屋根修理

屋根リフォームの費用相場 | 工事の種類や費用を抑える方法を解説

屋根リフォームの費用相場 | 工事の種類や費用を抑える方法を解説

屋根の劣化が気になり、リフォームをしようか悩んでいませんか?住宅は時間の経過とともに劣化し、屋根も例外ではありません。
屋根の劣化を放置していると、崩落や雨漏りの原因にもなりかねないため、被害を受けないうちにリフォームをして安全な屋根にすることが大切です。

しかし、修理費用がいくらかかるのか、相場が分からずに困ってしまうとも多いようです。屋根のリフォームの適正価格を知り、適切な費用で修繕を行いましょう。

【屋根全体】リフォームの費用相場

【屋根全体】リフォームの費用相場

リフォームの費用は、どこまで行うかによって変わります。
屋根全体のリフォームは3つの方法がありますが、工事を行う範囲が広いほど、費用が高くなりやすいことは理解しておきましょう。

工事の種類 費用 メリット デメリット
屋根塗装工事 25万〜40万円 ・塗料によって費用を安くできる
・工期が短い
・塗り替えの頻度が増えやすく、総額が高くつく場合もある
屋根重ね葺き工事 50万〜120万円 ・屋根葺き替え工事よりも安価なことが多い
・工期が短い
・断熱性・遮音性が向上
・換気のための工事が別途発生
屋根葺き替え工事 70万〜140万円 ・新しい屋根材は長持ちしやすい
・屋根材によっては災害時の倒壊リスクを減らせる
・費用が高い

ただし、どのような方法で工事を行うかによって、費用は大きく変わります。
工事手法によるメリットやデメリットの違いもあるため、費用と合わせて確認しておくことをおすすめします。

屋根塗装工事の費用

屋根の塗り替えにあたる塗装工事は、現状の屋根を洗浄して新たに塗装する作業です。
作業工程が少ないため工期が短く、塗料によっては費用も安く済みます。
塗料ごとの費用相場は次の通りです。

塗料の種類 費用(1缶あたり) 耐用年数
アクリル 5,000~10,000円 約3年未満
ウレタン 5,000〜15,000円 約3〜5年
シリコン 15,000〜40,000円 約5〜7年
フッ素 40,000〜80,000円 約7〜10年
無機 50,000〜120,000円 約10〜15年
光触媒 5,000〜100,000円 約10〜15年

塗料の選び方次第では、安価で済ませることも可能ですが、その分耐用年数は下がることは覚えておきましょう。
また、屋根自体の面積が広いと、使用する缶数が増えてその分費用も増大します。

安い塗料で済ませることもひとつの方法ですが、その場合は数年おきに塗り替える必要があり、結果的にコストが高くつくケースもあります。
したがって、塗装する範囲と塗料ごとの金額、耐用年数を参考にしてもっともバランスのよいものを選ぶようにしましょう。

屋根重ね葺き工事の費用

重ね葺き工事とは、現状の屋根にもう1枚屋根を被せる作業です。
もう1枚屋根が必要となるため、塗装よりも費用が高く、相場は50~120万円程度です。
屋根が2枚になるため、断熱性や遮音性が高められることは、大きなメリットでしょう。

また、屋根を取り換えるわけではないため、工期が早くなるのも魅力です。
ただし屋根の換気が必要になるため、作業工程が追加されることがあります。
重ね葺き工事の費用に換気の工事費用がプラスされた金額が、実質の費用になるため、実際にはもう少し費用が高いと考えておきましょう。

屋根葺き替え工事の費用

屋根を張り替えることを、葺き替えといいます。
葺き替え工事は、既存の屋根を外して新しく屋根を設置するため、作業工程が多くて費用が高い点がデメリットといえます。
取り外した屋根や廃材を処分する費用がかかってしまうことも、費用が高い理由のひとつとして挙げられます。

