外壁塗装

トタン屋根塗装のやり方とおすすめ塗料|サビたトタンを綺麗に長持ちさせる方法

トタン屋根塗装のやり方とおすすめ塗料|サビたトタンを綺麗に長持ちさせる方法

トタン屋根は、安価で軽いため物置など簡易的な建物で人気のある屋根材ですが、サビが発生しやすいというデメリットもあります。
サビが目立ってきたトタン屋根は、いかにも「古い」という印象で、見た目や耐久性だけでなく、防犯面でも悪影響を与えます。

劣化が目立ってきたトタン屋根は、塗装をすることで見た目も良くなるうえ、耐久性を上げることもできます。
ただし、雨漏りやトタン自体の剥がれ・変形などがある場合は、塗装ではなく張り替えを行いましょう。

ここでは、トタン屋根の塗装方法についてご紹介していきます。

トタン屋根はDIYで塗装できる?

トタン屋根は古い一軒家や物置などに使用されていることが多いため、「お金をかけて業者に依頼するよりDIYで安く済ませたい」と考える人も多いのではないでしょうか?

結論から言うと、DIYで塗装することは可能です。
実際に、トタン屋根の塗装の手順はプロが行ってもDIYをしてもほぼ同じで、道具や塗料さえ揃えば同じ作業をすることができます。
ただし、品質や安全面などから、屋根塗装をDIYするのはおすすめできません。

トタン屋根の塗装はほとんどの場合「錆落とし」が必須ですが、素人が完全に錆落としをするのは難しいです。
さらに、屋根用の塗料は取り扱いが難しく、希釈液等の配合を間違えると塗料が剥がれやすくなってしまいます。

また、たとえ物置や平屋の屋根でも、転落すれば大怪我をする可能性があります。
トタンが想像以上に腐食していると、踏み抜いてしまう危険もあるため、高所での作業に慣れない人がDIYするのはおすすめできないのです。

どうしてもDIYで塗装をしたいという人は、ヘルメットを被る・滑りにくい靴を履くなど安全対策をしたうえで、作業を行いましょう。

トタン屋根塗装のやり方

トタン屋根の塗装は、下準備も含めると、一軒家の場合1~2週間、物置など簡易的な建物の場合1日~5日程度かかります。
そのため、塗装する期間(少なくとも塗装をする前日から3日後まで)に雨が降らないタイミングを選んで塗装をします。

また、気温が5℃以下の日や28℃以上の日も避けたほうが良いでしょう。
気温が5℃以下のときは塗料が乾きにくくなってしまい、28℃を超えると熱中症の危険があるからです。

実際の手順は、大きく分けると4段階あります。

  1. 掃除・洗浄
  2. 下地処理(サビ落とし・ケレン)
  3. 下塗り(プライマー)
  4. 上塗り

また、近年では、DIYでトタン塗装をする人向けに、サビ落としや下塗りをしなくても塗れる塗料が販売され始めました。
「とにかく簡単に自分で塗りたい」「塗料の”持ち”はそこまで気にしない」という人は、「サビ落とし不要」の塗料もおすすめです。
錆落とし不要の塗料の塗り方やおすすめ塗料については、「錆落とし不要の塗料でトタン塗装をする手順」で紹介していますので、参考にしてください。

ここからは、しっかりサビ取りも行う塗装の手順について詳しく紹介していきます。

※以下で紹介する塗装の手順は、安全や品質を保証するものではありません。少しでも不安がある人は、専門業者に依頼しましょう。

掃除・洗浄

作業に入る前に、汚れやほこり、ゴミなどを除去し、トタンを綺麗な状態します。
ゴミやほこりが屋根に残っている状態で塗料を塗ると、見栄えが悪くなるうえ、すぐに剥がれてきてしまうからです。

掴める程度の大きなゴミは、トングや軍手を使って撤去します。
細かいゴミは、ホウキやブラシを使って掃除しましょう。

洗浄は、高圧洗浄機か、ホースとブラシなどで行います。
水で足元が滑りやすくなるため、滑りにくい靴を履くなどして安全対策を忘れないようにしましょう。

屋根の掃除について、詳しくは「屋根の掃除はDIYでできる?必要な道具と掃除方法を紹介!」で紹介していますので参考にしてください。

下地処理(サビ落とし・ケレン)

金属を使った屋根材の場合、しっかりとサビ落としを行わないと、塗料がすぐに剥がれたり屋根材が劣化したりなど不具合を起こす原因となります。 サビ落としには、「ワイヤーブラシ」「サンドペーパー」、「電動サンダー」がおすすめです。

