屋根修理

屋根修理の費用相場は?悪徳業者に騙されないためのポイントも紹介

屋根修理の費用相場は?悪徳業者に騙されないためのポイントも紹介

屋根の劣化や不具合などで、不安になっていませんか?
屋根は経年劣化するもので、放っておくとずれて落ちてきたり、雨漏りがしたりと実害も出ます。

不具合を感じると修理をしたくなりますが、肝心の費用が分からずに困る人は少なくありません。

実は、屋根の修理にかかる費用は、屋根の大きさや種類、状態によって大きく変わります。
屋根による違いと費用の相場を知って、適切な金額で修理してもらいましょう。

屋根修理にかかる費用の相場

屋根修理にかかる費用の相場

まず知っておきたいことは、屋根の修理にかかる費用相場がいくらかということです。

屋根には多数の種類があり、どの屋根を使用しているかで相場は異なります。
また、同じ種類でも修理する広さによって金額は大きく変動します。

屋根の種類や、それぞれの特徴の違いを知ったうえで、修理相場についても把握しておきましょう。

屋根の種類別で見る修理費用の相場

屋根の種類は多数ありますが、代表的なものだと次の3つが挙げられます。

  • 屋根瓦
  • スレート屋根
  • トタン屋根

屋根瓦は昔ながらの屋根で、瓦が何枚も敷き詰められている点が特徴です。

瓦自体は半永久的に使えて、塗装し直すことで長持ちすることが特徴です。
また、塗装せずに釉薬を塗って仕上げた陶器製のものもあり、これだと塗装のし直しは不要です。
スレート屋根は平たい板状の屋根であり、現在の住宅では主流のタイプといえます。

セメントや繊維質の素材を混ぜ合わせていることが特徴で、軽量化しながらも強度を保っている点が魅力です。
また、軽いことで地震にも強く、減震効果があることでも知られています。
トタン屋根は金属を使っている点が特徴です。

金属といっても非常に軽く、屋根瓦の100分の1程度の軽さを誇ります。
軽いことで耐震性が高く、かつ強度もあるため、積雪の多い雪国で使用されることが多いです。
反面、熱には弱い特徴があり、これも雪国メインで使用される理由のひとつといえます。

屋根材の特徴と見分け方

修理の費用相場を確認するためには、自宅ではどの屋根材が使われているかを見分けなければなりません。
屋根瓦は瓦の形をしているため、目視でも見分けやすいでしょう。
しかし、スレート屋根とトタン屋根は形状が似ているため、目視では確認しづらいです。

もっともよいのは、家の設計図や詳細を記した書類を見ることで、これをチェックすると屋根材に何を使用しているのかが分かります。
特徴から見分けるなら、次の点からか確認しましょう。

  • 屋根瓦:粘土を瓦の形に成形した焼き物の屋根材
  • スレート屋根:粘土板岩の薄板を使用した屋根材
  • トタン屋根:「亜鉛めっき鋼板葺」と呼ばれる金属屋根の一種

明確に瓦の形をしていれば「屋根瓦」、フラットな板でやや粘土のような質感があれば「スレート屋根」、フラットの金属でできていれば「トタン屋根」です。

屋根瓦の修理費用の相場

屋根瓦の修理費用の相場は、次の通りです。

工事内容 施工単価 単位
瓦のひび割れ補修 5,000円
瓦の交換 9,000円
漆喰の補修 10,000円 m
棟の積み替え 6,000円 m
屋根積み替え 10,000円 m2
屋根葺き替え 16,000~20,000円 m2

工事の内容だけでなく、修理する枚数や広さによって、費用は大きく変わります。
また、屋根の葺き替えは単価の幅が広いですが、これは瓦の材質によって金額が変動することが理由です。
したがって、屋根材次第では高額になることもあるため、葺き替えをする場合は注意しましょう。

ストレート屋根の修理費用の相場

スレート屋根の修理費用の相場は、次の通りです。

工事内容 施工単価 単位
ストレートのひび割れ補修 5,000円
ストレート瓦の交換 8,000円
棟板金の撤去・交換 5,000円 m
屋根塗装 5,600~6,475円 m2
カバー工法 11,550~18,480円 m2

屋根塗装は使用する塗料によって金額が変わり、もともとの屋根材次第で相場は変化します。  また、カバー工法も金額の差が大きく、屋根の状態や業者による差が大きいことは覚えておく必要があります。

