ハチ駆除

スズメバチの巣の駆除は自分でできる?危険な巣の特徴と駆除方法

スズメバチの巣の駆除は自分でできる?危険な巣の特徴と駆除方法

スズメバチは、日本にいるハチの中で最も危険なハチだといわれています。
体も大きく攻撃的で、毒性も強いハチです。

大変危険なスズメバチですが、家の近くに巣をつくることも珍しくありません。

家の近くや敷地内にスズメバチの巣ができてしまったら、ほとんどの場合は駆除する必要があります。
スズメバチの巣の駆除は、慣れない人が行うとケガや事故に繋がるので、必ず専門の駆除業者に依頼しましょう。

ただし、条件によっては、自分でスズメバチの巣を駆除することもできます。
ここでは、スズメバチの巣を駆除できる条件や、スズメバチの種類、駆除の仕方などについて紹介していきます。

スズメバチの駆除は6月までに行いましょう

スズメバチの駆除は6月までに行いましょう

基本的に、スズメバチの巣を自分で駆除するのはおすすめできません。

スズメバチは、ご存知のとおり大変危険な生き物です。
スズメバチに刺されることによって起こる「アナフィラキシーショック」は、人によって死に至ることもあります。

そんな危険な生き物であるスズメバチの巣を駆除するのは、プロであっても非常に危険な作業なのです。
慣れていない人が駆除をして、安全なわけがありません。

しかし、もしも自分で駆除をするなら、6月までに行いましょう。
逆に言えば、6月以降は絶対に自分で駆除してはいけません。

スズメバチの巣作りは、ほとんどの場合春ごろに行われます。
そして、蜂の巣というのは、巣が作られてから時間が経てば経つほど、蜂の巣が大きくなり、働き蜂が増えるのです。
つまり、6月以降の蜂の巣は働き蜂が増えているため、駆除に伴う危険が大きくなります。

そのため、次の条件に当てはまるスズメバチの巣は絶対に自分で駆除せず、業者に依頼しましょう。

  • 巣を見つけたタイミングが6月以降
  • 巣の大きさが10cm以上

ここからは、スズメバチの巣の特徴について説明していきます。

危険なスズメバチの巣の特徴

危険なスズメバチの巣の特徴

スズメバチの巣は、他のハチに比べて比較的大型です。
そのため働き蜂の数も多く、成長したスズメバチの巣を駆除するのは大変な作業になります。

スズメバチの巣の特徴をよく知って、自分で駆除できるかどうか判断しましょう。
ここからは、スズメバチの巣の特徴について説明していきます。

危険なスズメバチの巣の形

スズメバチの巣は、作り初めから作り途中、完成して成長までに、巣の形が変わります。
どんな形の巣に多くの働き蜂がいるのか知っておくことで、より安全に駆除することができるのです。

そこで、スズメバチの巣ができるまでの過程を説明しながら、スズメバチの巣の形について紹介します。

1.作り始め

スズメバチの巣の作り始め

巣穴が半分むき出しの状態です。
上部に「傘」がついていることもあります。
種類によっては、フラスコや徳利をさかさまにしたような形です。

この時期は、女王蜂が1匹だけで巣を作っていることも多く、働き蜂は数匹しかいない場合があります。
したがって、巣としての攻撃力は低いので、蜂の巣駆除に慣れていない人でも比較的安全に駆除することができます。
ただし、スズメバチが危険なことには変わりがないので、駆除する場合は万全に準備し、充分に気をつけましょう。

2.成長中

スズメバチの巣の成長中の様子

巣がだんだん閉じて、球状に近づいていきます。
巣の外側は、マーブル状や縞模様などの模様が入っています。
完全に閉じてボール状になってしまったら、自分で駆除しようとしてはいけません。

また、7月を過ぎると、急激に巣が大きく成長しはじめます。
巣が成長するのは、働き蜂が増えている証拠ですので、絶対に近づいてはいけません。
スズメバチは非常に攻撃的で、巣の近くを通っただけでも刺してくることがあるため、巣に近寄ることも避けましょう。

