雨樋の修理費用はいくら?見逃してはならない修理サインと、おすすめ業者をご紹介

あなたは今、トラブルが発生した雨樋に悩み、修理費用について調べているところではありませんか?
雨樋に破損が発生したら、早めに修理しないとさらにトラブルが深刻化してしまいます。
それに伴い、修理費用もより高額になってしまうため注意しなければなりません。
雨樋の状態によっては、数十万円もの費用を無駄にしてしまうことになるかもしれません。
そのうえ、雨樋の修理費用の目安を把握しておかないと、業者からぼったくられることも考えられます。
そこで、今回は雨樋の修理費用についてご紹介します。
また、修理サインや、おすすめ業者についてもあわせてご紹介しますので、雨樋の修理で損をしないためにも、このページで知識を深めておきましょう。

雨樋の修理・補修の費用相場
まずは、雨樋の修理・補修の費用相場について解説します。
一口に「雨樋の修理・補修」といっても、具体的な費用は修理内容によって異なりますので、下記をご覧ください。
雨樋の修理・補修内容 | 費用相場 |
---|---|
雨樋の交換・修理(1mあたり) | 4,000~6,000円 |
継ぎ手の補修(1か所あたり) | 6,000~2万円 |
雨樋全体の交換 | 20万~70万円 |
雨樋の掃除 | 1~5万円 |
なお、雨樋の修理・補修費用を安く済ませる方法もありますので、次の内容をチェックしてみましょう。
雨樋修理を安くする方法
雨樋の修理・補修の費用相場は上記の通りですが、火災保険を使えることがあります。
火災保険の契約内容を確認してみると、「風災」「雹災」「雪災」について記載されていることがあります。
万が一、雨樋の破損の原因が自然災害によるものである場合は、火災保険が適用されますので、契約内容を確認してみてください。
雨樋の修理・補修が必要なサイン