トタン屋根の修理費用の相場

トタン屋根の修理費用の相場は、次の通りです。

工事内容 施工単価 単位
棟板金の撤去・交換 5,000円 m
屋根塗装 5,600~6,475円 m2
カバー工法 11.550~18,840円 m2

トタン屋根は、適用できる工事がほかの屋根材よりも少ないです。 1枚単位で交換できる屋根瓦や、スレート屋根とは違い、mやm2単位での修理になることも特徴といえます。

雨漏り調査の費用相場

雨漏りの調査には複数の方法があり、どれを選ぶかで費用相場は大きく変わります。

雨漏り調査 調査費用
目視確認 0円
発光液調査 50,000~20万円
散水調査 10万~30万円
赤外線サーモグラフィー調査 10万~40万円

簡易的な調査から、10万円以上もする本格的な調査があり、実際はこの金額に加えて、屋根の修理費も支払わなければなりません。

目視確認であれば、無料や格安でやってもらえます。
ただし、雨漏りを起こした根本的な原因が突き止められずに、修理してもすぐに再発するケースが多いです。
根本部分からきちんと直したいなら、多少高くても念入りな調査をしてもらいましょう。

屋根リフォームの費用の相場

屋根のリフォームは大きく3つの種類が挙げられ、それぞれで費用が大きく異なります。

工法 約30坪の建物の費用相場
塗装 40~80万円
葺き替え 60~200万円
重ね葺き(カバー工法) 80~120万円

工法ごとに使用する道具や材料、作業工程などが異なるため、費用も違ってきます。
例えば、塗装と葺き替えで比べてみると、塗装の場合は、そのままの屋根材を使って塗り直しをするだけのため費用は安いです。
これは、見た目だけを新しくする作業で、屋根自体が新しくなっているわけではないためです。

対して、完全に屋根を取り換えて新しくする葺き替えは、高額な場合だと100万円を超える大きな費用がかかります。
重ね葺きは、既存の屋根材をカバーする方法ですが、塗装と葺き替えの中間的な作業のため、費用相場も大体真ん中くらいです。

ただし、場合によっては重ね葺きのほうが、葺き替えより高くなるケースもあるため、事前に両方のコストをチェックしておくことが大切です。

その他の屋根修理に関する費用の相場

屋根の修理は、ひとつの作業だけで終わるとは限らず、複数のこまごました作業が実施されることもあります。
それぞれの作業にかかる費用の相場は、以下の通りです。

項目 約30坪の建物の費用相場
仮設足場 10~30万円
高圧洗浄 25,000円~30,000円
ケレン 55,000円~10万円
錆止め 75,000円~10万円
アクリル系塗装 700円~1,400円
ウレタン系塗装 1,500円~2,000円
シリコン系塗装 1,800円~2,000円
フッ素系塗装 3,100円~4,500円
遮熱・断熱塗装(ガイナ) 3,300円~4,500円
塗装 15万~60万円
防水シート 80,000~10万円
諸経費 5%前後

例えば、1階部分の屋根なら不要だった足場建設が、2階以上からは必要になり、余計にコストがかかることもあります。
また、複数作業を行う場合、諸経費として請求を追加されることも多いです。
これは修理にかかる雑費のようなもので、大体全体の前後5%くらいがこれに該当します。
作業内容が多く、工程が複雑になるほど、費用は増加することを覚えておきましょう。

屋根の修理にかかった費用の事例3選

屋根の修理にかかった費用の事例3選

修理の費用相場への理解を深めるには、実際の事例を知っておくことも大切です。

  • 事例1. 屋根の葺き替え
  • 事例2. 屋根塗装と棟交換
  • 事例3. 漆喰補修・シーリング補修

相場はあるといっても、実際にかかる金額はケースバイケースです。
そのため、事例を知って、よりリアルな金額をイメージすることが大切といえます。

事例1. 屋根の葺き替え

屋根の葺き替えを行った事例1の詳細は、次の通りです。

  • 工期:12日間
  • 費用:108万円
  • 依頼理由:大雨が降った際に雨漏りがあり業者に点検を依頼
  • 状態:屋根の下地の劣化
  • 工事内容:瓦の全面葺き替え

全面葺き替えは高額になりやすく、100万円を超えるケースも少なくありません。
瓦の交換は1枚9,000円程度が目安で、100枚交換するとすでに約90万円です。
広さや枚数によって違いはありますが、諸経費やもろもろの作業費も含めると、妥当な金額といえます。

事例2. 屋根塗装と棟交換

屋根塗装と棟交換を行った事例2の詳細は、次の通りです。

  • 工期:10日間
  • 費用:60万円
  • 依頼理由:台風で棟が破損したためメンテナンスを依頼
  • 状態:棟の破損と屋根の劣化
  • 工事内容:棟の一部を交換して塗装をして耐久性をアップ