危険なスズメバチの巣の大きさ

冒頭でも紹介しましたが、スズメバチの巣は10cmを超えると危険です。
働き蜂の数が増えるからです。

スズメバチの巣は大きくなると60~80cmほどにもなりますから、かなり初期段階の巣でも危険だということがわかります。

しかし、巣の大きさが10cmかどうか、近づかないとわからない場合もあります。
巣の大きさがよくわからないときは、巣の形を確認しましょう。

上でも紹介しましたが、巣穴が閉じて球状になってしまっている場合は、もう手を出さないほうが良いでしょう。

スズメバチの巣が最も危険な時期

スズメバチの巣作りは、4月ごろから始まります。
そのため、4月~6月は比較的安全な時期です。

しかし、スズメバチの巣は、7月ごろに大きくなるのにしたがって、働き蜂の数が増えてきます。
そのため、7月以降はいつでも危険と言っても過言ではありません。

7月以降でも最も危険なのが、9月ごろです。
スズメバチは、秋ごろに繁殖シーズンを迎えるからです。
繁殖シーズンに入ると働き蜂の数はぐっと増えます。
さらに、産卵・子育てによりスズメバチは一段と攻撃的になります。
そのため、9月ごろが一年の中で一番危険な時期なのです。

ただし、スズメバチの働き蜂は、冬を越すことができません。
女王蜂だけが冬を越すことが出来ますが、巣は空っぽの状態です。
そのため、冬になれば安全に巣を始末することができます。

スズメバチの巣ができやすい場所

スズメバチの巣は、雨や風に弱い傾向があります。
そのため、雨や風をしのげる場所に好んで巣を作ります。

よく巣を作るのは、以下のような場所です。

  • 軒下、床下、戸袋、庭木、天井裏、床下、壁や壁の中、窓、土の中、木の空洞、物置、粗大ゴミや廃材の中、水道メーターの中

特に、土の中や粗大ゴミの中などは、「スズメバチが巣を作っているとは思わず、近づいたら刺されてしまった」という事故が起こりやすいです。
山林に近い場所に住んでいる人は、敷地内にハチが雨風をしのげそうな場所があれば、すぐに撤去するか、なるべく近づかないようにしましょう。

スズメバチの種類を巣で見分ける方法

スズメバチの種類を巣で見分ける方法

スズメバチと一口に言っても、様々な種類があります。
非常に危険で攻撃的なスズメバチもいれば、比較的おとなしいスズメバチもいます。
しかし、スズメバチは飛ぶスピードも早いので、個体の特徴で見分けるのは困難です。
そんなときは、巣の特徴で見分けるのがおすすめです。
下に、スズメバチの種類と巣の特徴をまとめました。

場所 模様や形 巣作りの時期 特徴
オオスズメバチ閉鎖的な場所波模様5月ごろスズメバチの中で最も体が大きく攻撃的
キイロスズメバチ暗くて閉鎖的な場所貝殻を重ねたようなマーブル模様4月ごろオオスズメバチの次に危険
ヒメスズメバチ閉鎖的で低い場所波模様5月ごろ比較的おとなしいが、巣に近寄ると攻撃してくる
モンスズメバチ閉鎖的な場所巣の下が大きく開いていて部屋がむき出し。波模様。4月ごろ他のスズメバチと違い、夜間に活動する
コガタスズメバチ木の枝や軒下など、開けた場所初期はフラスコ状。成長すると球状で、貝殻模様になる。5月ごろ他のスズメバチに比べ比較的おとなしく、攻撃性も低い

スズメバチの巣の駆除方法

スズメバチの巣の駆除方法

基本的に、スズメバチの駆除は自分で行ってはいけません。
どうしても自分でしなければいけない場合、うえでも紹介した、下記の条件に当てはまる場合のみにしましょう。

  • 巣を見つけたタイミングが4月~6月
  • 巣の大きさが10cm以内

スズメバチの巣を自分で駆除する場合には、まず専用の道具や防具を準備しましょう。

  • 防護服、手袋、頭を保護するもの、長靴、マスク、殺虫剤、懐中電灯、赤セロハン、長い棒、ほうき、ちりとり、ゴミ袋

さらに、スズメバチを駆除するときは特別な注意が必要です。

  • 防護服は7mm以上の厚さで、白色のものを用意する
  • 黒など色の濃いものは身につけない
  • 香水や整髪料など匂いがするものは身につけない

スズメバチを駆除するための準備ができたら、いよいよ駆除作業に入ります。
蜂の巣駆除は基本的に、日か沈んでハチの活動が落ち着いてから行います。

駆除の手順は以下の通りです。

  1. 作業場所を確認する
  2. 作業開始
  3. 少し離れた場所から巣にスプレーを噴射
  4. 巣に近づいて巣穴にスプレーを噴射
  5. 巣を撤去
  6. 巣と死骸を回収・廃棄
  7. 撤去場所にスプレーを噴射

