シロアリ駆除

シロアリ駆除のベイト剤の効果は?気になる特徴と注意点について

シロアリ駆除のベイト剤の効果は?気になる特徴と注意点について

「シロアリ駆除でベイト剤を使用してみたいけれど、本当に効果があるのか気になる」という方は多いのではないでしょうか。
ベイト剤はプロであるシロアリ駆除業者にも選択される駆除方法のひとつで、薬剤散布に次いで一般的な駆除方法です。

しかし、その具体的な効果や概要についてはまだまだ広くは知られていません。
そこで、今回はシロアリ駆除におけるベイト剤の特徴と効果、注意点について解説します。

シロアリ駆除における「ベイト剤」とは

シロアリ駆除におけるベイト剤とは、簡単にいうと「毒餌」のことです。
シロアリが好む素材を使用し、白蟻を誘い込んでベイト剤を巣へと持ち運ばせます。
このベイト剤を巣内で仲間と食べることで、巣を丸ごと駆除することができるのです。

このベイト剤を使ったシロアリ駆除方法のことを、「ベイト工法」と呼びます。

以下でベイト工法の仕組みを図示しています。

ベイト工法によるシロアリ駆除の仕組み

ベイト剤の成分詳細は商品によって異なりますが、主に「脱皮阻害剤」と呼ばれる成分が含まれています。
脱皮を必要とするシロアリに作用するため、哺乳類である人間や犬、猫などには危険性はありません。

シロアリ駆除のベイト工法の効果とメリット・デメリット

シロアリ駆除におけるベイト工法の効果は高く、上述した通り巣を丸ごと駆除できるのが魅力です。
即効性は低いものの、既に大量に繁殖しているシロアリを残らず駆除することもできます。
そんなベイト工法のメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット デメリット
人体、ペット(哺乳類)に安全
薬剤のにおいがない
設置している限り効果が持続
建物自体に穴を開けない
即効性が低い
定期的な管理が必要
駆除費用が比較的高い

続けて、それぞれについて詳しく説明していきます。

シロアリ駆除におけるベイト工法のメリット

ベイト工法のメリットは、高い安全性がまず挙げられます。
ベイト剤の有効成分は、殺虫剤(神経系への阻害)ではなく、昆虫にのみ作用する脱皮阻害剤です。
脱皮をしないヒトやペットの哺乳類に対する危険性はありません。
さらに、外からは薬剤に触ることができないので、万一お子さんやペットが地中から掘り出してしまっても安心です。

薬剤散布を行うバリア工法の場合、薬剤が飛散し部屋や、置いていたものに付着してしまったり、吸い込んでしまったりということが考えられるのです。
化学物質に敏感な方は、気分が悪くなってしまうことも。

ベイト工法では薬剤が空気中に広がることはありません。
この点でも、薬剤散布法と比べてベイト工法の安全性の高さが評価できます。

また、ベイト剤を設置している限りシロアリ駆除効果が持続するのもメリットの1つです。
ベイト剤の食害状況を定期点検し、必要があればベイト剤を補充するだけで効果を持続させることができます。

施工方法としても、地中に埋めるだけなのでとても簡単です。 建物自体に穴を開けたり工事をする必要はありません。

シロアリ駆除におけるベイト工法のデメリット

一方、デメリットとして挙げられるのが即効性の低さです。
シロアリ駆除を実現できるのはベイト剤を設置してから数か月~1年後。
即効性は期待できないのです。
さらに、シロアリの数が多ければその分ベイト剤が全ての白蟻に回る時間も長くなります。

また、ベイト工法では最低でも年に一回の定期的な管理が必要です。
ベイトステーションにシロアリがかかっているか、ベイト剤は足りているかを確認するために、定期的に点検をする必要があります。

いったん駆除が完了したあとでも、常にベイト剤を稼働させていなければなりません。
新しいシロアリがやってきて、巣を作るのを予防するためです。
一度駆除が完了しても、定期点検は続けましょう。

ベイト工法は費用面にもデメリットがあります。
薬剤散布法と比べて、使用する薬剤が割高です。
また業者に依頼する場合、定期点検のために何度も来てもらう必要があるため、駆除費用は比較的高くなります。

シロアリ駆除でベイト工法が適している方

  • 被害状況が深刻化していない
  • 即効性よりも持続性を重視する
  • 小さな子ども、ペットがいる
  • コスト面を重視していない

これらの項目に当てはまる方には、ベイト工法をおすすめします。

詳しくは、「シロアリ駆除は薬剤散布法・ベイト工法のどっちがいいの?工法を選ぶ基準を解説」の記事も参考にしてみてください。

シロアリ駆除でベイト工法を自分でする方法

ベイト工法は、建物に穴を開けたりする必要がないので、自分でシロアリ駆除を行うのにハードルが低い方法です。
ここからは、ベイト工法で自分でシロアリ駆除する方法を見ていきましょう。

