ネズミが自然にいなくなることはある?ネズミを殺さずに家から追い出す方法を紹介

ネズミが家に出たら、誰でも「すぐにいなくなってほしい」と思いますよね。
手っ取り早いのは、ネズミを捕まえて駆除する方法ですが、ネズミを殺すのに抵抗を感じる人も多いようです。
「どうにかして自然にネズミがいなくならないか」と思うのも当然のことです。
しかし残念ながら、全く何も対策をせず、自然にネズミがいなくなることはほとんどありません。
ネズミを殺さずに、いなくなってもらうには、「餌をなくす」「忌避剤(きひざい)で追い出す」「侵入経路を塞ぐ」という3つの対策をしなければいけません。
ここでは、ネズミの習性や生態を利用して、ネズミが自然にいなくなるよう仕向ける方法について紹介していきます。

ネズミが自然にいなくなる家にする方法
ネズミが家に住み着くのは、自由に侵入できてエサが簡単に手が入り、危険が少ないからです。
そのため、自然にいなくなるようにするには、エサになる食べ物をしまい、ネズミが嫌いなにおいのする忌避剤を置きましょう。
ネズミが何度も入ってこないよう、侵入口を塞ぐ対策を行うとより効果的です。
ネズミが自然にいなくなる家にする方法
- 餌になるものをしまう・処分する
- 忌避剤(きひざい)や超音波などで追い出す
- 金網などで侵入経路を塞ぐ
ここからは、具体的なやり方を詳しく紹介していきます。
餌になるものをしまう・処分する
ネズミは、餌場の近くに巣を作って住み着き、餌がなくなれば餌が豊富な場所へと引っ越します。
体が小さくエネルギーをため込むことが難しいネズミは、1日に何度も餌を食べなければ餓死してしまうからです。
そのため、家の中の餌になるものを隠したり処分したりすることで、ネズミが自然にいなくなるよう仕向けることができます。
ネズミの餌になりやすいもの | 対策方法 |
---|---|
お米 | プラスチックやガラス製の蓋ができるケースもしくは冷蔵庫に入れる |
野菜・根菜・果物 | |
チーズ・ソーセージ・ハム | |
油 | |
生ごみ | 蓋つきのプラスチックのゴミ箱に入れ、溜めずにゴミ出しをする |
ペットフード | プラスチックやガラス製の蓋ができるケースに入れる |
ゴキブリなどの害虫 | 駆除グッズで数を減らす、こまめに掃除をする |
生け花・観葉植物 | 枯れたらすぐに処分する、数を減らす |
段ボールなど紙製の容器は食い破ってしまうため、食料は必ずプラスチックやガラス製など硬い素材のケースに入れましょう。
戸棚などにも入り込むことがあるため、棚の中にしまってあるものも、念のためケースに入れるのがおすすめです。
また、ゴミはこまめに出し、部屋を清潔に保つことで、ゴキブリ等の害虫も減らすことができます。
忌避剤や超音波などで追い出す
ネズミは警戒心が強い生き物なので、見慣れないものや新しいものにはあまり近づきませんし、天敵の臭いがする場所は避けるようになります。
こうした習性を利用してネズミを追い出すのが、市販の忌避剤(きひざい)や超音波装置などです。
忌避剤
忌避剤は、ハーブなどネズミが嫌いなものや猫などの臭い成分で、ネズミを寄せ付けないようにすることができます。
「ラットサイン」と呼ばれるネズミの通り道や、ネズミの巣などに設置・使用すると効果的です。
ラットサインは、ネズミの体に付着した汚れなどによる黒ずみのことで、壁と床の角や家具と壁の隙間といった、狭い場所にあることが多いです。

超音波装置
ネズミは、人間には聞こえない高周波の音(超音波)を聞き取ることができます。
その生態を利用し、常に超音波を発し続けることで、ネズミにとってうるさい環境を作り出すのが、超音波装置です。
ネズミの巣の近くに、2種類以上の音を出すタイプの装置を設置するのがおすすめです。

金網などで侵入経路を塞ぐ
ネズミは、餌の不足や嫌いな臭いなどで一度はいなくなっても、居心地が良い場所を覚えていれば、何度でも戻ってきてしまいます。
そこで、いなくなったネズミを二度と家に入れないように、ネズミの侵入経路を塞ぐ必要があります。
小さいネズミなら1円玉程度、大きいネズミでも500円玉ほどの大きさの隙間があれば入ってきてしまうので、小さな隙間も見逃さないようにするのが大切です。
ネズミの侵入口になりやすい場所
- 洗面所・トイレの配管導入口
- エアコンの配管の導入口
- 床下通風孔
- 外壁・屋根の破損部分
- 換気扇
- キッチンのシンク下(特に集合住宅)
ネズミの侵入経路になりそうな隙間を見つけたら、金網やシーリングなどで埋めてしまいましょう。
隙間の大きさに限らず対応可能な、柔らかめの金網がおすすめです。

ネズミが自然にいなくならない場合
食べ物の管理や追い出しグッズなどを使用しても、ネズミによっては効果がなく、いなくならないこともあります。
ネズミが自然にいなくならない場合、殺鼠剤や捕獲器・粘着シートなどを使用して駆除しなければいけません。
「殺したくない」「死体を処分したくない」という理由でネズミを放置していると、ネズミが持ち込むノミやダニ、病原菌などによって健康被害が起きる可能性があるからです。
駆除に使用するのは、捕まえたネズミの数がわかりやすく、ネズミの死骸を探す手間がかからない、粘着シートや捕獲器がおすすめです。


死骸を処分したりネズミを殺したりといった作業に抵抗がある人は、ネズミ駆除業者に相談してみましょう。
いなくならないネズミに困っている人へ
ネズミが自然にいなくなるようにするためには、「餌をなくす」、「居心地を悪くする」、「侵入口を塞ぐ」という3つの対策が必要です。
一方、ネズミは想像以上に賢い生き物なので、自分でどれだけ対策をしても全くいなくならないこともよくあります。
特に、ネズミを殺さずに対策をしようとする場合、より難易度は上がります。
「自分ではネズミを殺したくないけれど、ネズミにはいなくなってほしい」という場合、ネズミ駆除業者に駆除を依頼しましょう。
専門的な知識や技術を持っている優良な駆除業者は、賢いネズミも徹底的に追い出し・駆除することが可能です。
ファインドプロでは、お住まいの地域で優良なネズミ駆除業者をご紹介することができます。
お見積り・ご相談は無料なので、ぜひ一度お問い合わせください。

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