シロアリ駆除

日本にはシロアリが何種類?簡単に判別できる方法を紹介

シロアリをかたどった石の模型

シロアリは家の土台や屋根裏などの木材をぼろぼろにする害虫として有名です。
ただ、多くの人が、シロアリといってもさまざまな種類があることを知らない方が多いでしょう。

また、現存しているほとんどのシロアリが、益虫として認識されていることも知られていません。
シロアリにはどのような種類が存在しているのでしょうか?

今回は、シロアリの種類や特徴、そして土壌性シロアリと乾材シロアリの違い、羽アリとの関係性などについて、詳しくご紹介します。

シロアリの種類

日本国内では、22種類のシロアリの生息が確認されています。
その中でも、家屋に被害を及ぼすシロアリは5種類であり、特にヤマトシロアリとイエシロアリであることが多いです。

さらに、外来種としてアメリカカンザイシロアリも注意が必要です。

シロアリの種類と分布表
種名 分布
ヤマトシロアリ寒冷地以外の全国
イエシロアリ本州千葉以西の太平洋から瀬戸内海沿岸地域
アメリカカンザイシロアリ千葉、東京、神奈川、大阪、兵庫、和歌山、広島、鹿児島
オオシロアリ高知、鹿児島、奄美
カタンシロアリ静岡以西の南岸沿い
コダマシロアリ宮崎、鹿児島
サツマシロアリ高知、宮崎、鹿児島
クシモトシロアリ串本
ダイコクシロアリ小笠原、奄美以南
コウシュンシロアリ沖縄以南
キアシシロアリ奄美、与論
アマミシロアリ奄美、徳之島
ニトベシロアリ八重山
ムシャシロアリ八重山
タイワンシロアリ沖縄以南
タカサゴシロアリ八重山
ナカジマシロアリ四国から九州にかけての沿岸部や沖縄
カンモンシロアリ関西以西の南岸沿いおよび小笠原諸島
ネバダオオシロアリ兵庫県川西市の山林の一部
ニシインドカンザイシロアリ東京都内

建物に被害を与えるシロアリの種類

建物に被害を与えるシロアリの写真

日本で確認されている22種類のシロアリのうち、住宅に悪影響を与えるシロアリとして認識されているのは以下の5種類です。

  • イエシロアリ
  • ヤマトシロアリ
  • ダイコクシロアリ
  • アメリカカンザイシロアリ
  • タイワンシロアリ

さらに、この5種類の中でも、土壌性シロアリと乾材シロアリに分類されます。

どちらのシロアリであっても、住宅にダメージを与えるに違いはありません。
特徴や生態をとらえておくと、万が一の時にどちらのシロアリかを把握でき、駆除に役立てることができます。

土壌性シロアリとは

ヤマトシロアリやイエシロアリ、タイワンシロアリが土壌性シロアリです。
土の中を移動しながら住宅内に侵入して、木材などを捕食して被害を与えます。

土壌シロアリの中には、蟻道や巣を作る性質を持つ種類も存在しており、シロアリそのものを見つけられなくても、シロアリの存在を確認することができます。

乾材シロアリとは

アメリカカンザイシロアリ、ダイコクシロアリが乾材シロアリです。
土壌性シロアリのように、巣を作る能力を持ち合わせていないため、木材などを食べた穴などにそのまま住みつきます。

土壌性シロアリの種類と特徴

上述した、土壌性シロアリの種類ごとの特徴を見ていきましょう。

ヤマトシロアリの特徴

日本固有のシロアリであり、日本国以内の非常に多くの地域で生息が確認されています。

一般的には地下で生息しているものの、ヤマトシロアリそのものには、巣を作る能力が備わっていません。
そのため、食害を与えている木材そのものを巣として使用する特徴があります。

また、ヤマトシロアリは湿気がある場所を好む種類です。
コンクリート上を移動する場合には、蟻道を加工してその中を移動します。

イエシロアリの特徴

世界中に存在するシロアリの中でも、最もどう猛なシロアリです。
気性が荒いだけではなく、食欲も旺盛であるため、木材に対して甚大な被害を与えます。

食害に遭っている場所に巣を作ることはなく、別の場所に大きな巣を形成するのが特徴です。
ヤマトシロアリのように乾燥している環境を必要としないので、どこにでも発生する恐れがあります。

タイワンシロアリの特徴

温暖な地域に生息するシロアリであり、基本的にはキノコを独自で栽培して生活しています。
しかし、まれに住宅部にもダメージを与えることがあると確認されているので、注意が必要です。

乾材シロアリの種類と特徴

次に、乾材シロアリについて、種類ごとに特徴を見ていきましょう。

アメリカカンザイシロアリの特徴

本来はアメリカに生息するシロアリであり、外来種として認定されています。

家具や荷造材とともに持ち込まれ、そのまま住宅内で猛威を振るい始める危険なシロアリです。
食害は非常に大きく、場合によっては建て直しが必要なほど。

加害部を巣として生活しており、ヤマトシロアリやイエシロアリに比べて、兵アリが大きく、体色も白色ではないという特徴があります。

ダイコクシロアリの特徴

世界中の熱帯地域に生息しているシロアリです。
乾燥に非常に強いことから、建築木材だけではなくピアノや家具などの加工品にも生息しています。

直腸内で水分を再吸収する性質を持っており、フンは砂粒状になっているため、シロアリ被害を発見しやすいです。

また、アメリカカンザイシロアリと同様、加害部を巣として生活しています。
兵アリや働きアリの頭部が大黒頭巾に似ていることから、ダイコクシロアリと名前がつけられました。

羽蟻のすべてがシロアリとは限らない

シロアリ被害に気付くタイミングとしては、家の中に羽アリを発見したときではないでしょうか?

そのため、「羽アリ=シロアリ」であると認識している方も少なくありません。
ただし、必ずしもそうではありません。
なぜなら、シロアリではない通常のクロアリにも羽アリが存在するからです。

羽アリは繁殖期になると、つがいを見つけて巣を飛び立ち、新天地を目指します。
新しい場所で、メスが新たな女王として誕生するのです。

つまり、場合よってはシロアリではなく、クロアリである可能性もあるでしょう。
シロアリの場合は、触覚が数珠状でまっすぐ、フォルムはずん胴、前後の羽大きさが同じという特徴があります。

一方でクロアリは、触覚がくの字、フォルムはくびれがある、前羽が大きく後ろ羽は小さいなどの特徴があります。
ただ、時として見分けがつきにくいことがあります。
もし、見分けが難しい場合は、シロアリ駆除の専門業者に依頼をして、見極めてもらう方が良いでしょう。

シロアリと黒アリの見分け方については以下の記事を参考にしてみてください。
羽蟻がすべてシロアリではない?羽蟻の種類と見分け方

まとめ

日本国内には、22種類ものシロアリの存在が確認されています。
しかし、住宅に被害を与えるシロアリとしては、わずか5種類しか存在していません。

それ以外のシロアリは無害であり、普段は目にとまることは少ないでしょう。
土壌性シロアリ、乾材シロアリなどの分類があるものの、どちらも脅威であることに変わりはありません。

発見した場合は対策をとる必要があるでしょう。
もし、羽アリを見つけて、クロアリとの区別がわからない場合は、専門家に依頼して確認することをおすすめします。

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