ネズミ捕獲器|駆除したネズミの処分方法も紹介

夜中に、屋根裏でネズミか何かの走る音が聞こえてくると非常に不安になりますよね。
民家に出没するネズミのほとんどは夜行性です。
夜、ぐっすり眠るためにも、一刻も早く、ネズミを捕まえたいところです。
今回は、ネズミを捕獲する方法について詳しく紹介していきますが、まずは下記2点に注意してください。
- ネズミを素手で触らない
- 捕獲した後の処分方法を決めておく
ネズミは病原菌を多く持っているかつ、鋭い牙を持っているため、素手で触って噛まれてしまうと大変です。
絶対に素手で触らないようにしてください。
また、捕まえた後にスムーズに処理するためにも、事前に捕まえた後の処分方法を念頭に入れておくのが大切です。

簡単にネズミを捕獲できる罠はどれ?

簡単にネズミを捕獲できる罠は、「踏み板タイプの、置くだけ捕獲機」です。
みなさんも一番想像しやすいのが、「チーズが置いてある板にネズミが寄ってきて、食べようとすると捕まってしまう」といったものじゃないでしょうか?
実際、こうした餌でおびき寄せて捕まえる方法が一番簡単です。
ただ、そんな置くだけの捕獲機にも色々な商品が売られており、どれが一番いいか分からないですよね。
そこで今回は、「良く捕れるか」「処分が簡単かどうか」の観点に絞って、おすすめのネズミ捕獲機を紹介していきます。
ネズミ捕獲機「チュートルマン」

「チュートルマン」は、ネズミを捕まえた後の殺処分まで可能な捕獲機です。
下記のスリーステップで捕獲・処理ができます。
- ワンタッチでセット
- 捕獲後すぐに、水を入れた専用処理ケースに沈める
- ロックを解除し、付属のゴミ袋に捨てる
普通の捕獲機では、捕まえた後のネズミの処理に困ることが多いですが、「チュートルマン」には処理容器とゴミ袋も付いているため、別で準備する必要がありません。
その分、通常のネズミ捕獲機よりも少し料金が高いですが、ネズミに一切触れたくない、見たくない人におすすめです。
チュートルマンの口コミ
我が家に進出していたのは、超小型のハツカネズミのペアでした。最初は軽すぎてうまくいかなかったのですが、10円玉を2個置いていたところ、二晩連続して捕獲できました。説明書では、水没させるとありましたが、あまりのも可愛かったので特別恩赦を与え、近所の公園へ無罪放免となりました。それ以後我が家へは現れません。捕獲器は空しく眠ったままです。
引用元:Amazon | カスタマーレビュー
ねずみ捕りシートにもかからず、従来の、引っ掛けた餌を取ると蓋が閉まるタイプのねずみ捕りにもかかってくれず、餌だけがうまくとられていたため、期待をこめてこちらを購入。 ドッグフードを入れ、設置から24時間以内に捕れました!処分も楽だし安心しました。まだ主が居そうなので、根気よく仕掛けてみます。
引用元:Amazon | カスタマーレビュー
VENSMILE ネズミ捕獲器

VENSMILEのネズミ捕獲機は、一般的なタイプの捕獲機ではありますが、餌も設置しやすく簡単に準備することができます。
また、プラスチックで作られており、錆びにくく、これ一つで何度も使用することが可能です。
処理自体は、別途ゴミ袋などを自分で準備する必要がありますが、費用を少しでも抑えてネズミの捕獲をしたいという方にお勧めです。
VENSMILEの口コミ
置き場所を試行錯誤しながら6日目、やっと取れました。カサカサうるさく眠れなかったのが、やっと安眠できます。2匹目がいたら嫌なので続けてセットします。 追及:2日後2匹目掛かってました。はっきり効果ありました助かりました。
引用元:Amazon | カスタマーレビュー
ある日キッチンにハムスターのフンのような物が落ちている事に気付き、まさかうちにネズミがいる訳ないと半信半疑で設置をしてみましたが、その日の夜に「カコン」という音がしたので覗いてみると、この罠にかかっていました。 囮に使った餌は食パンで、ネズミの種類は調べたところハツカネズミでした。しかもとても可愛いです。その後にフンが落ちている事もなくなり、効果抜群です。
引用元:Amazon | カスタマーレビュー
業務用粘着式ネズミ捕り「プロシートA」