シロアリ駆除のベイト剤の種類

自分でベイト工法をする際に、市販で購入可能な薬剤は大きく分けて2種類あります。

  • シロアリの餌にあらかじめ薬剤が含まれているタイプ
  • ケース内にシロアリの餌を入れておき、白蟻が侵入してから毒餌を入れるタイプ

比較的定番なベイト工法は、「シロアリの餌にあらかじめ薬剤が含まれているタイプ」です。
設置するだけで作業は完了するため、手間が少ないという特徴があります。
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シロアリが好む「松材」をはめ込んでいるため、誘因性が高いのが特徴です。有効期間はおよそ2年と長く、頻繁にベイト剤を交換する必要がありません。
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このシロアリハンターに関して詳しく説明した記事もあるので、参考にしてみてください。
シロアリハンターってどんな駆除剤?概要と効果について

もうひとつは、「ケース内にシロアリの餌を入れておき、白蟻が侵入してから毒餌を入れるタイプ」です。
シロアリに警戒されずにおびき寄せやすいのが特徴。
定期的にシロアリが侵入しているかを確認しなければなりませんが、誘因性の高さが魅力です。
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ベイト工法で使用するステーションとともに購入が可能です。シロアリの好物であるユーカリの木を使用してステーション内に白蟻を誘引します。
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ベイト工法を自分でする方法

それでは、上記で挙げた2タイプそれぞれの作業の流れを説明していきます!

シロアリの餌にあらかじめ薬剤が含まれているタイプ

  1. シロアリが出現しそうな場所を探す(主に蟻道の近く、巣の近く、床下)
  2. 屋外であれば地中に埋める。屋内や外壁際であればテープでベイト剤を固定する
  3. 半年に1~2回ベイト剤の様子をチェックし、餌の減り具合に応じて毒餌を交換する

ケース内にシロアリの餌を入れておき、白蟻が侵入してから毒餌を入れるタイプ

  1. シロアリが出現しそうな場所を探す(主に蟻道の近く、巣の近く、床下)
  2. 屋外であれば地中に埋める。屋内や外壁際であればテープでベイト剤を固定する
  3. 月に1回の頻度でベイト剤の様子をチェックし、シロアリ侵入の痕跡があれば毒餌を投入

頻繁にケースを開閉すると、シロアリが警戒して別の場所に移動してしまう可能性があります。
そのため、ベイト剤を確認する際は多くても月に1回までが適切です。

「自分でシロアリ駆除をする際の流れとDIYでの注意点」の記事でも、イラスト付きでベイト工法のやり方を解説していますので、参考にしてみてください。

シロアリ駆除でベイト剤を使用する際の注意点

シロアリ駆除でベイト剤を使用する際、いくつか注意点があります。それが以下の3つです。

ベイト工法でのシロアリ駆除の注意点

それぞれの詳細について見ていきましょう。

即効性は期待できない

本記事でも何度か触れた通り、ベイト剤には即効性が期待できません。
ベイト剤をシロアリに食べさせることに加え、巣で拡散する必要があるからです。

効果が現れるまでの具体的な期間はおよそ6カ月~1年。
シロアリの数によって異なりますが、1年近くの期間を要することを理解しておく必要があります。

そのため、既に建物の被害が深刻化している場合は、ベイト工法の選択は好ましくありません。
効果が現れるまでの期間も被害が進み、倒壊リスクが上昇します。
「早めに駆除しないと建物が危険」という場合は、即効性の高い薬剤散布法がおすすめです。

設置場所によっては効果を得られない

ベイト工法は非常に効果が高いのが特徴ですが、設置場所によっては十分な効果が得られません。
ベイト工法は、シロアリが毒餌を食べないことには効果が見込めないのです。
見当違いの場所に設置してしまうと、無意味な作業となってしまうため注意しましょう。

また、住宅や庭の構造によってはベイト工法が使用できないこともあります。それが以下の2つのケースです。

  • そもそも設置場所まで人が通れない
  • 敷地が全面コンクリートの場合は地中に埋められない

これらの場合は、ベイト工法を実施するのは難しいため、別の工法でシロアリ駆除を行う必要があります。

定期的に設置し直す必要がある

ベイト工法は「設置して終わり」ではありません。
ケース内の毒餌が減少したタイミングで毒餌を交換する必要があります。

中身が空っぽのまま放置してしまうと、シロアリは餌を求めて別の場所へと移動してしまうもの。
この場合、建物に被害をもたらす可能性が考えられるため、ベイト剤は定期的にチェックしなければなりません。

ベイト工法の、「効果が持続する」というメリットを引き出すために、定期的な管理をしっかり行いましょう。

ベイト工法の効果を理解して、シロアリ駆除をしよう

ベイト工法の効果を理解して、シロアリ駆除をしよう

ベイト工法はシロアリを根絶やしにする効果が高く、設置するだけで効果が持続するというメリットがあります。
さらに人間やペットへの安全性も高く、非常に魅力的な工法といえるでしょう。

しかし、デメリットとして「即効性が低い」「適切な場所への設置が難しい」「定期的な管理が必要」という点も存在します。

そのため、メリット・デメリットの両方を理解したうえで、ベイト工法を検討する必要があります。
ぜひ、今回の記事を参考にしながらベイト工法に関して理解を深めてみてください。

シロアリ駆除にかかる費用と業者を比較

ファインドプロでは、シロアリ駆除・防除の料金を比較できるサービスを提供しています。
Web上から、地域に寄り添った白蟻駆除業者に依頼できるのが特徴です。
施工料金も記載しているので、安心して依頼することができます。
シロアリ駆除の業者選びに迷ったら、「料金」「サービス内容」を参考にしてください。

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