棟の交換と塗装に加え、作業時には高圧洗浄を行っています。
既存の棟の撤去もあるため費用は上がり、諸経費も含めると妥当な金額です。

事例3. 漆喰補修・シーリング補修

漆喰補修・シーリング補修を行った事例3の詳細は、次の通りです。

  • 工期:1日間
  • 費用:20万円
  • 依頼理由:割れた瓦の修理と漆喰の剥がれ落ちを直すため
  • 状態:瓦が1枚割れ、鬼瓦周辺の漆喰が剥がれ落ちている
  • 工事内容:瓦1枚の差し替えと鬼瓦周辺のをシーリング補修と漆喰補修

差し替えている瓦は1枚だけですが、漆喰やシーリング補修があるため、費用は高くなっています。
特に、鬼瓦の周辺は範囲も広く、作業箇所が多いことも費用が上がった理由といえます。

屋根の修理は保険適用で0円になる?

屋根の修理は保険適用で0円になる?

様々な条件によって費用は変動するものの、屋根の修理は数十万から100万円以上の費用がかかることも多いです。
そのため、少しでも負担を減らそうと、修理に保険の適用はできないかと考える人は少なくありません。
そこで、屋根の修理に保険適用は可能なのか見ていきましょう。

火災保険とセットの風災補償が使用できる場合がある

屋根の修理に保険を適用するなら、風災補償に加入している必要があります。
これは火災保険とセットになっている補償で、風によって屋根が壊れた場合に適用可能です。

ただし、風災という名の通り、強い風が原因でなければならず、修理費用が20万円以上といった細かい条件が付けられていることも多いです。
使用できる補償はあるものの、適用条件が細かく定められているため、事前に確認しておかなければなりません。

申請の方法

風災補償の申請方法は、次の通りです。

  1. 火災保険会社へ連絡して申請書類を届けてもらう
  2. 屋根業者に見積もりと修理箇所の写真を撮ってもらう
  3. 火災保険の書類・見積書・写真をつけて保険会社へ送付する
  4. そのまま承認される、もしくは保険会社の調査員が派遣される
  5. 火災保険適用の承認・不可の連絡がくる

まずは、加入している火災保険会社に連絡し、申請書類を受け取ったら、屋根の修理を業者に依頼します。
この際に、見積書の発行と修理箇所の写真撮影は、忘れずにやってもらわなければなりません。
これらがなければ、補償は適用されないため注意が必要です。

その後、申請書類と見積書、屋根の写真を保険会社に送付し、承認が下りるのを待ちます。
場合によっては、現地に調査員が派遣され、実際に状態を見て判断することもあります。
申請内容や実際の状態を確認してもらった結果、承認が下りると補償の適用が可能です。

保険で修理するにもデメリットはある

風災補償を適用すると、修理費の自己負担を減らせますが、補償が確定するまでには時間が必要な点はデメリットです。
申請から承認まで時間がかかるため、すぐに直したい雨漏りなどで適用させるには不向きです。

また、修理業者によっては、風災補償の申請手続きを代行すると持ち掛けてきて、それがトラブルに発展することもあります。
保険は慎重に使わなければならず、利用するためには条件を満たして、時間がかかるなどの手間があることは、把握しておくとよいでしょう。

悪徳業者に騙されないための4つのポイント

悪徳業者に騙されないための4つのポイント

修理業者には悪徳なところもあり、依頼者を騙して法外な修理費を請求することも少なくありません。
悪徳業者に騙されないためには、次の4点を意識することが大切です。

  • 費用見積もりは2~3社からもらって比較する
  • 業者は価格だけで決めない
  • 現地調査をしっかりと行ってくれる業者へ依頼する
  • 見積書をしっかり確認する

業者の見極め方を知ることで、損やトラブルなく、スムーズに修理をしてもらいやすくなります。

費用見積もりは2~3社からもらって比較する

修理の前には見積もりを取りますが、この金額は業者によって異なることも少なくありません。
業者によって提示価格が大きく違うため、可能な限り2~3社から見積もりを取り、それぞれ比較して決めることが大切です。

1社しか見積もりを取っていないと、それが悪徳業者の法外な請求であっても、相場と思い込んでしまう可能性があります。
相場以上の悪質な請求に騙されないためにも、必ず比較対象は作っておきましょう。

業者は価格だけで決めずにサービス全体で判断する

見積もりを見て、値段を比較することは大切ですが、安いからといってそれだけで決めることは危険です。
業者は価格だけで決めずに、全体のサービスを見て、バランスのよいところに決める必要があります。