しかし、屋根自体を新しくすることで、ほかの工事よりも長持ちしやすく、デザインを一新できる点はメリットになります。
また、新たに使用する屋根材を選ぶこともでき、どれを選ぶかによって費用は違います。

屋根材の種類 費用/m²(材料費+施工費) 耐久年数 メリット デメリット
スレート瓦 5,000〜7,000円 20〜25年 ・安価である
・色が豊富
・耐震性の高いものもある
・塗装が必要になる
・耐久年数が短い
ガルバリウム鋼板 6,000〜8,000円 50年以上 ・耐久年数が長い
・熱反射率が優れている
・デザインが豊富
・凹みやすい
・経験豊富な施工業者が少ない
日本瓦 8,000〜10,000円 50年以上 ・耐久年数が長い
・強度が高い
・和風の住宅によく合う
・費用が高い
・漆喰の定期的な補修が必要
・耐震性が低い

屋根材によって耐久性やデザイン性、機能性などが違うことは覚えておきましょう。
耐久性の高いものほど高額になりますが、その分災害リスクは軽減できます。
葺き替え工事は、使用する屋根材次第でリフォーム後の見た目や性能が変わるため、自宅に合ったものを選ぶとよいでしょう。

【屋根補修】リフォームの費用相場

【屋根補修】リフォームの費用相場

リフォームは全体工事だけでなく、部分的に補修することも可能です。
屋根を部分的にリフォームするなら、次の方法が挙げられます。

工事の種類 費用(足場代含む)
漆喰補修工事 30万〜80万円
瓦屋根補修工事 30万〜100万円(10〜30坪程度)
コーキング補修工事 打ち替え:900〜1,500円/m
打ち増し:500〜1,000円/m
棟板金交換工事 30万〜100万円
雨樋工事 3,000円〜/m(材料費含む)

工事の種類によって費用は異なるため、部分ごとの違いを知っておきましょう。

漆喰補修工事の費用

相場は30~80万円程度で、補修する範囲が広いほど金額は高くなります。
経年劣化以外でも、台風や強風、地震などの影響で瓦が剥がれたりずれたりした際には、漆喰の補修工事が必要です。

日本瓦を使った屋根は、漆喰を接着剤にして瓦を固定しています。
漆喰は経年劣化するため、10~15年程度で補修工事を行う必要があります。

瓦屋根補修工事の費用

屋根全体でなく一部の瓦が劣化したりずれたりした場合は、瓦屋根の補修工事を行います。
工事費用は範囲によって異なり、10~30坪なら30~100万円程度が相場です。
劣化した瓦を取り換えるだけでなく、補修も行うため、費用は高額になってしまいます。

コーキング補修工事の費用

コーキング補修は、屋根のずれや隙間などを、コーキングと呼ばれるパテで埋める作業です。
既存のコーキングを剥がして埋め直す作業が「打ち替え」で、空いている部分に継ぎ足す方法を「打ちまし」と呼びます。

打ち替えだとメートル当たり900~1,500円程度ですが、打ち増しだとメートル当たり500~1,000円程度が相場です。
打ち増しのほうが安いものの、根本的な補修となるのは打ち替えになります。
コーキング補修は雨漏りの修繕で行うことが多く、確実に直したいときは打ち替えをおすすめします。

棟板金交換工事の費用

スレート屋根は屋根材を張り合わせており、その接合部となるのが棟板金です。
経年劣化による錆や腐食ができたり、強風などでダメージを受けたりした場合に補修を行います。

相場は30万~100万円程度とやや高額ですが、棟板金が傷んでいると屋根材の固定が弱くなり、崩落や屋根材が飛んでしまう危険性があります。
また、隙間から雨漏りをする可能性もあるため早めに対応しましょう。

雨樋(あまどい)工事の費用

雨樋が外れたり経年劣化によって傷んだりしている場合は、補修工事が必要です。
費用相場は材料費込みで、メートル当たり3,000円程度からと安価になりますが、場合によっては足場を組んで作業を行うこともあります。