ワイヤーブラシ
手のひらサイズの小さいサビが複数個所ある場合におすすめ
サンドペーパー
大きなサビが1、2か所ある場合におすすめ
電動サンダー
大きなサビがたくさんある場合やサビが屋根全体に広がっている場合におすすめ

サビの茶色い部分が完全になくなるまで、しっかりとサビを削り取りましょう。
サビ落としが完全に終わったら、ホウキやブラシで再度掃除を行います。

ワイヤーブラシ

ワイヤーブラシ 手付型
ワイヤーブラシ 手付型
ブラシ部分がワイヤーでできているため、歯ブラシのようにこするとサビを落とすことが可能。トタンの角など細かい部分におすすめ。
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サンドペーパー

サンドペーパー セット
サンドペーパー セット
#60、#120、#240のセット。数字が小さくなるほど目が粗くなる。すぐに剥がれるサビは目が細かいもの、しつこいサビには目が粗いものを使うとよい。広い「面」部分のサビ落としにおすすめ。
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電動サンダー

ミニサンダ
ミニサンダ
#60、#100、#150のサンドペーパー付き。電動なので、楽に錆落としをすることが可能。サビが広範囲にわたっている場合、電動を使用するのがおすすめ。
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下塗り

塗料を塗る前に、「錆止め」「プライマー」を塗布します。
通常の塗料の場合、下塗りを行わないと塗料が剥がれやすくなり、見た目が悪くなるうえサビなども発生しやすくなります。

錆止め
既にある細かいサビが広がったり、新しくサビができないようにする
プライマー
金属に塗料を塗る場合、塗料をはがれにくくする

凹凸部分など細かい箇所は刷毛で塗り、広い「面」部分はローラーで塗るのがおすすめです。
物置などの屋根によく使われる「波型トタン」の場合、専用のローラーを使うことで素早く塗装をすることができます。

下塗り剤の乾燥時間は製品ごとに異なるので、説明書きをよく読んでおきましょう。
錆止めとプライマーを両方塗るのが面倒だという人は、錆止め入りのプライマーがおすすめです。

錆止め剤

錆止めスプレー
錆止めスプレー
わずか30分で乾燥する速乾タイプのため、作業をスピーディーに進めることが可能。ラッカー・水性・油性塗料で使用可能。
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プライマー

密着プライマー マルチ
密着プライマー マルチ
ウレタン、ラッカー、フタル酸、焼付アクリル等の塗料の下塗りとして使用可能。厚塗りすると乾きにくくなるので薄塗りを推奨。
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塗装用刷毛

刷毛 万能タイプ 筋違
刷毛 万能タイプ 筋違
30mm、50mm、70mmの中からちょうどいいサイズを選ぶことが可能。トタン塗装では、50mm、70mmがおすすめ。
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ローラー

バケット型万能用ローラーバケセット 5点セット
バケット型万能用ローラーバケセット 5点セット
ローラーの「柄」とバケツがセットになったセット。しごきネット付きで、塗料の攪拌や希釈がしやすくすぐに塗装をすることが可能。
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波型トタン用ローラー

ウール 波型ローラー トタン用 (ワンタッチ式)
ウール 波型ローラー トタン用 (ワンタッチ式)
トタンに合わせた凹凸で、波型も一気に塗装することが可能。ローラーのみなので、柄(ハンドル)と付け替えるだけで使用できる。
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上塗り

下塗り剤と同じように、凹凸や角部分は刷毛で、「面」部分はローラーで塗っていきます。
ただし、刷毛・ローラーは下塗り剤で使用したものではなく、新しいものを使いましょう。

塗装するときは、逃げ場を考えて塗り進めていきましょう。

  1. 屋根の右側(もしくは左側)の3分の1を上から塗る
  2. 左側(右側)の3分の1を上から塗る
  3. 残った中心部分を上から塗り、中心から降りる

塗料は「トタン専用」もしくは「油性」と記載のあるものがおすすめです。
2度塗りが必要な塗料は、説明書きに記載してある乾燥時間を過ぎてから、再度同じ手順で塗っていきましょう。

トタン屋根塗装におすすめの塗料

水性トタン屋根用UV
水性トタン屋根用UV
塩害・酸性雨・雪に強く、耐汚染性・耐久性に優れた水性アクリルシリコン系塗料。トタン板への密着力がよいのが特徴。
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油性シリコントタン用
油性シリコントタン用
耐久性のあるシリコン系塗料で、5色展開。速乾性で、約30分ほどで重ね塗りが可能。
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錆落とし不要の塗料でトタン塗装をする手順

