屋根修理

トタン屋根の張替えの費用相場は?業者に依頼するポイントも紹介

トタン屋根の張替えの費用相場は?業者に依頼するポイントも紹介

トタン屋根を張替えたくても、費用がいくらかかるのか分からずに悩んでいませんか?
トタン屋根の張替えや修繕方法は以下のように複数あり、どれを用いるかで費用の相場は異なります。

  • 屋根の塗装
  • 部分改修
  • カバー工法
  • 葺き替え

この記事では、これら4つの修理方法とそれぞれの費用の相場を紹介していきます。
事前に修理の特徴や費用の違いを知っておくと、上手に修理業者を選ぶことができるでしょう。

トタン屋根の劣化具合に合わせた4つの修繕方法

トタン屋根の劣化具合に合わせた4つの修繕方法

屋根の劣化具合に応じて、修繕方法を考える必要があります。

  • 屋根の塗装:小規模な錆の改修向け
  • 部分改修:錆や穴など数カ所の修繕向け
  • カバー工法:広範囲で劣化している場合向け
  • 葺き替え:劣化が激しく耐久性に問題がある場合向け

上から下に行くにつれて劣化の具合はひどくなります。
また、改修の規模や手間も上から順に大きくなり、下に行くほど手間も費用もかかりやすくなります。

屋根の塗装:小規模な錆の改修向け

トタン屋根は金属製のため錆ができやすく悩まされる人は少なくありません。
しかし、小規模な錆程度なら改修は簡単で、屋根の塗装だけで作業は済みます。
塗装作業は錆を落としてから錆止めを塗ったうえで、新たに塗料を塗布します。

作業の程度でいえばDIYでも行える範囲で、プロに依頼すれば素早く終えられるでしょう。
ただし、塗装で対応できるのは、あくまで小規模の錆の場合です。
同じ錆でも複数箇所に大規模にある場合は、別の方法で修繕してもらわなければなりません。

部分改修:錆や穴など数カ所の修繕向け

同じ錆でも、範囲が広かったり複数箇所に穴が開いていたりする場合は、部分改修を行います。
部分改修の方法はその時々で違いますが、錆や穴が開いている箇所の屋根を剥がし、新しいものに交換するやり方が多いでしょう。

塗装だけでは対処できない場合は、部分改修を行いますが、範囲が広くなると別のやり方へとシフトします。
部分改修は数枚分の屋根材の修繕が目安で、数十枚以上の大規模な修繕になる場合は、もう一段階上の方法で修理すると考えましょう。

カバー工法:広範囲で劣化している場合向け

錆や穴の数が多かったり範囲が広かったりする場合や、屋根全体が広範囲で劣化している場合は、カバー工法で修繕します。
カバー工法とは、今ある屋根を覆うように新しい屋根材を重ね張りする方法です。
屋根の重ね葺きとも呼ばれる方法ですが、全体を新しくできるため、広範囲の修繕に適しています。

屋根の下地部分はそのまま使用するため、下地が劣化や損傷していないことがカバー工法を行う条件です。
カバー工法は下地をそのまま利用できるため、全体を取り換えるよりも手間が少なく費用も安くなります。

しかし、屋根材を重ねることで全体の重量が増してしまい、建物への負担や耐震性の面で問題が出る可能性があります。
また、トタン屋根でも波形の形状をしたものはカバー工法ができないため、広範囲の修繕は必然的に葺き替えのみとなります。

葺き替え:劣化が激しく耐久性に問題がある場合向け

屋根材だけでなく下地まで劣化していたり、カバー工法では耐久性に問題が出たりする場合は、葺き替えを行います。
葺き替えは屋根を丸ごと新しくする作業で、今ある屋根材を全て撤去して、下地を作り変えて新しい屋根材を張っていきます。

「張替え」といってイメージされるのは葺き替えの作業で、屋根の劣化や損傷といった、根本的な問題を解決できる方法です。
葺き替え工事は作業の手間が多いため、時間もお金もかかりますが、屋根を新品同然にできることは大きなメリットでしょう。

