ハチ駆除

ミツバチの巣は駆除すべき?ミツバチの特徴と適切な対処法を解説

ミツバチの巣は駆除すべき?ミツバチの特徴と適切な対処法を解説

ミツバチは蜂蜜をつくる益虫とされており、比較的おとなしい性格です。
スズメバチやアシナガバチと比べて攻撃性も低く、よほどのことがない限り刺されないと言われています。

しかし、それはミツバチに対して危害を加えなかった場合のことです。
ミツバチの巣に近づいたり、危害を加えたりすると、巣を守るため攻撃してくることがあります。
ミツバチに刺されてしまった場合、アナフィラキシーショックを起こす危険性があり、過去には死亡例もあるのです。

一見無害でかわいらしいミツバチですが、上記のように危険な一面もあります。
家の近くでミツバチやミツバチの巣を見かけたとき、ミツバチに刺されることなく適切に対処するために、ミツバチについて正しい知識を知っておきましょう。
この記事では、ミツバチとミツバチの巣の特徴、ミツバチによる被害、ミツバチを適切に対処する方法について解説します。

ミツバチの特徴とミツバチの巣について

ミツバチの特徴とミツバチの巣について

ハチの種類によって適切な対処方法が異なるため、ハチを見つけたらまずはハチの種類を確認する必要があります。
ここでは、ミツバチやミツバチの巣を見つけたときに適切に対処できるよう、ミツバチの特徴とミツバチの巣について説明していきます。

ミツバチの特徴と性格

ミツバチの主な特徴は以下の通りです。

ミツバチの見た目(大きさ・色)
他のハチと比べて小さい(1.5cmほど)、色は黒っぽく黄色の縞模様がある。
ミツバチの性格
性格はとても穏やかで、スズメバチやアシナガバチと比べて攻撃性はほとんどない。
ミツバチの特徴
ミツバチは一度人を刺すと死んでしまう。

ミツバチは他のハチと比べて小さく、見分けやすいことが特徴です。
また、性格はとても穏やかでおとなしく、自分から人を攻撃することはめったにありません。
攻撃するのは主に巣を守るときで、しかもミツバチは一度針を刺すと死んでしまうという特徴もあります。

というのも、ミツバチの針には返しがついており、一度人を刺してしまうと抜くことができない仕組みになっています。
それでもミツバチは針をなんとか抜こうとして飛び立とうとするため、お尻の部分が針と一緒にちぎれてしまいます。
そのため、長く生きることはできず、刺してから数分〜数時間で死んでしまうのです。

もしミツバチに刺されてしまった場合、その毒針をつまんで抜こうとしてはいけません。
なぜなら、ミツバチは針と一緒に毒袋も残すので、つまんで抜こうとすると毒袋を潰し毒が体内に入ってしまいます。
もし刺されてしまったら、慌てずピンセットで針を抜いた後、刺された部分をつまんで毒を抜き水で洗い流しましょう。

ミツバチの巣の特徴と巣ができる場所

ミツバチの巣の特徴と巣ができる場所

ミツバチの巣は平らな板が垂れ下がった形をしています。
ミツバチの中でも養蜂に用いるニホンミツバチやセイヨウミツバチは複数枚の巣板をつくり、板の枚数は10枚以上にのぼることもあります。
巣穴はきれいな六角形で、巣はミツバチの腹部から分泌される蜜蝋によって作られます。

ミツバチの巣の最大の特徴は、1つの巣の中に数千〜数万匹ものミツバチがいることです。
小さい巣で3000匹、大きい巣に至っては50,000匹ほどのミツバチがいると言われています。

また、ミツバチが巣をつくりやすい場所として、屋根裏や換気フード内部、床下、軒下、庭の樹木などが挙げられます。
もし家の近くでミツバチをよく見るようになったら、こちらの場所を確認してみましょう。

ミツバチの活動時期

他のハチとは異なるミツバチの活動時期の特徴として、以下の2点が挙げられます。

  • 女王蜂以外も越冬でき、他のハチより早い2月頃から活動を始める
  • 越冬前後の寒い時期(10月〜11月、2月〜3月)に攻撃性が高くなる

女王蜂のみが越冬する他のハチとは異なり、ミツバチは巣の群れ自体が冬を越すため、活動や産卵の再開時期が非常に早いのが特徴です。
また、ミツバチはおとなしい性格として知られていますが、越冬の準備をする10月〜11月と、越冬から活動を再開する2月〜3月にかけては攻撃性が高まることが分かっています。
冬だからといってミツバチの巣に近づくのは絶対にやめましょう。

ミツバチの危険性とよくある被害

ミツバチの危険性とよくある被害

ミツバチは基本的におとなしい性格で、人を刺してくることは滅多にありません。
しかし、人を刺す以外にもミツバチによる被害は存在します。
特に、ミツバチが住宅に巣をつくってしまった場合、さまざまな被害が発生します。