詳しい手順は危険なスズメバチを安全に駆除・退治する方法を徹底解説を参考にしてください。

7月以降のスズメバチの巣は業者に依頼しましょう

スズメバチの巣を自分で駆除できるのは、作り始めの非常に限られた期間のみです。
スズメバチの巣が大きくなっている場合は、絶対に自分で行わず、専門業者に依頼しましょう。

専門業者であれば、蜂の巣駆除にも慣れているうえ、専用の器具や防具を持っているので、安全に駆除することができます。
費用が気になる場合は、まずは見積もりだけ依頼することもできるので、気軽に連絡してみましょう。

ただし、スズメバチの巣の駆除には、強力な薬剤の使用や専門的な作業が必要です。
後々、人や環境に影響が出ないように駆除するためには、知識と経験が必要ですが、慣れていない人には、どんな作業が必要かわかりません。

そのため、蜂駆除業者の中には、実際の費用より高い金額を請求したり、作業をしたように見せかけるだけで実際には作業しなかったりと、悪い業者も存在します。
悪徳業者を避けて信頼できる業者に依頼するためには、口コミや料金相場が分かる専門のWebサイトを活用することをおすすめです。

ファインドプロなら、厳正な審査を通過した業者しかいないので安心です。
現地調査や見積もりは無料で、追加費用もかかりません。

スズメバチ以外の蜂の巣の特徴

スズメバチ以外の蜂の巣の特徴

日本には、スズメバチ以外にも、アシナガバチやミツバチといったハチも生息しています。
スズメバチは、蜂の中でも最も危険な種類なので、家にできた蜂の巣がスズメバチではなかった場合、駆除しなくてもよい可能性もあります。
家にできた蜂の巣がどの蜂か判断できない人は、ぜひこの情報を参考にしてください。

スズメバチ初期はむき出しだが、成長につれて球状になる。
マーブル模様や波模様をしている。
閉鎖的な場所に巣を作る。最大60~80cm。
アシナガバチお椀を逆さまにしたような形や、シャワーヘッドのような形をしている。
開放的な場所に巣を作りやすい。
最大15cmほど。
ミツバチ板状で平べったい巣で、下に向かって垂れている。
板が何層にも重なっている場合もある。
最大で1mにもなる場合がある。

スズメバチの巣は売ることもできる?

スズメバチの巣は売ることもできる?

実は、スズメバチの巣は「縁起物」としても知られています。
古いお宅や旅館で、玄関に蜂の巣を飾っているのを見たことがある人もいるのではないでしょうか?

非常に攻撃力が高く、巣に近づくものは熊でも襲うスズメバチは、家に訪れる悪いものから家を守る「魔よけ」として信じられていました。
スズメバチは巣の出入りが非常に激しいことから、お客の出入りがよくなるようにと、「商売繁盛」のお守りとしても縁起がよいとされています。
また、1匹の女王蜂が、多い場合では1,000匹もの働き蜂を産むこともあり、「子孫繁栄」の意味もあるようです。
さらに、中国ではスズメバチの巣は漢方の材料にもなります。

そんな蜂の巣は、大きなものや、形が綺麗なものは、オークションなどで値がつくことがあります。
2019年8月にヤフーオークションで確認した際には、500円~10,000円で取引されていました。

ただし、巣を売るには、巣の中のスズメバチは全ていなくなったことを確認したり、殺菌処理をしたりしなければいけません。
さらに、壊れてしまっては値がつかないので、綺麗な状態で駆除する必要があります。

しかし、スズメバチの巣を壊さず、駆除した後の巣に適切な処理を施すのは、業者でも難しいといわれています。
そのため、詳しい知識がない人が蜂の巣を取って売るのは困難です。
大きい蜂の巣になればなおさらです。

どうしても駆除した後の巣が欲しい場合は、業者に相談してみましょう。

まとめ

スズメバチの巣は、基本的に自分で駆除するのはおすすめできません。
巣の近くを通っただけでも刺されてしまう可能性があるからです。

どうしても自分で駆除したい場合は、以下の条件を守りましょう。

  • 巣を見つけたのが4~6月
  • 巣の大きさが10cm以内

7月以降や、巣の大きさが10cmを超えた場合は、必ず専門の蜂駆除業者に依頼しましょう。

自分で駆除する際には安全を期して、道具や防具を揃えてから行いましょう。

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