おすすめの市販のシロアリ駆除剤トップ5をご紹介!

「自分でシロアリを駆除したいけど、どの駆除剤を選べばよいのか分からない」という方は多いです。
実際、ホームセンターのシロアリ駆除剤コーナーを見てみると、駆除剤だけで数十種類も並んでいるということは珍しくありません。
そこで、今回はおすすめのシロアリ駆除剤をご紹介します。
それぞれの商品の解説を比較しながら自分に合ったものを選んでみましょう。
市販のシロアリ駆除剤の選び方

市販のシロアリ駆除剤の選び方として、主に以下の2点をチェックすることが大切です。
- 駆除・予防のどちらが目的なのか
- どのような成分が配合されているのか
以下で詳しく説明していきます。
駆除と予防の目的に合わせて駆除剤を選ぶ
一口に「シロアリ駆除剤」といっても大きく2つの種類が存在します。
「駆除目的」「予防目的」の2種類です。
既にシロアリが発生してしまっているのであれば、駆除を目的とした駆除剤が必要ですし、シロアリの発生を防ぎたいのであれば、シロアリ発生の予防を目的とした駆除剤を使用する必要があります。
このように、それぞれシロアリへのアプローチが異なるため、まずは目的を明確にしてから駆除剤を選ぶことをおすすめします。
駆除剤に使用されている成分をみて選ぶ
上述した通り、シロアリ駆除剤は「駆除目的」「予防目的」の2種類が存在します。
駆除用と予防用では、使用されている成分に違いがあります。
例えば、駆除目的の商品には「ネオニコチノイド系」の成分が使用されていることが多く、数ある殺虫成分の中でも比較的人体への影響が少ないのが特徴です。
また、木材の防腐剤として使用される成分でもあるため、シロアリを駆除しながら木材の補強にもつながります。
一方、予防目的の商品には「有機リン系化合物」などの成分が使用されることが多いです。
現時点でシロアリは確認できていないものの、今後の被害を抑えたいという方はこちらの成分が入ったものを選びましょう。
シロアリ駆除剤に限らず様々な殺虫剤に使用されている成分で、シロアリを家に寄せ付けない、という効果が期待できます。
おすすめのシロアリ駆除剤 トップ5
それでは、市販で購入できるおすすめのシロアリ駆除剤について見ていきましょう。
駆除剤によっても特徴が異なるため、自宅の状況に適した商品を選ぶことが大切です。
それぞれの成分や特徴を比較して購入を検討してください。
第1位 吉田製油所 ミケブロック
有効成分「ジノテフラン」を20%使用したシロアリ駆除剤です。
駆除剤や殺虫剤にありがちな不快な臭いが少なく、扱いやすいのが特徴。50倍に希釈した状態で使用します。
散布量は1㎡あたり希釈済みの駆除剤を5リットルで、床束や配管に接する部分などに帯状に散布します。
駆除効果だけでなく、予防効果や木材防腐効果なども期待できるため、徹底したシロアリ対策が可能です。
「日本しろあり対策協会」「日本木材保存協会」などが認定している商品でもあり、信頼性の高さが魅力です。

第2位 ジノテクトスプレッド
予防効果を重視したシロアリ駆除剤です。
床下のベタ基礎や土壌に散布するだけで、シロアリの侵入を防ぐことができます。
さらに、シックハウス症候群の原因として問題視されている揮発性有機化合物を配合しておらず、安心して使用できるのが魅力です。
有効成分は「ジノフテラン」で水性タイプ。
駆除剤や殺虫剤などのような不快な臭いが少なく、作業しやすいという特徴があります。
散布量は1㎡あたり3リットルで、薬剤は希釈する必要はなく、そのまま原液を散布することができます。

第3位 金鳥[キンチョウ] シロアリフォーム
シロアリの駆除を目的とした駆除剤です。
有効成分は「フィプロニル」と呼ばれる成分で、フィプロニルに接触したシロアリが蟻道や巣に帰ることで、周囲のシロアリにも作用させることができます。
すでにシロアリの被害が拡大している建物にも効果的です。
即効性は低いため、駆除直後にシロアリを死滅させることは難しいのが難点ですが、高いシロアリ駆除効果を実現することができます。
また、この商品は2種類のノズル付きであるため、場所に応じてノズルを使い分けることができ、様々な場所で活用できます。
例えば「狭い部分」「手が届かない部分」「木材の隙間」「屋根裏」など、あらゆる場所に持ち運びができて、どこでも使用可能です。

第4位 イカリ消毒 シロアリハンター
安全性の高いシロアリ駆除剤です。
従来の商品とは異なり、散布するタイプではなく設置タイプの駆除剤で、成分を直接吸い込んでしまう心配がありません。
有効成分は「ビストリフルロン」と呼ばれる脱皮阻害剤で、シロアリが摂取し蟻道や巣に帰ったりすることで徐々にシロアリを壊滅に導きます。
さらに、シロアリを引き寄せるためにシロアリが好む「松材」をはめ込んでいるため、多くのシロアリをおびき寄せることが可能です。
シロアリの駆除効果が発揮されるのは、設置してから2~3か月程度ですが、駆除剤の効果は2年間あります。
長期間シロアリ対策を施せるため、シロアリ駆除・予防ともにおすすめです。
設置場所に指定はありませんが、主に風呂場や台所、玄関周辺、庭などに設置されることが多いです。

第5位 アース製薬 シロアリアース
駆除と侵入防止の2つの効果を持つシロアリ駆除剤です。
成分に接触したシロアリから連鎖反応で他のシロアリや巣丸ごと作用させることができます。
即効性が高いだけでなく、持続効果もおよそ6か月という長さで、こまめに駆除作業を行う必要はありません。
長いノズルタイプなので、狭い場所でもラクラク作業ができます。
効果はシロアリの他にも「キクイムシ」「ムカデ」「ゲジゲジ」「ワラジムシ」などの虫に効果があります。
シロアリが出てきそうな場所、巣の周辺、蟻道などに噴射して様子を見てみましょう。

徹底した駆除を希望の方は専門の業者に依頼
最近は、効果の高いシロアリ駆除剤がたくさん販売されています。
被害状況に合わせて選ぶことができるほど種類も充実しているため、自分で作業を進めたい!という方でも効率よく駆除作業を進めることができるようになりました。
しかし、どれだけ効果の高いシロアリ駆除剤が販売されても、DIYではプロレベルでシロアリを駆除するのは難しいです。
床下や屋根裏、木材内などは自分で対応するには難しく、駆除漏れの原因にもなってしまいます。
目に見えるシロアリは減ったものの、内部の浸食は進んでいる、という状況に陥ってしまうと知らない間にどんどん家がボロボロにされてしまうため注意が必要です。
徹底的にシロアリを駆除したいという方は、自分で駆除作業を行うのではなく、専門のシロアリ駆除業者に依頼することがおすすめです。
素人では手が届かないような箇所の対応、気が付かないようなシロアリの痕跡の発見など、プロならではの対応を期待でき、シロアリの被害を食い止めることができます。
現在、シロアリ被害を受けている方はもちろんのこと、万が一に備えてシロアリ被害を予防したいと考えている方は、業者への依頼も検討の上シロアリ対策を検討してみましょう。