足場を組む場合は別途その費用が必要になり、雨樋の修理費用よりも高くつくことがあることは覚えておきましょう。

屋根のリフォーム費用を抑える4つの方法

屋根のリフォーム費用を抑える4つの方法

工事の種類や使用する材質によって費用は変わりますが、屋根のリフォームは高額になることも少なくありません。
しかし、工夫次第で費用を節約することが可能です。

  • 自然災害によるリフォームであれば、火災保険を適用する
  • 複数の業者から見積もりを取る
  • 他部分のメンテナンスと一緒にリフォームを行う
  • 優良業者のポイントを知る

4つの方法を意識して、少しでも費用を抑える工夫をしましょう。

自然災害によるリフォームなら火災保険を適用する

リフォームをしなければならない原因が自然災害にあるなら、火災保険が適用できる場合があります。
火災保険は風災や雪災に対応しており、加入している保険によって条件は違いますが、修理費用を補償してもらえます。

風災は台風や強風などで、雪災は積雪や雹(ひょう)による被害のことです。
地震は対象外ですが、風災や雪災害なら場合によっては費用をかけずにリフォームできるケースもあります。
ただし、火災保険を適用する際には、保険の申請を業者に任せないことをおすすめします。

火災保険は基本的には加入者である本人が申請することになっており、業者に任せると保険が下りなかったり、保険金を持ち逃げされたりすることもあります。
保険の申請は必ず自身で行い、悪徳業者に騙されないように気をつけましょう

複数の業者から見積もりを取る

リフォームを行う際にはまず見積もりを取る必要がありますが、複数社の間で見積もりを比較することをおすすめします。
同じ作業でも業者によって提示する金額は違うことがあるからです。
そのため、最初の1社が本当に適正価格を提示しているかは分からないため、複数社で比較して相場を把握してから依頼先の業者を決めることが大切です。

比較対象は多い方がよいのですが、増えすぎると修理をするまでに時間がかかるため、2~3社程度から比較するとよいでしょう。

他部分のメンテナンスと一緒にリフォームを行う

リフォームをする場合は、できるだけまとめて行い、屋根に限らずその他の部分も補修が必要ではないか事前に確認しましょう。
屋根のリフォームでは足場を組む作業にも費用がかかります。
つまり、足場を組む必要がある補修をまとめて依頼すれば、1回分の足場代で複数箇所のメンテナンスが可能でしょう。

したがって、少なくとも足場代分は削減でき、業者によってはまとめて依頼することで、それぞれの費用を割引にしてくれるケースもあります。

また、金額的な問題はもちろんのこと、作業をまとめて行うと効率も上がって全体の工期も短縮できるでしょう。

優良業者のポイントを知る

業者ごとに工事にかかる金額が違うため、優良業者を見つけて、適正価格でリフォームをしてもらいたいものです。
優良業者を探すためには、次の5つのポイントをチェックしましょう。

  • 営業よりも顧客重視
  • 丁寧に現地調査をしてくれる
  • 値引き額が大きすぎない
  • 地域密着の業者である
  • 訪問販売業者でない

顧客重視で丁寧な作業をしてくれる業者ほど、良心的である可能性が高いでしょう。
また、値引きしてくれる場合もよいですが、値引き額があまりにも大きいと、かえって怪しいため注意しなければなりません。

さらに、口コミや創業年数を確認して、地域密着で長くやっている業者を選ぶとよいでしょう。
優良業者は無理な顧客の取り込みをしていないことが多いため、訪問販売業者であるかどうかもチェックすべきポイントになります。

屋根のリフォーム費用の具体的な事例

屋根のリフォーム費用の具体的な事例

実際に、屋根のリフォームでどれくらいの費用がかかるか知るためにも、実例を見てイメージを膨らませておくことが大切です。
費用の相場はありますが、細かい作業内容や依頼する業者、地域によって金額は変動します。
少しでもリアルなイメージを持つためにも、次の2つの事例を参考にしましょう。

