シロアリ駆除

柱がシロアリ被害に!柱の補修方法と依頼先の選び方

柱がシロアリ被害に!柱の補修方法と依頼先の選び方

シロアリ被害といえば床下のイメージがあると思います。
実は、柱もシロアリ被害にあうケースがあり、床下よりも深刻な問題に発展してしまうこともしばしば。
柱に被害が及んでいた場合、補修しなければなりませんし、状況に応じて業者へ依頼する必要もあるでしょう。
しかし、こうした問題が初めての方は「どうしたらいいの?」「お金はいくらかかるの?」と不安を感じてしまうもの。
そこで、今回は柱がシロアリ被害にあってしまった場合の「補修方法」と「業者へ依頼する際の選び方」についてご紹介します。

柱がシロアリ被害を受けたら早急な補修対応が必要

万が一、柱がシロアリ被害を受けてしまった場合、早急な補修が必要になります。
柱一本折れただけで、建物に深刻な被害をもたらすことがあり、建物として危険だからです。

基礎の一部が被害を受けただけであれば、そこまで大きな問題に発展してしまうことはありませんが下記のようなリスクを抱えています。

  • 放置すると建物の倒壊リスクが高まる
  • シロアリによる柱の侵食は早い

柱一本あたりが支えている重量は大きいもの。
万が一、柱が侵食されているにも関わらず放置してしまった場合、その建物の倒壊リスクは急上昇します。

また、シロアリによる柱の侵食は柱内部に現れるため気づきにくいものです。
普段から目にしている柱が、実は白蟻被害にあっていたということも多くあります。
ご自身で柱の状態がわからない方や、自宅がシロアリ被害にあっているか不安という方は白蟻調査を依頼して確認しましょう。
シロアリ調査については「我が家にシロアリがいるかも… 少しでも気になったら調査してみよう!」でまとめていますので、ご覧ください。

シロアリ被害を受けた柱などの補修方法

シロアリ被害を受けた柱の補修方法は場所によって異なります。
主に補修場所となるのは、以下の3つです。

  • 基礎、骨組み部分
  • 床下部分
  • 柱本体

一口に「柱の補修」といっても、屋内の部分や床下の部分とで対処が異なるため、安易な処置は好ましくありません。
それぞれどのように対応するのか、詳細を見ていきましょう。

基礎や骨組み部分

まずは「基礎」「骨組み部分」から解説します。
この2点が侵食されてしまっている場合は、「火打土台」という部分を交換します。
地震や強風で建物が変形するのを防ぐ役割を担う部分で、建物にとって重要なパーツだからです。
基本的に火打土台の材質は木材ですが、最近では銅製の火打土台が採用されるケースが増えてきています。
木材と比較すると、銅製はシロアリのリスクが低いので、交換時には銅製の火打土台の使用をおすすめめします。
若干コストは高くなってしまいますが、シロアリに再度侵食されてしまうのを防ぐためにも、銅製を選択してみてはいかがでしょうか。

床下部分

最もシロアリの被害を受けやすいといわれる「床下部分」。
柱は屋内だけではなく、床下にも続いているため、シロアリの被害を受けやすいのが現状です。
そのうえ、床下の木材は湿気の影響で脆くなっていることも多く、柱だけではなく周辺部分への対応も必要になることがあります。
柱の床下部分にシロアリ被害が及んでいる場合、被害の状況に応じて補修方法は異なります。

被害が小さい場合
シロアリが柱の一部分に侵食した程度で、白蟻の被害がそこまで深刻化していない場合は「根太材」と呼ばれる部分を補強します。
被害が大きい場合
シロアリが柱全体に及んでいる場合は、「根太材」を新しいものと交換する必要があります。
被害が深刻な場合
柱がほぼ空洞になっているような場合は、被害が周囲にも及んでいるケースが多いものです。根太材の交換だけではなく、床板も交換する必要があります。

床下は外から見えにくいことから被害を確認が難しいので、シロアリの侵食を加速させることになってしまいます。
そのため、屋内の柱だけではなく、床下に位置する柱にも意識的に目を向けなければなりません。

しかし、素人が自ら対応するのは非常に難しく、専門の業者に依頼するのが一般的です。
費用は発生してしまいますが、安全性の高い補修を実現するためにも、専門の業者の手を借りましょう。
シロアリ駆除による被害の修繕費については、「シロアリ駆除や修繕にかかる費用はいくら?|雑損控除として確定申告できる」でご説明しています。
気になる方は、事前にご確認ください。

柱本体

柱本体が侵食されている場合、被害の度合いに応じて補修内容が異なります。

被害が小さい場合
被害が小さい場合は、柱内にシロアリ駆除用の薬剤を注入し、外側から柱を板で補強します。そして、シロアリが再度柱を侵食しないよう、白蟻そのものの駆除も徹底しましょう。
被害が大きい場合
被害が大きい場合は、柱本体を取り換える必要があります。しかし、構造によっては交換できないケースもあります。その場合は解体して新たに建て直すことも検討しなければなりません。

被害があまりに大きい場合は、ご自身での修繕や補修が難しくなります。
また、建物の構造に影響しかねないため、シロアリによる被害がでた場合はリフォーム会社などに相談しましょう。