では、ミツバチが引き起こす被害とはどのようなものがあるのでしょうか?
ミツバチのよくある被害として、以下の4つが挙げられます。

  • 分蜂によるミツバチの大量発生
  • 糞や蜜による汚染被害
  • 害虫の誘引

分蜂によるミツバチの大量発生

分蜂によるミツバチの大量発生

4月〜6月にかけて、軒下や庭先の木などにミツバチが大量発生することがあります。
これは、「分蜂」と呼ばれるミツバチの引越しによるものです。
新しい女王蜂が生まれると、元の女王蜂は新しい巣を探しに巣の仲間を半分ほど連れて引越しをします。
分蜂によるミツバチの大量発生は一見とても危険なように見えますが、このときのミツバチには攻撃性がほとんどありません。
数時間から長くても3日ほど経てば新しい巣を探していなくなるので、そっとしておいてあげましょう。

糞や蜜による汚染被害

ミツバチは巣の外で飛行しながら長さ数mm〜数十mmの糞を排泄します。
排泄される場所は洗濯物や車、建物の壁などです。
特に白いものの上で糞をしやすいため、洗濯物などが汚されてしまう被害が多くあります。

また、ミツバチの巣は床下や天井裏、壁の間に作られることが多くあります。
そのため、巣の中に溜まった蜂蜜が染み込み、壁にシミや汚れをつくってしまうことがあるのです。

害虫の誘引

害虫の誘引

ミツバチの巣に溜められた蜂蜜の甘い匂いに誘われて、ゴキブリやアリなどの害虫が寄ってきてしまうことがあります。
また、秋頃になるとエサが少なくなって苛立っているスズメバチがミツバチを襲いに巣までやってくることがあるため非常に危険です。

益虫とは言っても、ミツバチをそのまま放置しておくとこのような被害を受ける可能性があります。
また、ミツバチは比較的穏やかですが、攻撃性の高いスズメバチを誘引してしまうのは非常に危険ですよね。
このような被害を防ぐためにも、ミツバチを適切に対処する方法について以下で説明します。

ミツバチを適切に対処する方法

ミツバチを適切に対処する方法

ミツバチの対処方法として主に以下の4つの方法があります。

  • 専門業者に依頼して駆除してもらう
  • 養蜂場に連絡して引き取ってもらう
  • 自力で駆除する
  • 役所に駆除を依頼する

以下でそれぞれについて詳しく説明していきます。

専門業者に依頼して駆除してもらう

一般的なミツバチのイメージは、“他のハチと比べて攻撃性がなく蜂蜜をつくってくれる益虫”です。
「おとなしい性格だから駆除も簡単にできるのでは?」と考える人も多いと思います。

しかし、ミツバチの駆除は以下の点で作業が大変であると言われています。

  • 巣にいるハチの数が非常に多い(スズメバチの数倍〜10倍ほど)
  • 巣に蜂蜜が溜まっておりとても重く、作業時は蜂蜜でベトベトになってしまう
  • ミツバチの巣は屋根裏などの駆除しにくい場所にある
  • 役所に駆除を依頼する

ミツバチの駆除は以上の点から非常に大変で、時間もかかります。
そのため素人が自力で駆除するのは難しく、専門の業者に駆除してもらうことをおすすめします。

養蜂場に連絡して巣を引き取ってもらう

養蜂場に連絡して巣を引き取ってもらう

ミツバチは益虫です。
まだ被害を受けていないのに益虫を殺してしまうのには抵抗がある…という人もいるはず。
その場合、養蜂場に連絡して引き取ってもらうという方法があります。

養蜂場では蜂蜜の回収や養蜂のために、殺虫剤を使わずにミツバチの巣を回収してくれます。
中には無償で回収してくれる養蜂場もあるそうです。
駆除をためらう方は一度養蜂場に連絡してみることをおすすめします。

自力で駆除したい場合

業者に依頼するには費用がかかるので、自分で駆除したいという方もいると思います。
しかし、自力での駆除には危険がつきものです。
駆除する前にハチから身を守るための道具などをしっかりと準備した上で、駆除作業を行うようにしましょう。

ハチの駆除に必要なものについて詳しくは「ハチの駆除の手順」で紹介しています。
また、ハチを駆除する手順についても上記ページで紹介しているので参考にしてください。

役所にハチ駆除を依頼できることも

場合によりますが、ハチの駆除は役所に依頼できることがあります。

ミツバチは、神戸市などの自治体で無料での駆除が受けられます。
もし駆除に対応していなくても、駆除費用を一部負担してくれたり、防護服を無料で貸出してくれたりする自治体もあります。
ハチ駆除を役所に依頼する方法については「ハチの駆除を役所に依頼する方法ハチの駆除を役所に依頼する方法」で詳しく紹介しています。

自治体によって対応しているサービスが異なるので、一度お住まいの自治体のホームページを確認してみましょう。

まとめ|ミツバチの巣を見つけたら適切に対処しよう

この記事では、ミツバチの特徴からミツバチがもたらす被害、ミツバチの巣を見つけたときの適切な対処方法について紹介しました。

ミツバチは益虫とはいえ被害はありますし、できれば駆除したい人も多いと思います。
ただし、何も考えずに駆除するのは危険です。
ミツバチの特徴や行動を理解した上で、適切な対処を取る必要があります。

ミツバチは、攻撃性が高まる10月〜11月、2月〜3月以外はとてもおとなしい性格です。
慌てずに適切な対処ができるよう、この記事を参考に対応を検討してみてください。

ファインドプロの3つのあんしん

ファインドプロでは困った人によりそい、安心を感じていただけるように信頼できるサービスを提供いたします。