引き戸のガラス交換をDIYでする方法!業者に依頼する費用も解説

ご自宅の引き戸ガラスが割れてしまったり、ひびが入ってしまったときには、できるだけ早く引き戸ガラスを交換しましょう。
小さいひび割れでも、放置しておくとガラスが脆くなり少しの衝撃で大破してしまう恐れがあります。
ガラスが大きく割れてしまうと、破片に触れてケガをしてしまうこともあります。
そのため、すぐにガラス交換することが重要です。
引き戸ガラスを交換する際に、DIYで安くできるならしたいという方も多いと思います。
この記事では、引き戸ガラスをDIYで交換する方法と、DIYでの交換が難しい場合に業者に依頼した際の費用についてご紹介します。

木枠の引き戸ガラスをDIYで交換する方法

引き戸ガラスにもアルミサッシのものや木製のものまでさまざまな種類があります。
ほとんどの引き戸ガラスは構造が複雑なので、素人が交換するのは難しいです。
ですので、素直にガラス屋さんに交換をお願いした方がスムーズに交換できます。
しかし、シンプルな木枠の引き戸ガラスであれば、DIYで比較的簡単に交換することができます。
ここでは、木枠の引き戸ガラスを交換する方法について詳しくご紹介していきます。
引き戸ガラス交換で準備する道具
引き戸ガラスの交換に必要な道具は以下の通りです。
- 新しいガラス
- 引き戸の枠にあう大きさ・厚さのガラスを用意しましょう。ガラスはネット通販かガラス屋、ホームセンターなどで購入できます。
- ガラスカッター
-
購入したガラスのサイズを調整する際に使います。交換するガラスの厚さにあうものを選びましょう。
ガラスカッターはネット通販かホームセンターで購入できます。 - 定規
- ガラスの大きさを調整する際に使います。ガラスの大きさにあった定規が必要です。
- ドライバー
- 引き戸の木枠を固定しているネジを外すのに使います。ネジの種類を確認して適したドライバーを用意してください。
- 軍手
- ガラス交換作業で手を怪我しないために軍手を着用します。できるだけ厚手のものを用意しましょう。
- 長袖・長ズボンの服
- 軍手と同じく、作業中にガラスの端などで怪我をしないために着用します。しっかりと肌が露出しないサイズの服を着用しましょう。
- ダンボール・新聞紙
- 外したガラスを破棄する際に使います。ガラスを新聞紙で包み、ダンボールの中に入れて処分します。
万が一ガラスが割れた時や、ガラス交換作業に怪我をしないように、必ず長袖・長ズボンで軍手をつけ、子供やペットを近づけないよう作業してください。
また、外したガラスを破棄できるよう、ダンボールや新聞紙を用意しておくと作業がスムーズに行えます。
木枠の引き戸ガラスを交換する方法・手順
木枠の引き戸ガラスを交換する手順は以下の通りです。
- 1.引き戸を外す
- まずは引き戸ごとレールから外します。引き戸の両端を持って引き上げ、下側を手前に引くことで外すことができます。
- 2.ネジを外す
- 木枠がネジで固定されていることが多いので、全てのネジを緩めて外しましょう。
- 3.ガラスを固定している木枠を外す
- 枠を弓なりに持ち上げるとガラスを固定していた木枠が外れます。
- 4.新しいガラスを古いガラスと同じサイズに切断する
-
ガラスが木枠にしっかりはまるよう、新しいガラスを取り外したガラスと同じサイズに切断しましょう。
この際に、定規とガラスカッターを用いてまっすぐに切断します。 - 5.新しいガラスをはめ込む
-
大きさを調整できたら、新しいガラスを木枠にはめ込みましょう。
しっかりとはまったら、木枠をもと通りネジで固定し、ガラスを固定します。 - 6.引き戸をもとに戻す
-
木枠に新しいガラスをはめ込んだら、引き戸を元の場所に戻します。
この際に、外したネジなどがあれば戻しておきましょう。
上記の手順で引き戸ガラスを交換することができます。
ただし、ガラスを自分で切断したり、取り外したガラスを処分したりと、自分一人では難しいという方も多いと思います。
そんな方は、はじめからガラス屋さんにガラス交換を全てお願いしましょう。
引き戸のガラス交換を業者に依頼する
ここまで木製の引き戸ガラスをDIYで交換する方法についてご紹介しました。
しかし、木製以外の引き戸ガラスは構造が複雑なので、素人が自分で交換するのは難しいです。
