シロアリ駆除

新築でもシロアリは発生する!?注意すべきポイントとは

新築でもシロアリは発生する!?注意すべきポイントとは

「シロアリが発生するのは古い家だけ」「新築は白蟻なんて発生しない」シロアリ被害に関して、こうした誤解をしている方は少なくありません。
確かに、築年数の古い建物よりも新築のほうがシロアリ被害のリスクは低いものです。

しかし、新築であるにも関わらずシロアリが発生してしまったケースは存在しますので、「新築だから大丈夫」と安易に構えるのは危険。
本記事では新築におけるシロアリ被害のリスクや、新しく家を建てる際に注意すべきポイントについて解説します。
家を建てることを検討している方や、建てて間もない方はぜひ参考にしてください。

新築でのシロアリ発生事例

誤解されがちな「シロアリ」と「新築」の関係。
新築であればシロアリ被害はほとんどない、と認識している方は少なくありません。

しかし、現実はそんなに甘いものではないのです。
実際に、新築にも関わらず深刻なシロアリ被害に陥ってしまったケースは存在します。
まずは、新築にも関わらずシロアリ被害にあってしまった事例をご紹介します。

新築から1年で床下の柱がシロアリ被害に…

新築からわずか1年でシロアリの被害に気が付いたというAさん。
自宅の周辺でシロアリの羽アリを見かけることが増え、屋内にも羽が落ちていたのだそうです。
そこで、駆除業者に点検を依頼したところ、なんと床下の柱はスカスカな状態に陥っていました。
点検を担当した業者曰く、シロアリが住み着いてから半年以上は経過しているだろうとのこと。
つまり、家の完成直後にシロアリが侵入してきたということです。
建物は、古くても新しくても、餌さえ存在すればシロアリが侵入してしまうということが分かる事例です。

シロアリの被害を受けた断熱材

上記と比較すると被害規模はあまり大きくはありませんが、「断熱材」が原因となったシロアリ被害も存在します。
近年、人気を集めている「基礎断熱工法」。
壁や床に断熱材を使用して、外気を遮り過ごしやすい空間をつくる工法です。
夏は涼しく、冬は暖かく過ごせるとして、新築時に検討する方が増えています。

しかし、この基礎断熱工法を取り入れたBさんのお宅は、新築後わずか3年でシロアリの被害に遭いました。
基礎断熱工法で使用された断熱材にはたくさんの蟻道があり、もはや断熱材の効果が期待できないほどです。
幸い、建物への被害は少なかったため、すぐに駆除が完了しました。
しかし、新築後にもかかわらず大きな出費となってしまったようです。
上記ふたつの事例から分かる通り、新築であってもシロアリの発生リスクは存在します。
そのため、新築であってもシロアリ対策は万全にしておかなければなりません。

新築でできるシロアリ対策

家を新しく建てる際にしておくべきシロアリ対策には何が挙げられるのでしょうか。
シロアリ対策は現在、様々な方法が存在しますが、特に意識すべきなのは以下の3つです。

  • 土壌調査
  • 設計段階でのシロアリ対策
  • シロアリの予防処理

それぞれの詳細について見ていきましょう。

土壌調査

まず実践しておくべきなのが「土壌調査」です。
本来、土壌調査は土壌汚染について調べるもので、新築の家を建てる敷地が汚染されていないかの確認が目的となります。
しかし、この土壌調査では同時に、地面に潜むシロアリの発見に役立つのです。
調査には、土や砂の採取が必要となり、シロアリが地中に潜んでいると調査の際に白蟻が発見されることがあるからです。

新築の家でシロアリが発生する原因として、家を建てる前から白蟻が地中に住んでいたという例も挙げられます。
そのため、新築の家を建てる前の土壌調査は、重要なシロアリ対策といえます。
一般的に、調査は業者が行うため自分で対応することはほとんどありません。
手間はかかりませんし、今後のトラブルを回避するためにも、土壌調査をしておくことをおすすめします。

設計段階でのシロアリ対策

新築時のシロアリ対策は、設計段階からスタートできます。設計では以下の4つのポイントについて注意します。

  • 床下など点検しやすいつくりにすること
  • 基礎断熱工法を使わない
  • シロアリ被害にあいにくい木材を使用する
  • シロアリの侵入経路への対策

それぞれについて詳しく解説します。

床下を点検しやすいつくりにする

家の設計時に床下の点検をしやすいつくりにしておきましょう。
家が完成した後、シロアリの点検や駆除を依頼する可能性は十分に考えられます。
しかし、その際「床下に入れない」となってしまうと、点検も駆除も思うように進まなくなってしまうと困るからです。

例えば、「床下の基礎が布基礎になっていて、床下を移動するのが難しい」「床下の構造が複雑でそもそも入れない」などです。
意外にもこうした“床下問題”に陥っているケースも存在します。
新築を検討する方の多くは外観や内観に意識を向けるものの、外側から見えない床下にはあまりこだわらないことがほとんど。
しかし、万が一の状況で最適な対策ができなくなってしまっては大変です。
床下は人が入りやすいようなつくりにしましょう。

