ドアガラス交換の費用相場!DIYの方法とおすすめのガラスについてもご紹介

ドアガラスが割れたら、防犯面やさらに大きく割れてしまう危険性などを考えると、すぐにでもガラス交換を行いたいですよね。
専門的な知識を持たない方の場合、業者にドアガラス交換を依頼するのが一般的ですが、費用相場を把握しておかないと、「ぼったくり」に遭うかもしれません。
また、玄関のドアガラスが割れたまま放置していると、空き巣のリスクが高くなり、大きな損害を受ける場合もありますのでとても怖いものです。
そこで、今回はドアガラス交換の費用相場と、おすすめのガラスについてご紹介します。
他にも、自分でドアガラス交換をしたい方に向けて、DIYでの交換方法についても解説しますので、参考にしてみてください。
ドアガラスの種類と交換費用の相場

ドアガラスの交換費用は、ガラスの「種類」「大きさ」「厚み」で異なります。
必ずしも、ドアガラス交換の全てのケースが同額にはならないので注意してください。
なお、主なドアガラスの種類は下記の4つです。
- 玄関ドアのガラス
- 室内ドアのガラス
- 浴室扉のドアガラス
- 車のドアガラス
まずは、料金の目安として、上記それぞれの費用相場を解説します。
玄関ドアのガラス交換にかかる費用相場
玄関ドアのガラス交換にかかる費用相場は、1万~3万円です。
ただし、上記の金額は一般住宅で使われていることが多い「フロートガラス」の場合です。
玄関のドアガラスを機能性の高いものに交換する際には、相場よりも高額になりますので注意してください。
室内ドアのガラス交換にかかる費用相場
室内ドアのガラス交換にかかる費用相場は、1万~3万円です。
ただし、上記の「玄関ドア」同様に、フロートガラスに交換する場合の費用ですので、ガラスの機能性やデザインによっては費用相場以上の金額になることもあります。
室内ドアのガラスはデザイン性を重視したいというときは、高額になる可能性が高いでしょう。
浴室扉のドアガラス交換にかかる費用相場
浴室扉のドアガラスをすりガラスに交換する際の費用相場は、1万~5万円です。
浴室扉のドアガラスは、フロートガラスではなく目隠し効果のあるガラスを使いますので、費用がやや高額になります。
とはいえ、浴室扉に防犯ガラスやペアガラスを希望するケースはほとんどありませんので、費用が10万円を超えるようなことは少ないでしょう。
車のドアガラス交換にかかる費用相場
車のドアガラス交換にかかる費用相場は、8万~20万円です。
車のドアガラス交換の場合、「車種」によってガラス交換の費用が変わります。
車のドアガラス交換費用は、軽自動車が最も安く、車両が大きくなるにつれて費用が高額になりますので、大型車両のガラス交換を検討している方は注意してください。
ドアガラスの交換・修理を依頼するときの注意点

ドアガラス交換・修理を依頼するときは、業者とのトラブルを回避するために下記の点をしっかり確認してください。
- 出張費
- 割増料金
- 業者のサービス範囲
- 業者の対応ガラス
上記の注意点について詳しく解説します。
出張費を確認する
業者にドアガラスの交換・修理を依頼するときには、出張費を確認しましょう。
業者によっては出張費が不明確な場合があり、後から高額な費用を請求されることもあります。
業者と金銭トラブルになってしまう可能性がありますので、問い合わせの段階で出張費を確認しておくことをおすすめします。
割り増し料金を確認する
ドアガラスの交換・修理を業者にお願いするときには「割り増し料金」に注意してください。
早朝や深夜の時間帯にドアガラスの交換・修理を依頼した場合、割増料金としてやや上乗せした費用を請求されることがあります。
想定していたよりも高額な出費となってしまうかもしれませんので、早朝や深夜の時間帯でドアガラスの交換・修理を依頼する方は、電話での問い合わせの際に割り増し料金について確認しておきましょう。
業者のサービス範囲を確認する
ドアガラスの交換・修理を依頼する前に、業者のサービス範囲を確認してください。
業者によってサービス範囲は大きく異なります。
例えば、見積もりを無料で行っていたり、アフターサービスを設けていたりする業者があります。
ドアガラスの交換・修理を依頼するときには、複数業者のサービス範囲を比較するとよいでしょう。
業者の対応ガラスを確認する
ドアガラスの交換・修理を依頼するときには、業者の対応ガラスを確認しましょう。
たとえガラス交換・修理の専門業者であっても、あなたの希望するガラスを取り扱っていない場合があります。
問い合わせの段階で業者が取り扱っているガラスを確認しておくと、スムーズに依頼へと進めます。
ドアガラスの交換をDIYで行う方法