近年、サビ落としをせずにそのまま塗装ができるトタン屋根用の塗料が人気です。
ほとんどのサビ落とし不要の塗料では、ケレン作業のほか、プライマー・錆止めも不要なので、手間がかからないだけでなく、作業時間を大幅に短縮できます。

サビ落とし不要の塗料の塗装手順

  1. 掃除・錆落とし・洗浄
  2. 上塗り

「錆落とし不要」という名前がついていますが、実は簡単な錆落としが必要です。
サビを触って赤茶色の粉が手に着く場合、掃除のときにデッキブラシでこすり、サビを落とします。
粉が散ってしまうこともあるので、洗浄はサビ落としの後で行いましょう。

サビが手につかなくなったら、錆止め・プライマーは塗らずに塗料を塗ることができます。
塗り方は、通常の塗料と同じです。

錆落とし不要のおすすめ塗料

油性 高耐久鉄部用
油性 高耐久鉄部用
高耐久のシリコンアクリル塗料で、カラーバリエーションは15色と豊富。トタン以外にも、ガルバリウム鋼板やステンレスなど様々な金属に塗装可能。
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油性超耐久シリコンアクリルトタン用
油性超耐久シリコンアクリルトタン用
紫外線劣化防止剤、特殊協力防サビ剤などが含まれており、色あせやサビが起こりにくい。ただし、重ね塗り時間が1日以上と長いので、施工するときは時間配分に要注意。
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業者に依頼した場合の費用

家のトタン屋根の塗装を業者に依頼した場合、30~50万円が相場です。
物置など住居以外のトタン屋根を塗装する場合、安い塗料が使えること、塗装面積が狭いこと、足場を組まない可能性があることなどから、安くなる可能性があります。

塗装方法 費用相場
業者に依頼 30万円~50万円
DIY 3万円~6万円

DIYで塗装をした場合、全て道具を揃えると仮定すると、3万円~6万円で済むので、かなり費用を抑えられます。
ただし、冒頭で説明したとおり、たとえ1階部分でも、屋根の塗装は危険が伴います。
さらに、ここまでの説明で「自分で塗装するのは難しい」と感じた場合は、無理せず業者に依頼しましょう。

塗装で補修できるトタン屋根の劣化とできない劣化

屋根の塗装は、見た目を良くするだけでなく、軽微な劣化を補修したり、劣化を防いだりする役割もあります。
そのため、屋根材が完全に傷んでしまうまえに、適度な塗り替えが推奨されています。

しかし、屋根の損傷が激しい場合は、塗装をしても屋根本来の機能を取り戻すことができません。
塗装では補修しきれない劣化がある場合は、屋根を取り換える「張り替え」を行う必要があります。

塗装で補修できる劣化

  • 屋根がサビている
  • 色あせが目立つ・白っぽく変色している
  • 塗料が剥がれている

塗装では補修しきれない劣化

  • 穴が空いている
  • 雨漏りが発生している
  • トタン自体が剥がれ・変形している
  • 2回以上塗り直しを行っている

トタン屋根の張り替えにかかる費用は60万円~250万円が相場です。
特に戸建て住宅でトタン屋根を使用している場合、ガルバリウム鋼板など耐久性の高い屋根材に変更することが多いため、費用総額が100万円前後になることがほとんどです。
重ね張り・張り替えについて詳しく知りたい方は、「トタン屋根の張替えの費用相場は?業者に依頼するポイントも紹介」で紹介していますので参考にしてください。

まとめ

トタン屋根の塗り替えはDIYで行うこともできますが、長持ちさせるのが難しい、高所作業は命の危険がある等の理由から、基本的におすすめしません。
「ぱっと見だけ綺麗になればいい」「物置など住居以外の建物を塗り替えたい」という場合で、どうしてもDIYをしたい人は、しっかりと安全対策を行ってから作業を始めましょう。

塗装をするときは、下記の手順で行います。

  1. 掃除・洗浄
  2. 下地処理(サビ落とし・ケレン)
  3. 下塗り(プライマー)
  4. 上塗り

少しでも手間や時間をかけずに塗装したい人は、「錆落とし不要」の塗料を使うことで、「錆落とし」と「下塗り」を省くことができます。
塗料の希釈割合や乾燥時間は製品によって異なるので、取り扱い説明をよく読んでから作業を行いましょう。

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