基礎断熱工法を使わない

基礎断熱工法をむやみに使わないようにしましょう。
記事前半でも解説した通り、基礎断熱工法で使用される断熱材はシロアリの餌でもあります。
そのうえ、やわらかい素材ですので、あっという間に建物内へ侵入されてしまう箇所でもあるのです。
よほど強いこだわりがある場合を除き、なるべく基礎断熱工法を採用しないようおすすめします。
快適に過ごせるというメリットはなくなってしまうものの、家を長持ちさせる点は大きなポイントです。

シロアリ被害にあいにくい木材の使用

シロアリ被害にあいにくいとされる木材を使用しましょう。
具体的な名称としては、ヒバやベニヒが挙げられます。
ヒノキやスギなどと比較すると、水分が少なく硬いことから、防蟻性が高いといわれているからです。

もちろん、環境や状況などによっては、完全にシロアリの被害を防ぐことは難しいもの。
しかし、少しでもシロアリのリスクを下げたいという方は、「使用する木材」から白蟻対策を万全にしておくと安心です。
気になる方はリフォーム会社に相談してみましょう。

侵入経路への対策

シロアリが侵入する可能性の高い経路には、事前に対策をしておきましょう。
白蟻は建物のあらゆる場所に侵入経路が存在し、建物の構造だけではシロアリの侵入を防ぎ切ることはできないからです。

例えば、シロアリの侵入を防ぎやすいといわれる「ベタ基礎」を採用した家であっても、侵入を完全に防ぐことはできません。
床下一面がコンクリートに覆われているベタ基礎は、一見シロアリが侵入できるような隙間はありません。
しかし、床下の立ち上がり部分などのほんのわずかな隙間から侵入することがあります。

アリが一匹でも通れる隙間があれば、シロアリは難なく侵入します。
こうした侵入経路への対策として、隙間部分に薬剤を散布・注入し、侵入経路からシロアリを遠ざけましょう。

シロアリの予防処理

薬剤などを使用して、新築の建物にもシロアリの予防処理をしておきましょう。
効果的なシロアリ予防処理として「柱へのACQ注入」が挙げられます。
防腐効果と防虫効果が高く、シロアリが発生する前に注入しておくことで、白蟻被害を抑制できるものです。
ただし、市販されていないため、建築業者やシロアリ駆除業者などの専門業者に依頼して、ACQを注入してもらう必要があります。

新築を建てた後にはシロアリ予防が必須

新築を建てた後にもやっておくべきシロアリ対策はあります。
それは、以下の通りです。

  • シロアリの定期調査
  • 自宅の周辺にも気を配る

シロアリの定期調査

新築を建てるタイミングでシロアリ対策をしても、予防効果を維持できるのは約5年程度です。
それは、シロアリ予防に使用される薬剤が、徐々に分解されてしまうから。

また、シロアリ予防をしたからといって、白蟻の被害を全く受けないということはありません。
定期的な点検をして、シロアリによる被害がないか確認しておきましょう。
シロアリ駆除に使用される薬剤の効果については、「我が家にシロアリがいるかも… 少しでも気になったら調査してみよう!」で説明していますので、気になる方はご覧ください。

自宅周辺の環境にも気を配る

シロアリの被害に遭わないようにするには、自宅周辺の環境にも気を配る必要があります。
庭などにある枕木やウッドデッキはシロアリの餌となるため、結果的にシロアリを近くにおびき寄せることになってしまうからです。
例えば、庭にあった倒木を放置していると、知らない間にシロアリ被害に遭っており、そこから自宅への侵入を許してしまったといようなケースがあります。

シロアリ被害を避けるためには、白蟻が好むものを庭に置かないようにするなど対策をしましょう。
庭木に潜むシロアリのリスクについては、「「シロアリが庭木に!」駆除する方法と放置するリスク」でまとめていますので、心配な方はこちらをご覧ください。

新築を建てた人が知っておくべきシロアリの保証制度

新築でシロアリ予防もしたのに、シロアリ被害にあってしまうということもあります。
そんなときは、シロアリ予防を依頼した業者に連絡して、再度駆除などの対策を依頼しましょう。
シロアリ予防業者の多くは、保証制度を設けており、施工から5年以内であれば無償で対応してくれるといったこともあるからです。

シロアリ予防をする際には、事前に保証制度についても確認しておくことで、万が一の事態にも対応することができます。
シロアリ予防における保証は「シロアリ駆除・予防の保証について知っておくべきポイント」で記載していますので、詳しくはこちらをご覧ください。

新築時にシロアリ対策を万全にしておこう

効果的なシロアリ対策ができる新築時は、大きなチャンスです。
構造や使用素材、予防処理など、あらゆる面からシロアリ対策を徹底的に行うことができます。
せっかくの新築を長持ちさせるためにも、ぜひ今回の記事を参考にしながら、適した対策を検討してみましょう。

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