ドアガラスの交換をDIYで行いたいという方に向けて、ここからは「必要な道具」と「正しい方法」をご紹介します。
ただし、車のドアガラスは専門的な知識がないと難しいので、DIYでの交換はおすすめしません。
また、浴室ドアについては、扉の種類によって作業方法が異なり、全種類の浴室ドアガラスの交換方法は説明しきれません。
今回は、「玄関ドア」「室内ドア」の2つに絞ってドアガラスの交換方法を解説します。
なお、玄関ドアと室内ドアで必要な道具と、交換方法は同じです。
【ドアガラスの交換に必要な道具】
- 新しいガラス
- ドライバー
- 軍手
- コーキング材
【ドアガラスの交換をDIYで行う方法】
- ガラスを固定しているネジをドライバーで取り外す(扉の種類によってビスの位置が異なります)
- 抑え縁(ガラスを抑えている部品)とガラスを取り外す
- 新しいガラスをはめ込む
- ガラスとドアの枠のすき間を埋めるようにコーキング材を塗る
- 抑え縁をドアにはめ込む
- ネジをドライバーでドアに取り付ける
ドアの扉の種類によって、ネジの位置や細かい方法は異なりますが、大まかな流れは上記の通りです。
作業をする際には、手を守るためにも軍手を着用し、置いた部品で床を傷つけないために、段ボールを敷いておくのもおすすめです。
ドアガラスの交換におすすめのガラス

ドアガラスの交換におすすめなのは、次の種類のガラスです。
- すりガラス
- 型ガラス
- 防犯ガラス
- ペアガラス
なぜ、上記のガラスがおすすめなのか、機能性や特徴について解説します。
すりガラス
すりガラスは、ガラスの片側をすって加工されたガラスです。
すりガラスは「くもりガラス」と呼ばれることもあり、不透明なガラスですので「目隠ししたい場所」におすすめです。
玄関ドアや浴室のドアなどのように、視線を遮りたい場所にすりガラス(くもりガラス)を選んでみてはいかがでしょうか。
ちなみに、すりガラスは目隠し効果のあるガラスの中で、「最も見えにくいガラス」です。
目隠し効果を重要視する方には、すりガラス(くもりガラス)が適しているでしょう。
型ガラス
型ガラスは、ガラスの片面に凹凸の模様を施した、目隠し効果のあるガラスです。
しかし、型ガラスは、ガラスに近づいた人のシルエットなどは判断できてしまいますので、「しっかりと目隠ししたい場所」には不向きです。
型ガラスは凹凸模様がオシャレなデザインガラスですので、目隠ししつつデザイン性も重視したい方におすすめです。
防犯ガラス
ドアガラスを交換する場合は、「防犯ガラス」を検討することがおすすめです。
特に、玄関ドアのガラスは空き巣によって割られてしまうことがありますので、防犯ガラスにしておくと安心です。
なお、防犯ガラスは「防犯レベルⅠ」「防犯レベルⅡ」といったように、グレードによって強度が異なりますので、希望する防犯効果と照らし合わせながら選んでみてください。
ペアガラス
ガラスの結露に悩んでいる方は、結露対策として効果が高い「ペアガラス」への交換がおすすめです。
ペアガラスは、断熱効果が高いので「室内外の温度差」や、「寒い部屋と暖かい部屋の温度差(室内のドアガラスの場合)」による結露が発生しにくいという特徴があります。
「玄関が北側にあるせいでガラスに結露が起こりやすい」「日が当たりにくい部屋のドアガラスが結露する」などの問題を抱えている方は、ペアガラスへの交換を検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
このページでは、ドアガラス交換の費用相場や、DIYでの交換方法、おすすめのガラスの種類などについてご紹介しました。
玄関のドアガラスが割れてしまったとき、早めに対処しないと、空き巣被害に遭ってしまう可能性があります。
また、室内のドアガラスの破損であっても「さらに大きく割れる」「ドアの開閉時にうっかり触って怪我をする」といったリスクがあるでしょう。
破損したドアガラスは放置せず、自分に合った方法でドアガラスを交換してください。