ここからは、雨樋の修理・補修が必要なサインについてご紹介します。
雨樋の不調に気が付いたら、下記の内容と照らし合わせながら修理・補修をご検討ください。
- 雨漏り
- 雨樋の破損やゴミ詰まり
- 金具の破損
- 築年数が15年以上経過したことによる経年劣化
雨樋にトラブルが発生していると雨漏りが発生することがあります。
雨樋のトラブルを放置していると、さらに雨漏りが深刻化してしまいますので、すぐに修理・補修を検討してください。
また、雨樋の破損が認識できる場合や、ゴミが詰まっている様子が見えるときには、業者に依頼して修理・掃除をしてもらわなければなりません。
他にも、「雨樋の金具の破損」といったトラブルもあります。
雨樋の金具の破損を放置すると、雨樋の落下の可能性がありますので早めの対処が重要です。
なお、築年数が15年以上経過しているときに雨樋がトラブルを抱えているなら、経年劣化が考えられます。
雨樋を新しいものに取り換えると安心でしょう。
ちなみに、雨樋の不調は起こりやすい地域があります。
例えば、「台風が多い」「積雪が多い」といった地域は、雨樋への負担が大きく、雨樋がトラブルを抱えやすいといえます。
雨樋の修理を業者に依頼する場合の注意点
なお、雨樋の修理を業者に依頼するにあたり、注意点もあります。
雨樋の修理で失敗しないためにも、下記をしっかりとご確認ください。
- 雨樋の不具合の場所を業者と一緒に確認する
- 修理・補修箇所について確認をとっておく
- 業者の作業を確認する
- 実際に水を流して雨樋の問題が解消されたかを確認する
雨樋の修理を業者に依頼するときは、不具合の場所を担当者と一緒に確認し、さらに修理・補修箇所について確認をとってください。
不具合の場所、及び修理補修箇所について共有しておかないと、「ここを直してもらえるのかと思ったのに、別の場所を修理されている」といったトラブルに陥ることがあります。
また、業者に作業をお願いするときは、なるべく立ち合うことがおすすめです。
業者の作業を近くで確認することで、作業の手抜きを防ぐことにつながります。
なお、修理・補修が完了したら実際に水を流してみて、雨樋の不調が改善されているかを確認してください。
もし、水を流してみて気になる点があれば、その場で作業担当者に質問しましょう。
雨樋の役割
雨樋の役割は、雨水を地面や下水へと流すことです。
屋根から流れ落ちる雨水は、雨樋がないと建物内に侵入してしまう恐れがあります。
雨樋がないと雨水が屋根から外壁へと流れてしまい、雨水による外壁の劣化を早めてしまうリスクがあるのです。
最悪の場合、雨漏りが生じ、外壁内の柱や内壁が腐食してしまうかもしれません。
しかし、雨樋があれば雨水を地面へと誘導し、建物への影響を軽減してくれます。
雨樋は、建物にとって必要不可欠な存在といえるのです。
雨樋の種類
雨樋にはいくつか種類があり、それぞれ特徴や性能が異なります。
雨樋にはどのような種類があるのか、下記をご覧ください。
雨樋の種類 | 特徴 |
---|---|
塩化ビニール樹脂 | 安価なうえに軽く、多くの住宅で使用されている雨樋です。他の種類と比べると耐久性が低く、劣化すると変色や変形、ひび割れなどが生じます。 |
合成樹脂 | 塩化ビニール樹脂同様に軽量でありながら、耐久性が高いのが特徴です。ただし、費用はやや高額です。 |
銅 | 他の種類と比べると費用が高額な雨樋です。しかし、耐久性に優れていて非常に頑丈です。なお、経年劣化によって変色したり穴が空いたりすることがあります。 |
ガルバリウム銅板 | 軽量でありながら耐久性が高い雨樋です。基本的にはサビに強い素材ですが、経年劣化などによって錆びが生じてしまうことがあります。 |
一般的に建物で使われているのは「塩化ビニール樹脂」ですが、他の種類の雨と比べると安価である一方で最も耐久性が低いのが難点です。
もし、雨樋を交換するのであれば、上記の表を参考にしながら、耐久性の高い雨樋を選んでみてはいかがでしょうか。
雨樋の不調を放置した場合のリスク
雨樋の不調に対して、あまり深刻に考えない方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、問題を放置すると様々なリスクが生じてしまいます。
雨樋の不調の放置には、どのようなリスクがあるのか下記をチェックしてみてください。
- 雨漏りの進行
- 雨水が溢れて近隣とトラブルになる
- 修理・補修費用の高額化
- カビやコケの発生
上述したように、雨樋の不調を放置すると、既に雨漏りが発生しているときは、さらに雨漏りが進行してしまう恐れがあります。
雨漏りが進行すると、屋根や壁、外壁内部にある柱の腐食・カビ・コケの原因となり、建物の耐久性が低下してしまうでしょう。
また、雨樋が詰まっている状態のまま放置すると、雨水が溢れてしまいます。
雨樋から溢れた雨水が周辺に飛び散り、近隣とトラブルになってしまうかもしれません。
雨樋の不調を放置すると、さらに問題が深刻になり、大規模な修理が必要になるかもしれません。
結果的に修理・補修費用が高額化してしまい、家計を大きく圧迫してしまいます。
雨樋の修理をDIYでする方法
雨樋の修理をDIYでしたい場合は、そもそも「自分で修理できる状態か」を見極める必要があります。
自分で雨樋の修理ができるケースは、「雨樋の一部が小さく割れている程度」「金具が緩んでいる程度」です。
なお、雨漏り修理に必要な道具については、次を参考にしてください。
雨樋修理に必要な道具
雨樋修理に必要な道具について解説します。
まずは、下記のリストをご覧ください。
雨樋修理に必要な道具
- 電動ドライバー
- 雨樋用接着剤
- ノコギリ(パイプカット用)
- 雨樋用補修テープ
雨樋の一部が割れている場合は、下記の手順で作業を進めていきます。
雨樋の一部が割れている場合のDIY方法
- はしごを設置する
- 雨樋を修理したい場所から、左右5~10cm離してノコギリでカットする
- カットした雨樋を取り外す
- 新しく取り付ける雨樋の長さを調節する
- 雨樋用の接着剤で、新しく取り付ける雨樋をカットした部分に設置する
上記はDIYで修理できる場合の修理方法です。
ちなみに、雨樋の小さな亀裂程度であれば、雨樋用補修テープを張り付ければ解決できます。
しかし、DIYでの雨樋修理はあまりおすすめできません。
なぜなら、高所での作業となりますので、転倒や落下などにより大けがをしてしまう可能性があるからです。
また、雨樋の取り付け不備よって、雨樋が正常に機能しないといったトラブルもあります。
特に、高所での作業に不慣れな方は、最初から業者に依頼したほうが無難でしょう。

雨樋修理におすすめの道具




まとめ
今回は、雨樋の修理・補修費用を中心に、安く済ませる方法、修理・補修の必要サイン、業者に依頼するときの注意点など幅広くご紹介しました。
雨樋の不調は、建物そのものの不調とは異なり、緊急性を感じにくいものです。
しかし、雨樋の不調の放置は、結果的に建物に影響を及ぼしてしまいますし、不調が深刻化するとさらに高額な修理費用が発生することになってしまいます。
現在、雨樋の不調が気になっている方は、本ページを参考にしながら適切に対処してください。