屋根補修・塗装工事を行った事例

屋根の補修と塗装工事を行った事例の詳細は、次の通りです。

建物のタイプ 戸建住宅
価格 47万円
築年数 21〜25年
工期(全体) 1週間
面積 65.00m²
施工地 兵庫県 西宮市

ひび割れた部分はコーキングによる補修を行い、欠けたり割れたりしている部分は、屋根材を交換したうえで塗装をしています。
コーキング補修は安価ですが、塗装にはやや高価なシリコンを使用しているため、費用は47万円になっています。

金属屋根を重ね葺きした事例

既存の屋根の上から金属屋根を重ね葺きした事例の詳細は、次の通りです。

重ね葺き工事自体も費用が高いのですが、それだけでなく既存のスレート瓦より高価なガルバリウム鋼板を使用しているため、費用は90万円となります。
重ね葺きによって屋根材が変化したため、熱反射がよくなり暑さに強くなっています。

工事の種類 費用(足場代含む)
漆喰補修工事 30万〜80万円
瓦屋根補修工事 30万〜100万円(10〜30坪程度)
コーキング補修工事 打ち替え:900〜1,500円/m
打ち増し:500〜1,000円/m
棟板金交換工事 30万〜100万円
雨樋工事 3,000円〜/m(材料費含む)

屋根リフォーム費用についての3つの注意点

屋根のリフォーム費用を考えるうえでは、次の3つの注意点を心得ておきましょう。

  • 支払い方法を事前に確認する
  • 屋根のリフォームや修理は放置しない
  • 費用は安いがDIYはしないほうがよい

注意点が守れていないとトラブルが起きたり、余計な費用がかかったりすることもあります。

支払い方法を事前に確認する

リフォーム時にかかった費用の支払い方法は、業者によって異なります。
そのため、事前にどのような方法で支払うかは、きちんと確認しておきましょう。
代表的な方法は次の4つです。

  • 修理前に全額支払う
  • 修理前、修理中、修理後に分けて支払う
  • 修理前に半額を支払い、修理後に残りの半額を支払う
  • 全額修理後に支払う

支払いの方法が明確になっていないと、金銭トラブルに発展することもあります。
また、業者によって分割払いの対応の有無も異なるため、この点も含めて確認しておくとよいでしょう。

費用がかかってもリフォームや修理を放置しない

屋根のリフォームは高額な費用がかかるため、修繕を後回しにしてしまう人も多いです。
しかし、屋根の不具合を放置すると二次的な問題が発生することも多く、余計に被害を拡大してしまいます。

  • カビの繁殖
  • 躯体の腐食
  • シロアリが住みつく

代表的な二次被害は以上のものが挙げられますが、屋根だけの問題では済まなくなるかもしれません。
被害を広げると余計に費用が高くつくため、早めに対処して最低限の金額に費用を抑えるようにしましょう。

費用は安いがDIYはしないほうがよい

屋根の修理は業者に依頼せずに、DIYで行う方法もあります。
DIYのほうが断然費用は安くなりますが、仕上がりは不確かで、場合によっては別の場所に被害を及ぼす危険があります。

また、屋根に上って作業することはとても危険で、リスクが高いことは覚えておかなければなりません。
素人作業では直るどころか、かえって悪くしてしまうことも多いため、無理せずプロに依頼することが大切です。

まとめ

今回は、屋根をリフォームする際の費用について解説しました。

屋根のリフォームは、事前に相場価格を把握した上で、優良業者を選んで適正価格で依頼することが大切です。

またリフォームの内容をしっかり把握することで、どの業者に任せるべきかも判断しやすくなります。

見積もりは必ず複数社から取り寄せて、信頼できる業者に屋根のリフォームを行ってもらいましょう。

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