ですので、ガラスを交換したい場合には、ガラスのプロである専門業者に依頼しましょう。
ここからは、引き戸ガラスの交換を業者に依頼する際にかかる費用についてご紹介します。
引き戸ガラスの交換にかかる費用
引き戸ガラスの交換にかかる費用は、ガラスの大きさや厚さ、ガラスの種類によって異なります。
よく引き戸ガラスに使用されるガラスの交換にかかる費用相場は以下の通りです。
ガラスの種類(厚さ) | 90×90(cm)の費用 | 90×180(cm)の費用 |
---|---|---|
透明ガラス(5mm) | 18,000~25,000円 | 20,000~27,000円 |
すりガラス(3mm) | 15,000~23,000円 | 17,000~25,000円 |
型板ガラス(4mm) | 10,000~20,000円 | 18,000~23,000円 |
※ファインドプロが提携しているガラス修理業者の料金から相場を算出
上記のように、ガラスの種類・大きさ・厚さによって値段は異なりますが、90×90(cm)のガラス交換にかかる費用は10,000~20,000円が相場です。
ガラス屋さんによっては出張費など別途費用がかかることもあるので、見積もりをとって確認しておきましょう。
窓ガラスの修理・交換にかかる費用については、下記の記事で詳しく紹介しているのでぜひ参考にしてください。
ガラス交換・修理の費用相場はいくら?種類別の料金と業者の選び方を紹介
引き戸ガラスの種類と選び方
引き戸ガラスを交換する際に、ご自宅の雰囲気にあったガラスを選びたいですよね。
ここでは、引き戸ガラスの種類とご自宅の環境に合わせたおすすめの引き戸ガラスをご紹介します。
引き戸ガラスによく使用されるガラスは以下の4種類です。
- 透明ガラス
- すりガラス
- 型板ガラス
- フロストガラス
透明ガラスはその名の通り透明で外が見渡せるガラスです。
すりガラス・型板ガラス・フロストガラスは、どれも白くくもっていて不透明なガラスです。
外の景色を楽しみたいなら透明ガラスがおすすめ
縁側に設置してある引き戸など、外の景色を楽しみたい場所は透明ガラスを使用するのがおすすめです。
透明ガラスにすれば、引き戸から庭や木などの景色を眺めることができます。
デザインにこだわりたいなら模様が入った引き戸ガラスがおすすめ
デザインにこだわりたい方は、模様が入った引き戸ガラスもおすすめです。
模様が入ったガラスには、すりガラス・型板ガラス・フロストガラスがあります。
すりガラスは外からの目隠しをしつつ、ガラスに通した光が拡散されて柔らかく上品な光になります。
そのため、旅館や飲食店などでよく使用されるなど、上品な空間を演出したい場合に好まれます。
ただし、ガラスの表面に汚れが付きやすく、メンテナンスが大変な点はデメリットです。
型板ガラスは手入れが楽で、値段も安いです。
そのため、引き戸ガラスを交換する多くの方が型板ガラスを選ばれます。
また、型板ガラスは模様のデザインが幅広いので、自分好みのガラスを見つけやすいというメリットがあります。
フロストガラスは、目隠しをしつつデザイン性を高めたい場合におすすめです。
すりガラスは水に濡れると透明になってしまうというデメリットがありますが、フロストガラスは変わりません。
ですので、浴室や洗面所などで使用されることも多くあります。
模様が入っているガラスはデザインにこだわりたい方におすすめです。
下記のようにすりガラスや型板ガラス、フロストガラスの特徴を比較した記事もありますので、ぜひ参考にしてください。
すりガラス交換の値段はいくら?価格相場と交換前に知っておくべきポイントをご紹介
引き戸ガラス交換まとめ
この記事では、引き戸ガラスをDIYで交換する方法や業者に交換を依頼したときの費用を紹介しました。
木枠の引き戸ガラスならDIYで交換できることもありますが、それ以外の引き戸ガラスはDIYが困難なのでガラス屋に交換を依頼しましょう。
引き戸ガラスの交換をガラス屋に依頼した際にかかる費用の相場は、90×90(cm)の大きさのガラスの場合10,000~20,000円です。
具体的な費用はガラスの種類や大きさ・厚さなど状況によって異なりますので、見積もりを取って確認することをおすすめします。
引き戸ガラスの交換を依頼したい方は、ぜひファインドプロにご相談ください。
ファインドプロでは、地域のガラス交換にすぐに対応しています。