柱の補修後にすべきこと

シロアリ被害を受けた柱の補修ができたら、建物の耐久度としては安全です。 しかし、再びシロアリ被害に遭うリスクもあります。 そこで、柱の補修後に将来的な安全性を担保するために、すべきことは以下の2つです。

  • シロアリの予防措置
  • 定期点検

続いて、詳しく見ていきましょう。

シロアリの予防措置

柱の補修後には、シロアリ被害を避けるために予防をしましょう。
白蟻予防の方法としては、2つあります。

  • バリア工法
  • ベイト工法

バリア工法は補修を行った柱を含めて、周辺にシロアリが嫌う薬剤を散布する方法です。
忌避性の高い薬剤を散布するため、シロアリが近づきにくくなります。

ベイト工法は、自宅周辺にベイトステーションと呼ばれる箱にシロアリにとって毒となる薬剤を入れておき、その毒餌を食べたシロアリを殺す方法です。
詳しくは、「シロアリ予防をしないと家はどうなる?予防の費用や対策法は」でまとめて紹介しています。
具体的な方法と費用についてご紹介しますので、詳しくはこちらをご覧ください。

定期点検

柱の補修後にシロアリ予防をしたといっても、実は予防効果を維持できるのは約5年間だけ。
これは、シロアリ予防に使用される薬剤が、徐々に分解され5年後にはほとんど効果がないほどになっているからです。
シロアリ予防をしたから白蟻の被害に遭わないわけではありません。

定期的な点検をして、シロアリによる被害がないか確認しておきましょう。
多くのシロアリ駆除業者は、駆除後のサポートとして保証制度を設けていたり、年に1回の定期点検をしていたりするところも多いので、問い合わせて確認することをおすすめします。

シロアリ駆除に使用される薬剤の効果については、「シロアリ駆除剤の効果が続く期間はどれくらい?」で説明していますので、気になる方はご覧ください。

シロアリ被害を受けた柱の補修は業者に依頼しよう

シロアリ被害を受けた柱を補修することは決して簡単なことではありません。
そのため、無理せず、専門の業者に依頼することをおすすめします。
シロアリ駆除業者やリフォーム会社は柱の補修に対応していますので、近くの工務店を含めて確認してみてください。

シロアリ駆除&補修などリフォームに対応している業者が多い

最近は「シロアリ駆除」だけでなく「補修」などのリフォームに対応している白蟻駆除業者が多くあります。
このような業者なら、シロアリ駆除と同時進行で補修作業も手がけてくれるでしょう。
自宅の補修を白蟻駆除業者に依頼する場合とリフォーム会社に依頼する場合で、それぞれのメリット・デメリットを下記にまとめています。

メリット デメリット
リフォーム会社
工務店
・建て直し、解体まで可能であり、専門的な対応が可能・シロアリ駆除の依頼とは別で依頼が必要なため手間がかかる
シロアリ駆除業者・簡単な対応であれば駆除料金に含まれ、安く済む
・依頼先が1つで手間がかからない
・専門的な知識が不足することもあり、補修が完璧でない場合がある

シロアリ駆除と補修をそれぞれ別の業者に依頼すると、時間も手間もかかってしまいあまり好ましくありません。
特に、忙しい方にとっては、それぞれの業者と連絡を取り合うのは大変です。
そのため、シロアリ駆除と補修に対応してくれる業者を選ぶことをおすすめします。
中には、「建て直し」「解体」など、大きな業務に対応してくれる業者もあるので、上手に活用しましょう。

簡単な補修内容であれば、1坪あたり10,000円前後の駆除費用内に補修作業が含まれていることが多いようです。
大掛かりなリフォームも、建築会社へ依頼するより安く済むことがほとんど、これが駆除業者の特徴です。

お得に工事をしたい方には、リフォームにも対応したシロアリ駆除業者への依頼をおすすめします。
業者選びの段階で、こうした対応範囲や作業内容を確認し、納得してから依頼を検討してください。

プランや保証内容によっては安く対応してもらえることも

シロアリ駆除業者のメイン作業は白蟻駆除です。
しかし、「補修工事セット」「補強作業20%OFF」など、独自のプランを設けていることもあります。
リフォーム業者や建築会社に依頼する場合と比較すると、安く対応してもらうことができ、家計への負担を軽減できます。
シロアリ駆除の施工そのものも高額であるため、補修工事まではお金を出せない…という方も少なくありません。
そんな方は、プランや保証内容が充実している駆除業者を探してみてはいかがでしょうか。

柱がシロアリ被害を受けたら早急に対応しよう

シロアリによる柱の被害は、住居者が認識している以上に深刻であることも多いものです。
また、シロアリの被害は柱の表面に現れることがないため、そもそも気が付かないことも少なくありません。
しかし、柱一本失うだけでも建物の倒壊リスクは上昇してしまいます。
シロアリの被害はいち早く食い止めることが大切です。

今回の記事では、柱がシロアリ被害を受けた場合の補修方法や業者の相場についてご紹介しました。
「もしかしたら柱がシロアリ被害にあっているかも…」と感じたら、必要に応じた業者を利用しましょう。
放置だけは絶対に避け、プロの手を借りながら適切に対処してください。

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