シロアリ駆除作業後にまたシロアリが!事前に防ぐ方法とは

シロアリ駆除をしてもらったにもかかわらず、すぐにシロアリを見つけてしまい、どうしようかと途方に暮れしまうケースがあります。
なぜ、駆除をしてもらったのにシロアリが発生してしまうのでしょうか?
効果が現れるまでに時間がかかるケースや業者に問題があるケースも少なくありません。
今回は、シロアリ駆除をした後にもシロアリが発生する原因や、業者とのトラブルと回避方法、自分で行う薬剤対策についてご紹介します。
シロアリ駆除した後にもシロアリがいる原因とは

シロアリ駆除を行ったにもかかわらず、「羽アリを家の中で見つけた」「シロアリが床下にいた」などの事態になってしまうことがあります。
白蟻を駆除した後、すぐに再度見つかる原因は大きく以下の3点です。
- 駆除が甘かった
- 違う場所にも巣があった
- 薬剤がまだ浸透しきっていない
駆除方法によっては遅延性の薬剤であることがあるので、少しの間はシロアリが生存しているケースも少なからずあります。
この場合は、数日から数週間後には駆除が完了するため、気にする必要はありません。
それ以外の原因でシロアリが再発してしまった際には、業者の対応がしっかりできていなかったことも考えられます。
業者に原因がある場合は、シロアリだけではなく、その他のトラブルに巻き込まれることもあるでしょう。
たとえば、依頼した先が悪徳業者であり、過剰な請求をされてしまうなどのトラブルです。
また、あまり知識がないにもかかわらず、自分でシロアリ駆除をして体調不良を引き起こしてしまうということもあります。
シロアリだけでも十分頭が痛いのに、これ以上のトラブルに巻き込まれたくないですよね。
シロアリの再発防止を含む、これらのトラブル予防のためには、どのようなことを意識しておく必要があるのでしょうか。
白蟻の再発生については、以下の記事も参考にしてみてください。
シロアリを駆除したのに再発!?実際に起こったケースと注意すべきこと
シロアリ駆除後の再発を未然に防ぐ方法
シロアリ駆除後の再発を防ぐために、以下の3点を心がけましょう。
- 保証サービスや定期調査の実施
- 悪徳業者を見分ける
- 薬剤の使用法に注意する
以下で詳しく説明していきます。
業者の保証サービス・定期調査の利用
シロアリ業者に駆除を依頼する場合は、価格だけでなくアフターサービスについても精査を行いましょう。
費用を抑えたいがために安い工事業者に依頼してしまうと、アフターサービスや保証がない場合があります。
もしシロアリがすぐに再発してしまうと、再度高額な駆除費用が発生してしまうのです。
しっかりとしたシロアリ駆除業者であれば、一定期間年に1回、家に訪問してもらい、床下点検をしてもらうことが可能です。
シロアリ駆除の薬剤散布後に、新たな被害が発生していないかを定期的に点検してもらうことができます。
また、これに加えて一般的な業者であれば、5年間保証などがついていることが多いです。
保証期間内であれば、万が一シロアリが再び発生しても、追加費用が発生せずにシロアリ防除処理を行ってもらうことができます。
駆除料金が少し高くても、結果として費用を抑えることにもつながるのです。
シロアリ業者に依頼をする際には、しっかりと確認することをおすすめします。
シロアリの駆除や予防の保証については以下にも記載があるので、参考にしてみてください。
シロアリ駆除の保証とは?防除のアフターサービスの内容と期間について
シロアリの悪徳業者を見分ける
消費者のシロアリに対する知識が少ないこともあり、悪徳なシロアリ駆除業者による被害も少なくありません。
ここで述べる悪徳業者とは、ぼったくり業者だけでなく、気づかれないように料金の割り増しを行っている業者も含みます。
実際に、相場よりも高く料金を請求されるケースもあるので注意が必要です。
家の基礎などを見ても自分では判断できないことから、必要のないリフォームなどを含めて契約させられてしまうことも。
シロアリ被害に対する知識をしっかりと身につけることは難しいですが、適切な業者であるかを見極めるように努めましょう。
見分ける方法としては、「施工に関してしっかりとした説明をしてもらえるか」を確認することです。
一言でシロアリ駆除といっても、状況によりさまざまな駆除方法があります。
自宅のシロアリ被害に対して、どのような薬剤を使って駆除や予防をしていくのかなど丁寧に説明してくれる業者を選ぶようにしましょう。
基本的な料金や追加費用などの具体的な説明があることも必要条件です。
また、業者と交わす契約書の中に、クーリングオフ制度に関する事項が記載されているか確認しましょう。
クーリングオフ制度は記述が必須となっているので、記載されていない場合は注意が必要です。
シロアリ駆除で詐欺に遭わない!悪徳業者の見分け方もあわせて参考にしてみてください。
薬剤の使用方法に注意する
業者に依頼をせずに個人でシロアリ駆除をする場合、知識がないまま薬剤を使用することは非常に危険といえるでしょう。
無知なまま利用してしまうと、作業後に体調を悪くしてしまうことがあるのです。
場合によっては、家族やペットにも影響を与える恐れがありますので、しっかりとした薬剤対策を行う必要があるでしょう。
シロアリ駆除の際に引き起こされる症状として、以下の症状が出ることがあります。
- 喉の刺激や痛み
- 頭痛
- 嘔吐や吐き気
- 目の痛み
- 湿疹やかゆみ
こうした症状は、シロアリ駆除用の薬剤を散布したことが原因です。
駆除による症状を防ぐためには、施工時にはしっかりと換気をするようにしましょう。
換気は、床下だけではなく家全体を換気するほうがおすすめです。
換気をしていないと、一緒に住んでいる家族にも悪影響を与えてしまう恐れがあるので注意してください。
換気は、施工当日だけではなく散布後数日はしっかり行うようにしましょう。
数日間は、薬剤が気化して、室内の気中濃度が高くなることがあるからです。
また、施工中は自分以外の家族に近づかせないことも対策として挙げられます。
自分で駆除する場合は、以下の記事も参考にしてみてください。
シロアリ駆除を自分でする方法と薬剤によるDIYの予防対策
シロアリを駆除後に再発させないためにできること

シロアリ被害を再発させないためには、自分自身でしっかりとシロアリ駆除をするか、適切な業者に駆除を依頼する必要があります。
業者に依頼をする場合は、当日のシロアリ駆除だけではなく、定期的な床下の点検や、アフターサービスが充実している業者を選択するようにしましょう。
また、再発させないためには、定期的な点検と適切な対応が必要です。
早期に発見することができれば、再発する前に予防したり、被害を最小限に抑えたりすることができるでしょう。
業者の保証期限が切れるということは、散布した薬剤の効果が薄まってくるということです。
一度シロアリ駆除をすればもう終わりではなく、5年ごとなど定期的にシロアリ駆除や、予防のための薬剤散布をするようにしましょう。
多くのシロアリ業者は、保証の期間が切れるころに、再処理についての相談をしてくれます。
内容を確認して、問題がなければ再び依頼をするとよいでしょう。
まとめ
シロアリは、業者に駆除を依頼した後でも残っていたり、再発したりすることがあります。
適切な対処をしていても、白蟻の再発生は起こり得ることです。
定期点検や無料保証などの、アフターサービスの充実している業者に依頼をして、定期的な点検を行いましょう。
業者の中には、消費者に知識がないことをいいことに、高額な費用やリフォームなどを強要するケースがあります。
そのような業者を選択しないように、今回ご紹介したようなポイントを押さえて、業者選択をするようにしましょう。