シロアリ駆除

シロアリ駆除や修繕にかかる費用はいくら?|雑損控除として確定申告できる

シロアリ駆除や修繕にかかる費用はいくら?

シロアリ被害にあっていることに気づいたら、放置しておくわけにはいきません。
そこで気になるのは、シロアリ駆除や被害箇所の修繕費用のことではないでしょうか。

実は、シロアリ駆除と修繕にかかる費用は、雑損控除として確定申告すると所得税・住民税から還付を受けられます。

シロアリ駆除や修繕にかかる費用は一般的にどれぐらいなのか、雑損控除をすることで、どの程度税金が還付されるのかについて解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

シロアリ駆除をしたらすぐに修繕しよう

シロアリ被害を見つけたら、早急にシロアリの駆除が必要です。
白蟻は普段見えない木材や壁の中で活動しており、実際の被害は目に見える以上に拡大している恐れがあります。
家の柱などが侵食されると建造物の安全性にかかわるため、早急にシロアリを駆除した後に、被害箇所の修繕を考えましょう。

シロアリ被害の修繕をする場合、まず住宅の施工業者か、信頼できる工務店に相談です。
シロアリ駆除の際に、どの程度の被害があったかを工務店の担当者に伝え、見積もってもらうと良いでしょう。

あとから詳しく説明しますが、打ち合わせの際には、シロアリの予防費用は駆除や修繕費用と分けて計上できるように相談しておきます。
雑損控除で確定申告をするには必要な知識なので覚えておきましょう。

シロアリ駆除や被害の修繕にはどれくらいの費用がかかる?

シロアリ駆除や修繕には一般的にどれくらいの金額が必要になるのでしょうか。
実際のところ、どの程度被害が出ているかによって費用は大きく変わるため、きっちりとした金額を出すことは困難です。
そのため、概算になりますがシロアリ駆除には10万~40万円程度、食害部分の修繕費用は10万~100万円程度必要だといわれています。

このほか、例えばバスルームやトイレなど被害箇所のリフォームも行うとなると、さらに費用はかさむことを覚悟しなければなりません。
シロアリの被害にあう可能性の高い水回りのリフォーム費用についての概算例は以下の通りです。

  • タイル張りのバスルームからユニットバスへのリフォーム:130万円
  • 和式トイレから洋式トイレへのリフォーム:30万円
  • システムキッチン入れ替え:70万円

どうしても高額になるシロアリの駆除費用ですが、対策にかかる費用は一部雑損控除の対象になり、税金の還付が受けられます。
以降で詳しく見ていきましょう。

シロアリ駆除費用は雑損控除の対象になる!

シロアリ駆除に対して、直接的な補助金はありません。
しかし、雑損控除で所得税の軽減措置が受けられます。

雑損控除とは、災害や盗難などで資産に損害が出た場合に税金の控除を受けられる制度のことです。
「害虫などの生物による異常な災害」も対象に入っており、実際に生活している自宅であれば対象になります。別荘のように、生活上不要な資産については雑損控除の対象外です。給与所得者も、年末調整ではなく確定申告をする必要があります。

雑損控除で規定されている災害は以下の通りです。

  1. 震災、風水害、冷害、雪害、落雷など自然現象の異変による災害
  2. 火災、火薬類の爆発など人為による異常な災害
  3. 害虫などの生物による異常な災害
  4. 盗難
  5. 横領

ここで注意しなければいけないことは、シロアリの予防対策は対象外ということです。

「シロアリの被害を事前に防止するための費用及びシロアリの駆除とともに行う予防のための費用は、応急的措置に係る費用でないことから、雑損控除の対象となりません。」

引用:国税庁 「シロアリの駆除費用」

修繕と予防を一緒の費用にすると、全体が雑損控除の対象外になってしまうため、事前に業者と相談して修繕と予防は分けるようにしましょう。

雑損控除として控除される金額の計算方法

雑損控除として控除される金額は、以下の計算式に則って行います。

  1. (差引損失額)-(総所得金額等)×10%
  2. (差引損失額のうち災害関連支出の金額)-5万円

両方を計算してみましょう。どちらか金額の大きい方が採用されます。
差引損失額は、以下の計算式で出しましょう。

  • 差引損失額 = 損害金額 + 災害等に関連したやむを得ない支出の金額 - 保険金などにより補てんされる金額

損害金額はシロアリ駆除費用、災害等に関連したやむを得ない支出の金額はシロアリを駆除した後の補修費用に該当します。
一例として、シロアリの駆除に20万円、補修費用に80万円かかり、保険金などによる補てんがなかったとしましょう。
所得総額が400万円の場合、最初の計算式にあてはめると、2の95万円が総所得金額から控除されます。

また、ここまで説明してきましたが、所得金額によっては、もうひとつの税金減免措置があります。

  • 所得500万円以下:所得税全額免除
  • 所得500万円を超え750万円以下:所得税2分の1軽減
  • 所得750万円を超え1000万円以下:所得税4分の1軽減

雑損控除で控除しきれなかった金額は、3年まで繰り越せるため、どちらがお得かは、シロアリ対策費用が分かり次第計算して確認しましょう。

シロアリ駆除で雑損控除を受けるための確定申告の手続き

シロアリの駆除と補修工事を実施したら、確定申告の手続きをしましょう。流れをまとめましたのでご確認ください。

1.事前に準備する書類

  • 雑損控除を記載した確定申告書
  • シロアリ駆除および補修費用の領収証
  • 給与所得者の場合、源泉徴収票

2.自宅住所を管轄する税務署窓口で確定申告期間中(毎年2月16日~3月15日)に提出

郵送の場合は、返信用の封筒を入れておくと、確定申告書の控えが返送されます。
e-Taxで確定申告をする場合は、税務署の窓口に行く必要もなく、自宅で確定申告が完了します。

3.後日、確定申告書にて指定した銀行口座に、税金の還付額が入金

領収証は税務署で見せるために必要で、源泉徴収票は、確定申告書の添付書類です。
源泉徴収票は、毎年1月中旬に発行されます。
シロアリ対策費用の金額が大きく1年で還付できない場合は、3年まで繰り越せます。
シロアリ駆除+補修費用の領収証は大切に保管して、翌年以降の確定申告の際に使用してください。

税務署の窓口に行って確定申告をする場合は、3月は混み合うため2月末までに終わらせましょう。
確定申告を確実に行い、確実に節税してくださいね。

まとめ

シロアリ駆除や修繕にかかる費用についてと、雑損控除として確定申告する方法について説明しました。
シロアリの被害を放置していると、修繕費用はどんどん高額になり、地震が起こったときなどに家屋が耐え切れず、倒壊の恐れもあります。早めにシロアリ駆除と修繕、対策を開始しましょう。

かかった費用のうち、シロアリ駆除と被害箇所の補修費用は、年末の確定申告で雑損控除として税金の軽減措置を受けられます。
シロアリ予防の費用は雑損控除にできません。
シロアリ駆除及び補修費用とシロアリ予防費用は別で領収証をもらうよう、事前に業者と話し合っておきましょう。

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