「プロシートA」は粘着タイプのネズミ捕獲罠です。
大きいネズミ捕獲機を設置できない箇所にネズミが潜んでいる場合には、粘着タイプの薄いものが設置しやすいです。
また、プロシートAは20枚セットのため、どこにネズミが潜んでいるか分からない方にもおすすめです。
ただ、粘着タイプだと捕まったネズミが暴れてしまい、無残な姿になってしまうこともあるため注意が必要です。
少しもネズミを見ずに駆除したい方は、最初に紹介したチュートルマンなどの捕獲タイプを使用することを推奨します。
VENSMILEの口コミ
天井裏をネズミが闊歩し、保存していた食べ物が被害にあったので即座に購入。 おおよそのルートがわかっていたので、設置したところ一週間もかからず、大きなネズミが2匹捕獲できた。 この手の粘着シートの宿命ではあるが、ネズミがもがくため、少々グロいことになる可能性もあることを念頭に。 設置場所のコツは、ルートがわかっているならその上に。そうでなければ、壁際にまんべんなくという感じでいいだろう。
引用元:Amazon | カスタマーレビュー
ある日キッチンにハムスターのフンのような物が落ちている事に気付き、まさかうちにネズミがいる訳ないと半信半疑で設置をしてみましたが、その日の夜に「カコン」という音がしたので覗いてみると、この罠にかかっていました。 囮に使った餌は食パンで、ネズミの種類は調べたところハツカネズミでした。しかもとても可愛いです。その後にフンが落ちている事もなくなり、効果抜群です。
引用元:Amazon | カスタマーレビュー
ネズミを退治するトラップを自分で作る

ネズミを駆除・退治するためのトラップは自分で作ることも可能です。
よく自作されているネズミ捕獲用の罠としては下記の3つがあります。
- ペットボトルを使った罠
- ポリバケツを使った罠
- バケツと空き缶を使った罠
各トラップ・罠の比較表は下記です。
ペットボトルの罠 | ポリバケツの罠 | 大小二つの皿を使った罠 | |
---|---|---|---|
作る難易度(簡単さ) | △ | ◯ | ◎ |
捕獲力 | ◎ | ◎ | ◯ |
自作する費用 | ◯ | ◯ | ◎ |
おすすめ順位 | 3位 | 2位 | 1位 |
それぞれの作り方について以下で詳しく紹介していきます。
ペットボトルを使ったネズミ捕獲トラップ
捕獲機をペットボトルで作る方法です。
ペットボトルにネズミが入るため、捕獲後は触らずに処理することができます。
準備するもの
- 2Lのペットボトル(角張ったもの)
- 割り箸 2セット
- 輪ゴム 数本
- タコ糸 数本
- クリップ
- カッターナイフもしくはハサミ
- ドライバー(穴開け用)もしくは桐
- ネズミ捕獲用の餌
作成手順
- まず、ペットボトルの上部(三分の一程度)をカッターナイフかハサミで切ります。
4面のうち、1面だけは切らずに残しておく - ドライバーもしくは桐で上部分の側面(両側)に穴を一つ開けます。
開けた穴に割りばしを差して貫通させてください。 - 割りばしに輪ゴムをひっかけ、ゴムが伸びる範囲内に再度ドライバー・桐で穴をあけます。
2番目の工程と同様に、その穴にも割りばしを貫通させてください。 - カッターナイフもしくはハサミを使って、ペットボトルからはみ出た部分の割りばしを切り落とします。
- ドライバー・桐でペットボトルの底に穴をあけてください。(空気の通り道です。)
- ペットボトルの口部分にタコ糸をつけます。
合わせて割りばしを輪ゴムに括りつけてください。 - クリップの丸い部分は残した状態で針金のように伸ばしてください。伸ばした部分に餌を付け、タコ糸の部分に括りつけます。
- 最後に、餌の部分をステップ5で開けた穴に引っ掛ければ完成です。
ポリバケツを使ったネズミ捕獲トラップ
ポリバケツを使ったネズミトラップを紹介していきます。準備するもの
- 大きめのバケツ(45L)
- 針金
- 空き缶×2本
- 桐もしくはドライバー
- ネズミの餌
- 小石
作成手順
- 桐・ドライバーを使って、空き缶の底の真ん中に穴をあけてください。
- 穴をあけた空き缶2つそれぞれに小石を数個入れ、缶の上部分が向き合うように配置して針金を一直線に通します。
- 空き缶の底あから通した針金をバケツの両側(直径が最大になるよう)に引っ掛けます。
- 空き缶の表面に、ネズミの餌をくっつければ完成です。
餌に寄ってきたネズミが、そのままバケツに落っこちて捕まえることができます。
大きいネズミだと、ジャンプ力もあり逃げやすいので、バケツに粘着テープを張るか、油を塗っておくと良いです。
水を張る場合、ネズミが警戒するので、表面にもみ殻などを敷き、水が入ってることを悟られないようにしましょう。
大小二つの皿(ボウル)を使ったネズミ罠
一番簡単ですぐに作れるネズミの罠です。
家庭にあるものだけで作ることができます。
準備するもの
- 大きいボウル×1
- 小さいボウル×1
- 餌(ピーナッツ)
大きいボウルは、小さいボウルを包み込めるものを準備してください。
作成手順
- 小さいボウルをさかさまにし、端っこがピーナッツ(餌)の上になるようにセットします。
ボウルの端が不安定ながら浮いている状態です。 - 大きいボウルもさかさまにし、小さいボウルの上に重ねてください。
この時、小さいボウルが崩れたら、大きいボウルも崩れるようにセットしたら完成です。
餌を取りに来たネズミが触れると、ボウルが崩れ、大きいボウルで捕まえることができます。
簡単ではありますが、うまくボウルを設置しないと、逃げられてしまうため、注意は必要です。
捕獲したネズミの処理・処分方法

