ガラスの張り替え費用はいくら?種類別料金相場を解説

そろそろガラスを張り替えようと思ってネットで探していると、費用がたくさん出てきて混乱していませんか?
「ガラスを張り替えたいけれど、いくらかかるのか分からない」
「どれくらい予算を確保すればよいのだろう?」
このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、ガラスの張り替え費用は、ガラスの大きさや厚さ、種類によって異なります。
と言われても、ガラスの張り替えが初めての方は、自宅のガラスの種類もよくわからない状態ですよね。
そこで今回の記事では、ガラスの種類別の張り替え費用相場と、費用を抑える方法について解説します。
ガラスの交換を検討されている方は、是非この記事を参考にして費用のイメージを整理してみてください。

ガラスの張り替え費用はサイズ・厚さで異なる

ガラスの張り替え費用は、ガラスの大きさや厚さで異なります。
例えば、大きいサイズと小さいサイズでは、大きいサイズのガラスのほうが張り替え費用は高額です。
また、厚みに関しても、薄いガラスより厚いガラスのほうが、張り替え費用は高くなります。
他にも、ガラスの種類によって張り替え費用に違いがあります。
特殊なガラスほど高額になりやすいので、まずは自宅のガラスの種類を把握しておきましょう。
ガラスの種類については「ガラスの種類とそれぞれの特徴・効果について解説」で詳しく紹介していますので、自宅のガラスの種類を見分ける際に是非参考にしてください。
続いて、ガラスの種類ごとの張り替え費用相場について見ていきましょう。
ガラスの種類別張り替え費用の相場
ガラスの張り替え費用の相場は、次の通りです。
- 一般的な窓ガラスは1万円~2万円
- 強化ガラス(防犯用)は2万円台~5万円
- すりガラスは2万円前後
- 断熱ガラスは2万~3万円台
- ガラスを使った家具などは要見積り
それぞれのガラスの張り替え費用について、詳しく解説します。
一般的な窓ガラスは1万円~2万円
一般的な窓ガラスの場合、張り替え費用はおよそ1万円台~2万円ほどです。
安い業者では5,000円程度で実施してくれるところもありますが、多くの場合は1万円~2万円の料金設定となっています。
5,000円~2万円をイメージして予算を立てておくと、想定外の出費に悩まされることはないでしょう。
強化ガラス(防犯用)は2万円台~5万円
防犯用の強化ガラスは、およそ2万円台~5万円が相場となっています。
強化ガラスは、特殊な加工が施されていることから、ガラス代そのものが高額です。
さらに、施工費用も割り増しで請求されることが多いので、上記の一般的な窓ガラスと比べると、相場金額に大きな差があります。
また、一口に強化ガラスといっても、ガラスによって性能に違いがあることから、張り替え費用の幅は広めです。
1~2万円の差が生じることもありますが、強化ガラス1枚あたり3万円前後で想定して、予算を立ててみてください。
すりガラスは2万円前後
ガラスの表面をすって仕上げるすりガラスは、1枚あたり1万円台~3万円が相場です。
強化ガラスほどの特殊な加工ではありませんが、一般的な窓ガラスと比較すると、作成に手間がかかるので、ガラス代が若干高額です。
しかし、作業費に関しては、一般的な窓ガラスと大差はなく、すりガラスも一般的な窓ガラスも、工賃が同一料金で設定されていることもあります。
断熱ガラスは2万~3万円台
断熱ガラスは、1万5,000円~3万5,000円が相場です。
一口に断熱ガラスといっても、機能性や使用素材などによってガラス代が異なり、料金の幅は広めです。
実際、業者のホームページ上では、現場を確認したうえでの見積もりを前提としていることも多く、サッシ・ゴムパッキンの状態や張替え場所などによって料金は異なります。
ガラスを使った家具などは要見積り
ガラスを使ったテーブル、棚、インテリアなどの家具は、アイテムによって費用の差が大きく、目安となる相場がありません。
実際には、家具の大きさや張り替えるガラスの種類、張り替えの範囲、作業の難易度などによって費用が決められます。
業者に現物を確認してもらわないと費用を想定できないので、見積もりは必須となるでしょう。
ここまでガラスの種類別に張り替えの費用相場について見ていきました。
ここで具体的な相場を出したガラスについても、大きさや厚さによって実際の料金は異なります。
この相場を参考にした上で、しっかりと業者に見積もりを依頼して交換するようにしましょう。
ガラス張り替えの費用を抑える方法