仮に、他の業者より圧倒的に安くても、作業が雑で使用している材料も悪く、修理してもすぐに壊れるということもあります。
すぐに壊れてしまうとまた修理が必要で、何度も行うと結局高くつくこともあるでしょう。

よって、多少高くても信頼でき、アフターフォローもしっかりしている業者のほうが、ストレスなく修理を任せられるためおすすめです。

現地調査をしっかりと行ってくれる業者へ依頼する

見積もりの際には現地調査が必須で、これを丁寧に行ってくれる業者を選ぶこともひとつです。
悪徳業者だと、屋根に上らずに下から見るだけであったり、上っても5分程度ですぐに調査を終えたりします。

丁寧に確認しない業者は、悪徳である可能性が高いため、現地調査の念入りさは、業者を選定する際の重要な判断要素になります。

見積書に不明な工事項目・気になる点がある場合は直接聞いてみる

見積書は全体の金額を見るだけでなく、各項目もしっかりとチェックして全て理解しておきましょう。
不明点や気になる部分は直接聞き、明確な返事が得られるかでも業者を判断できます。
優良業者は、細かく丁寧に説明してくれて、詳細な内訳を話してくれます。

対して悪徳業者は、詳細をはぐらかしたり、説明を求めると露骨に嫌がることも多いです。
質問をした際の反応も重要で、作業内容の理解を深めるためにも、細部まで質問して業者の信頼性を判断することをおすすめします。

屋根の修理で知っておきたい4つのポイント

屋根の修理で知っておきたい4つのポイント

スムーズに屋根の修理を終えるためには、知っておきたいポイントが4つあります。

  • 屋根の修理業者は3つに分けられる
  • 業者によってはローン払いできない可能性もある
  • 屋根の修理は費用が掛かっても早めに行ったほうがよい
  • DIYで屋根の修理は危険

思わぬところで失敗しないためにも、これら4つは把握しておかければなりません。

屋根の修理業者は3つに分けられる

屋根を修理してくれる業者は、次の3つが挙げられます。

  • 板金工
  • 瓦葺き職人
  • 塗装工

板金工は金属屋根、つまりトタン屋根などの工事を依頼することがおすすめです。
瓦葺職人は、瓦屋根の修理が依頼でき、特に陶器瓦の修理は瓦葺職人が適任といえます。

また、屋根の交換や修理ではなく、塗装だけを行うなら塗装工へ依頼しましょう。
こうして、業者によって得意分野が違うため、必要な作業内容に合わせて依頼先を決めることが大切です。

業者によってはローン払いできない可能性もある

屋根の修理は高額になりやすいため、ローン払いをしたいと考える人は多いです。
しかし、全ての業者がローン払いに対応しているわけではないため、見積もり作成時には支払い方法も含めて確認する必要があります。

支払いが高額になりやすいため、ローン払いに対応する業者は多いものの、一部非対応な場合があることは頭に入れておきましょう。

屋根の修理は費用がかかっても早めに行ったほうがよい

数十万円から100万円以上と、高額な費用がかかるだけに、屋根の修理をつい後回しにしてしまう人は少なくありません。
しかし、屋根が剥がれたり落下したり、雨漏りをしたりすると、屋根を修理する以上の手間やお金がかかることもあります。

屋根に不具合があると、建物全体に悪影響を及ぼします。
屋根が欠損して耐久性が下がり、崩落や倒壊の危険性があったり、雨漏りによって建物全体にカビが発生し、立て直しになったりすることもあります。

屋根だけで被害を食い止めないと、さらに莫大な修理費用がかかってしまうため、多少高くついても早めに修理することがおすすめです。

DIYでの屋根の修理には危険が伴う

家の修理や修繕は、DIYで行える部分もありますが、屋根は素人が手を出すべき領域ではありません。
屋根の修理は非常に難しく、素人作業ではかえって悪化させてしまうことも多いです。

加えて落下によるケガの危険性もあり、場合によっては命にもかかわりかねません。
危険性が非常に高いため、屋根の修理は無理せずに業者に依頼しましょう。

屋根修理の料金相場を把握して、自分の目的にあった業者を選ぼう

料金相場を把握して業者を選択しよう

屋根は、建物でも特に重要な部分であるため、不具合を見つけたら素早く修理することが大切です。
屋根の状態や材質、大きさによって工事費は大きく変わるため、相場を知って適切な金額で修理を依頼する必要があります。
修理の費用相場を正しく把握し、適切な価格で信頼できる業者に屋根の修理を依頼しましょう。

ファインドプロの3つのあんしん

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