捕獲したネズミの処理・処分方法としては、大きくは下記の3つがあります。
- 生きたネズミを殺処分する
- 捕まえたネズミを外に逃がす
- 生きたままゴミに出す
それぞれの処分方法のメリット・デメリットは下記です。
処分方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
外に逃がす | 殺処分しなくていいため、精神的に安心する | 再発する可能性がある |
殺処分する | 確実に駆除できる | 後味が悪い |
生きたままゴミに出す | 殺処分の罪悪感はない 粘着シートなどで捕まえた場合は、一切触らなくて済む |
ゴミから出てくる可能性がある ゴミ回収まで鳴き声等も聞こえる |
一番おすすめの方法としては、「殺処分してからゴミに捨てる」です。
確かに、殺処分することは、後味も悪いですし、罪悪感も出てしまいます。
ただ、確実に駆除するためには、心を鬼にして対処するのが一番です。
もし、少しでも罪悪感を減らすためには、処分までがセットになった捕獲機を使用するか駆除から業者に依頼するのが良いでしょう。
捕獲したネズミを殺処分する方法
心苦しいですが、捕獲したネズミを殺処分するのが、再発防止にもなり安心です。
殺処分する方法としては、「水死させる」ことが多いです。
水を張ったバケツに捕まえたネズミを入れ、水死するのを待ちます。
動かなくなったことを確認してから、取り出してゴミ袋に入れて捨てます。
注意する点としては、「水につける際にネズミを直接触らない」ことです。
鋭い牙で噛まれて、傷口から細菌が入り込まないように注意しましょう。
捕まえたネズミを外に逃がす方法
どうしても殺処分がためらわれる際には、外にネズミを逃がすことで対処します。
外に逃がす際には下記の点に注意してください。
- 家の近くや庭に逃がさない
- 近くに逃がしてしまうと再度家に戻ってくる可能性があります。
- 人の敷地には絶対に捨てない
- 山もだれかの所有地である可能性があるため、自分の家から離れているからといってむやみに捨てないようにしましょう。
捕獲したネズミを生きたままゴミに出す
粘着シートタイプのトラップでネズミを捕まえた際は、そのままシートごとゴミに出すことも可能です。
ネズミに触らずに済むだけでなく、殺処分する罪悪感もないでしょう。
とはいえ、生きているため、ごみ回収までに逃げられてしまい、ごみ袋を破って出てくる可能性もあります。
また、鳴き声が聞こえるため、ごみ回収までは、安心して眠れないかもしれません。
ネズミの死骸はゴミに出す
ネズミの死骸は、ごみに出して処分しましょう。
ネズミの死骸を捨てる際の手順は下記になります。
- 手袋とマスクをしてネズミを新聞紙に包む
- 新聞紙に包んだまま、燃えるゴミ袋(一般ごみ)に入れて捨てる
- ネズミがいた場所を除菌する
一般ごみに出して問題ないため、しっかりと封をして、ごみに出しましょう。
使用済みのネズミ捕獲器の処分方法
ネズミの処理後は、しっかりと掃除・除菌する必要があります。 特に、使用した捕獲機には大量の菌やダニがついているため、注意が必要です。
使用済みの捕獲機の処理・処分方法としては次の2つが挙げられます。
- もったいないけど捨ててしまう
- しっかりと除菌して再利用する
捨てる場合は、ネズミの処分方法と同様、素手で触らないようにしてゴミに出しましょう。
また、再利用する際は捕獲器をしっかり除菌しておきましょう。
洗浄する場合は、次亜塩素酸系の消毒液を掛けておくのが良いです。

捕獲器で捕まらないネズミは業者に相談(まとめ)

ネズミを捕獲する際は、今回紹介した捕獲器等を使用してみてください。
再三にはなりますが、捕獲する際には下記2点に注意しましょう。
- ネズミを素手で触らない
- 捕獲した後の処分方法を決めておく
また、ネズミの徘徊ルートを特定できず、うまく捕獲できない場合もあると思います。
病原菌を多く含む糞や尿を長い期間放置してしまうと、病気にかかってしまう危険もあります。
しばらくしても捕まえられない場合は、早めに業者に相談してみてください。