ガラス張替えの費用を抑えるには、次の3点に気を付けましょう。
- 深夜や早朝の依頼は避ける
- 料金体系が交通費込みの業者を探す
- サービスの内容が幅広い業者を選ぶ
それぞれについて、詳しく紹介していきます。
深夜や早朝の依頼は避ける
深夜や早朝の依頼は、できるだけ避けることをおすすめします。
なぜなら、作業の時間帯が深夜や早朝になってしまうと、通常料金よりも割り増しで請求されてしまうことがあるからです。
具体的な割り増し金額は業者によって異なりますが、高額なところでは通常料金に20%上乗せして請求されることも少なくありません。
今すぐ直さなければならない事情がない限り、依頼する業者の営業時間を確認し、なるべく割増料金のない時間帯を選びましょう。
料金体系が交通費込みの業者を選ぶ
料金体系に交通費が含まれている業者を選びましょう。
なぜなら、業者によっては交通費を別途で請求される場合があり、想定していた費用よりも高額になることがあるからです。
また、遠方の業者に依頼した場合は、交通費が高額になってしまうので、なるべく近くの業者に依頼することをおすすめします。
業者選びでは、交通費についてもチェックしたうえで、依頼を検討しましょう。
サービスの内容が幅広い業者を選ぶ
費用を抑えるためには、サービス内容が幅広い業者を選ぶこともおすすめです。
ガラスの張り替え費用が同じであっても、サービス内容が幅広ければ、実質的な料金を抑えることができます。
例えば、ガラスの張り替えだけではなく、「アフターフォロー」「サッシなどの周辺設備の点検」などがサービスに含まれている業者を利用するとサポートが充実していておすすめです。
また、アフターフォローを無料で対応してくれる業者であれば、ガラス張替え後のトラブルを無償で改善してくれる場合もあります。
その場合、新たな業者に再度相談するよりも、出費を抑えやすくなるでしょう。
ガラスの張り替えには火災保険が使えることも

割れたガラスの張り替えには、火災保険が適用されることがあります。
ガラスの張替えに火災保険が適用されるかどうかは、ガラス破損の原因によって決まります。
火災保険で補償される可能性のある原因は以下の3つです。
- 台風などの風災によるガラス破損
- 盗難被害によるガラス破損
- 予測できない突発的な事故によるガラス破損
上記が原因の場合、火災保険の契約内容次第で保険が適用されます。
もし火災保険が適用できれば、ガラスの張り替え費用を抑えることができるので、張り替える前に一度確認しておきましょう。
ここでは、火災保険の請求方法と請求に必要な書類について説明していきます。
火災保険の請求方法
火災保険の請求方法は次の通りです。
- まずは保険内容を確認
- 保険会社に「保険金を請求したい」という要旨を連絡
- 後日保険会社から送付される書類の必要項目を記入
- 「3」と保険金請求で必要な書類を提出
- 保険会社の審査が終了したら保険金を受け取る
火災保険を請求する前に、まずは保険内容を確認しておくことが大切です。
ガラスの張り替えが火災保険の対象となっていない場合は、保険会社に請求することができません。
また、書類に不備があると、スムーズに保険金を請求できないので、書類の記入や必要書類を揃えるときは、慎重に行いましょう。
請求に必要な書類
火災保険の請求で、必要な書類について見ていきましょう。
- 割れたガラスの写真
- ガラスの張り替えを依頼した業者の請求書・領収書
- 保険金請求書
- 事故内容報告書
- 修理見積書
- 損害明細書
- 建物登記簿謄本(賃貸の場合は物件賃貸借契約書や入居時に契約した火災保険契約書)
- 消防署で出される罹災証明書(台風や雹害などの場合)
- 警察から出される受理番号(空き巣やいたずらなどでガラスを割られた場合)
ガラスの張り替えが行われる前に、ガラスの状態を撮影しておきましょう。
状態が分かるよう、鮮明な写真でおさめることが大切です。
この時使用するのは、必ずしも一眼レフなどの高機能カメラである必要はなく、スマートフォンなどに搭載されているカメラでも問題ありません。
また、「請求書・領収書」「修理見積書」「損害明細書」は、業者に作成してもらいます。
依頼時に、上記の書類作成も同時にお願いしておくと、保険金の請求がスムーズに行えます。
まとめ
今回は、ガラスの張り替え費用について解説しました。
ガラスの張り替えに関する具体的な相場は、ガラスの種類によって大きく異なります。
しかし、費用を抑える方法や火災保険の請求方法などを把握しておくことで、ガラスの張り替え費用を比較的安く済ませることができます。
まずは、自宅のガラスの種類をチェックし、相場を把握したうえで、費用を抑える方法を実践してみてください。