加えて、トタン以外の屋根材に張替えることもでき、屋根の見た目や機能性に変化をつけられることも、メリットの一つです。

トタン屋根の張替え・修繕にかかる費用相場

トタン屋根の張替え・修繕にかかる費用相場

トタン屋根の張替えや修繕の費用は、どの方法を用いるかで異なるため、方法ごとに費用相場を知っておくことが大切です。
作業が複雑で工程が多いほど費用は高くなりますが、それ以外のもろもろの条件でも変化します。
何にどれくらいの費用がかかるのか、詳細な内訳も含めてチェックしておきましょう。

カバー工法・葺き替え費用

カバー工法や葺き替えは、修理の中でも費用が特に高くなりがちです。
両方を比べると、より高額になるのは葺き替えで、カバー工法のほうが若干安く抑えられます。

項目 1m²あたりの単価
下地のコンパネ施工 約2,000円
防水シート 約650円

作業時の費用は平方メートル当たりの単価で決まり、範囲が広いほど高額になるでしょう。
また、使用する屋根材によっても、いくらかかるかは異なります。

屋根材の種類 1m²あたりの単価
トタン 約4,000円
ガルバリウム銅板 約6,000円
軒先・ケラバの板金加工費 1,500円/m

そのままトタン屋根を使用する場合は単価は平方メートル当たり4,000円程度で済みますが、他の屋根材を使用する場合はもう少し高くなります。

屋根材は、ガルバリウム銅板以外にも日本瓦やスレートなどがあり、基本的にはトタンよりも高いようです。
トタンは屋根材の中では比較的安いため、変更する場合は費用がプラスされると考えましょう。

屋根の撤去費用

葺き替えや部分改修では、既存の屋根を撤去しなければならず、これにも費用がかかります。
葺き替えがカバー工法よりも高額になるのは、撤去費用がかかるからともいえます。

既存屋根の撤去費用は、1m²あたり1,200~2,000円です。 平方メートル当たりの広さで費用が決まるため、範囲が広くなるほど費用は高額なります。

塗装費用

小規模な錆の場合は塗装で対処できますが、錆の度合いによっては、高圧洗浄や下地の処理といった追加の作業が必要です。

項目 1m²あたりの単価
高圧洗浄 約200円
下地処理代 約500円

錆の度合いがひどくて特殊な作業が必要になると、追加費用が発生してしまいます。
また、塗料にも種類があり、どれを使用するかで費用は変動します。

塗装の種類 耐久年数 1m²あたりの単価
アクリル 5~7年 1,400~1,600円
ウレタン 8~10年 1,700~2,200円
シリコン 10~15年 2,300~3,000円
フッ素 12~15年 3,800円~4,800円
光触媒・無機系 15~20年 5,000~5,500円
遮熱・断熱系 15~20年 5,000~5,500円

安価なものは耐久年数が短く、すぐに塗り直しをしなければなりません。
トタン屋根の全体の状態を見て、劣化がそれほど進んでおらず、一部のみの修繕なら、耐久年数が長いものを選ぶとよいでしょう。

反対に全体的にある程度劣化が進んでいるなら、将来的な大規模改修を見越して、様子見として耐久年数が短い安い塗料を選ぶという方法もあります。

部分改修費用

屋根の一部を修繕する部分改修は、作業を行う範囲によって費用が決まります。
おおよその相場は1m²あたり4,000円程度です。

狭い範囲なら比較的安価で済みますが、範囲が広がるにつれて金額も増加してしまうことは覚えておきましょう。

足場の設置費用

2m以上の高所での作業は、足場を組んで行わなければなりません。
また、塗料などが飛び散らないように、足場には養生シート(防水シート)をかける必要がありますが、それぞれにかかる費用の相場は次の通りです。

項目 1m²あたりの単価
足場仮設 800円
養生シート掛け 200円

ただし、費用相場は業者によって異なることが多く、どの資材を使うかによっても違ってきます。
そのため、実際には足場は600~1,500円程度、養生シートは100~200円程度の間で変動すると考えましょう。
また、屋根の傾斜が5寸以上の急勾配な場合は、別途屋根の上にも足場を組む<ため費用はさらにアップします。

風災や雪災での修理は火災保険が適用できる

風災や雪災での修理は火災保険が適用できる

屋根の損傷が自然災害によるものなら、火災保険の風災補償を適用できる場合があります。
火災保険の適用対象になるのは、風による被害の風災と、雪による被害の雪災、雹による被害の雹災の3つです。
自然災害でも、地震による倒壊や損傷は火災保険の適用対象ではないので、注意しなければなりません。

