様書にはシロアリ駆除における「方法」「安全対策」などが記載

シロアリ駆除における仕様書に記載されている内容は、主に以下の3パターンに分けることができます。

  • 白蟻の駆除方法について
  • 駆除における安全対策について
  • 駆除における注意事項について

シロアリ駆除ではあらゆる薬剤を使用するだけではなく、作業を進めるうえでの建物の構造に配慮した作業が必要です。
被害の状況に応じた駆除方法を検討しなければなりません。

そのため、シロアリ駆除業者などのプロは、こうした専門知識を十分に身につけています。
ぜひ、どういったことが書かれているのかを少しでも覚えてみてください。

シロアリ駆除の仕様書には何が記載されているの?

シロアリ駆除の仕様書を持っている男性

上記で、シロアリ駆除の仕様書には安全面や駆除方法について記載してある、ということを解説しました。
しかし、具体的にどのような内容が記載されているのかも気になる人は多いと思います。

シロアリ駆除の仕様書に記載されている詳細は主に以下の4点です。

  • シロアリ駆除の一般事項
  • 白蟻の種類
  • 駆除工法ごとの施工方法
  • 駆除工法ごとの効果
  • 処理における記録

シロアリ駆除における仕様書の具体的な記載内容について、引用しながら解説します。

一般事項

一般事項として記載されているのは「適用範囲」「対象とするシロアリの種類」「薬剤・工法」「処理の方法」「効果」「記録」における概要です。

これ建築物の劣化を軽減し且つ耐久性を与える目的で、公益社団法人日本しろあり対策協会(以下「協会」という。)に登録されたしろあり防除施工士(またはそれと同等以上の能力を有する者)が協会で規定した安全管理基準に基づき、協会で認定登録又は登録された薬剤・工法を用いて、既存建築物のしろありの予防又は駆除のために行う処理(以下「防除処理」という。)について標準の仕様を規定する。

引用:防除施工標準仕様書|公益社団法人 日本しろあり対策協会

「公益社団法人日本しろあり対策協会」が規定する仕様は、協会で規定した安全管理に基づいて使用薬剤や工法が規定されています。
施工業者は、上記の仕様書に記載の工法や薬剤で駆除しなければいけません。

シロアリの種類

現在、日本には数多くの種類のシロアリが生息しています。
しかし、生息しているシロアリのすべてが建物に害を与えるわけではなく、私たちが注意すべきなのはその中の一部です。
シロアリ駆除の仕様書では「以下の2種類を対象とする」としています。

予防処理の対象とするしろありの種類は、ヤマトシロアリとイエシロアリの 2 種類とする。

引用:防除施工標準仕様書|公益社団法人 日本しろあり対策協会

ヤマトシロアリとイエシロアリは、本来森林の腐った木や枯れた木などを食して生活する生き物です。
建物の素材が木材である場合、住宅も侵食するのが特徴です。

巣に潜んでいるそれぞれの数は、ヤマトシロアリが約3万匹、イエシロアリは最大100万匹と、高い繁殖能力を持ちます。
建物に住み着いてしまった場合、被害が深刻化するスピードが早く、早期発見しなければなりません。
シロアリ駆除の仕様書では、危険な白蟻である「ヤマトシロアリ」「イエシロアリ」を処理の対象としているのです。

工法ごとの方法

一口にシロアリ駆除といってもその具体的な工法は2つ存在します。

防除処理は土壌処理法と木材処理法で行う。

引用:防除施工標準仕様書|公益社団法人 日本しろあり対策協会

シロアリ駆除の仕様書に記載されている「土壌処理」と「木材処理法」は、基本的なシロアリ駆除方法です。
土壌処理とは、シロアリが地中から床下へ侵入するのを防ぐため、白蟻が通過する可能性のある箇所に薬剤を散布します。
これにより、シロアリの侵入を防ぐのです。

木材処理法とは、木材の表面に薬剤を散布したり木材の中に薬剤を注入したりして、シロアリの侵入を予防しながら潜んでいる白蟻を駆除する方法です。

工法ごとの効果

土壌処理法も木材処理法もどちらも効果的な工法ではありますが、それぞれシロアリに対する効果は異なります。

予防処理を行った建築物は、しろありに対してその処理をした建築物全体に効果があり、防腐に対しては処理をした木材について効果があるものとする。

引用:防除施工標準仕様書|公益社団法人 日本しろあり対策協会

上記の「予防処理」は土壌処理法、木材処理法の両方を指しています。

土壌処理法を行うことでシロアリが床下に侵入してしまうのを防ぎ、建物全体を守る効果が期待できます。
そして、木材処理法を行うことで、木材の腐敗を防ぎシロアリが住み着きにくくすることができるのです。

シロアリ駆除の効果に関しては以下の記事を参考にしてみてください。
シロアリ駆除すべき時期と効果、期間はどのくらい持つ?

処理における記録

処理における記録に関しては、主に業者にあてたものであり、一般人はあまり関係がありません。
ただ、気になる方もいると思うので記載内容について解説します。

しろあり予防処理を行う者は、処理をした建築物の記録として、次の事項を保存する。保存の 期間は 5 年とする。

引用:防除施工標準仕様書|公益社団法人 日本しろあり対策協会

シロアリ駆除を行った場合以下の内容を記録し、5年間保存するということが規定されています。

  • 建築物の名称、所有者、住所
  • 処理の年月日
  • 建築物の平面図及び予防処理の箇所
  • 薬剤の名称、濃度、使用量、予防処理の方法
  • 予防処理の担当者の氏名

もちろん、自分で自宅のシロアリ駆除を行った場合はこうした記録を残す必要はありません。
しかし、駆除後に再発してしまった場合は業者に依頼するケースが多い傾向にあります。

その際にこうした駆除の記録があると、過去にどのような処理をしたのか、いつ処理したのかなどを業者にしっかり把握してもらえます。
ご自分でも、万が一に備えて記録しておくことはおすすめです。

シロアリ駆除の仕様書のまとめ

シロアリ駆除の仕様に関するまとめ

シロアリ駆除の仕様書には「安全・確実にシロアリ駆除をするための情報」が記載されています。
プロはこの仕様書の内容に精通しています。
もし自分で駆除を検討している場合は参考にしておくと良いでしょう。

トラブルを最大限に回避するだけでなく、プロと同じ目線で駆除作業を進めやすくなります。

まとめ

今回はシロアリ駆除の仕様書の内容について解説しました。
記載内容は、「安全で確実なシロアリ駆除」をするための情報ですので、自分でシロアリ駆除することを検討している人はぜひ参考にしておきましょう。

また、この仕様書の内容を把握しておくことで、業者選びのヒントにもなります。
問い合わせの際に仕様書に記載されていることを質問してみると、その業者がきちんと知識を得ているかが分かるのです。

仕様書のすべてを把握する必要はありませんが、ある程度頭に入れておくと安心でしょう。

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