また火災保険が適用できるのは、あくまで特定の災害で損傷した場合のみで、経年劣化による損傷は適用対象外です。
火災保険を適用すると、自己負担なしで屋根の張替えができる場合もあります。

さらに詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてみてください。

屋根の修理には火災保険が適用できる!適用条件と注意点について解説

トタン屋根は10年に1度メンテナンスが必要

トタン屋根は10年に1度メンテナンスが必要

安価で張替えもしやすいトタン屋根ですが、耐用年数が短いため、10年に1度は大規模なメンテンスが必要です。
環境にもよりますが、多くの場合で張替えが必要で、10年に1回のペースで40万~80万円前後の費用がかかります。

1回の張替え費用はそれほど高額ではないにしろ、10年おきに費用を捻出しなければならないため、長期的に見るとランニングコストは高いといえるでしょう。
そのため、長期的なコストを見るなら、1回の張替え費用は高くても、耐用年数が長い屋根材を選ぶことをおすすめします。

屋根材の種類は多数ありますが、重量や耐用年数の長さで考えるなら、ガルバリウム銅板がよいでしょう。
ガルバリウム銅板は軽量で耐震性に優れており、かつ耐用年数が30年以上と長持ちします。

1枚当たりの単価はトタン屋根よりも高いですが、メンテナンスが不要な分、長期的なコストはガルバリウム銅板のほうが安いため、おすすめ度は高くなります。

トタン屋根の張替えを業者に依頼する3つのポイント

トタン屋根の張替えを業者に依頼する3つのポイント

トタン屋根の張替えを依頼する業者は慎重に選ぶ必要がありますが、悪徳業者に目をつけられることも多いため注意しなければなりません。

  • トタン屋根の改修は金属屋根修理専門業者がおすすめ
  • 複数社へ見積もりを依頼する
  • 施工実績確認する

優良業者を見つけるためにも、これら3点を意識しながら依頼先の業者を選定しましょう。

トタン屋根の改修は金属屋根修理専門業者がおすすめ

まず、依頼する業者の種類に注目して、トタン屋根の張替えなら、金属屋根の修理を専門に行う業者がおすすめです。
屋根の張替えならリフォーム業者に依頼することも可能ですが、住宅全体の工事を請け負う業者では、下請けに作業を回すことも多いため、信頼できるかどうかは分かりません。

加えて、仲介が入ることで費用も高くなるため、余計なコストを生まないためにも、直接依頼できる専門業者がおすすめです。
屋根を専門に修理する業者は多数ありますが、その中でもトタン屋根の修理に強い、金属屋根の専門業者を選ぶことが重要です。

複数社へ見積もりを依頼する

屋根の修繕や張替えは、最初に見積もりを出してもらい、内容を見てから工事を依頼するかどうかを決めます。
同じ家の屋根でも、見積もりの内容は業者によって異なることが多いため、必ず複数社に見てもらうようにしましょう。

複数社から見積もりをもらうことで、業者ごとの金額の違いを比較でき、適正価格を見抜くことができます。
また、作業内容の違いも確認でき、どれが本当に必要な工事なのかも確認できるでしょう。
最初の1社で決めてしまうと、本来の金額よりも費用が高くつく可能性もあるため、見積もりは最低3社を目安に行うことがおすすめです。

施工実績や事例を確認する

利用しようとしている業者は本当に実力があるのか、施工実績や事例を確認することも必要です。
実績や事例については、業者のホームページに公開されていることが多いため、これをチェックしましょう。
明確な事例がない場合は口コミを確認して、本当に信頼できるかを見極めることが大切です。

また、事例がある場合は、トタン屋根の張替えや修繕のケースがないかも確認します。
トタン屋根をどのように修繕したのかを見ることで、技術力も判断しやすくなり、業者を選定する際の有効な判断材料になるでしょう。

まとめ

このページでは、トタン屋根を張替えするための費用や業者に依頼するポイントを解説しました。

トタン屋根の張替えや修繕をする際は、まずは業者に相談して見積もりを出してもらいましょう。
複数社の見積もりを比較することで、どこに依頼すべきかが分かり、工事の相場価格も判断できます。

具体的な金額は見積もりを取らなければ分からないため、まずは業者に相談し信頼できるところを見つけてトタン屋根の張替えをしてもらいましょう。

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