お風呂の換気扇を掃除しよう!具体的な方法と必要な道具をご紹介

あなたは、お風呂の換気扇の汚れに悩んでいませんか?
お風呂の換気扇は、キッチンの換気扇のように剥き出しではありません。
外からは汚れが見えにくく、普段の生活では汚れに気が付きにくい箇所です。
換気扇の汚れを放置すると、「換気扇の使用時にホコリが浴室に落ちる」「換気扇にカビが大量発生する」といったトラブルを引き起こすことも。
そこで、今回はお風呂の換気扇のトラブルを回避するためにも、掃除方法と必要な道具についてご紹介します!

お風呂の換気扇が汚れる理由

お風呂の換気扇が汚れる理由として、以下の2つが挙げられます。
- 湿気
- 浴室のホコリ
お風呂の換気扇の役割は、浴室の湿気を吸い上げて外へ排出・排水する、というものです。
湿気が換気扇に付着することで、カビが発生し、真っ黒に汚れてしまいます。
また、換気扇が湿気を吸い上げるときには、湿気のほかに「ホコリ」も吸い上げます。
湿気を含んだホコリは、換気扇に付着し、換気扇を使用するたびにどんどん溜まってしまうのです。
お風呂の換気扇は、意外にも汚れやすい場所ですので、定期的に掃除をしなければなりません。
お風呂の換気扇掃除で準備する道具
お風呂の換気扇を掃除する際に、準備をしていただきたい道具は以下のとおりです。
必要な掃除道具 | 概要・用途 |
---|---|
中性洗剤 | 汚れを落とすときに使用する |
雑巾 | 仕上げとして拭き上げるときに使用する |
スポンジ | 汚れをこすり洗いするときに使用する |
バケツ | 水に浸しながら部品を洗うときに使用する |
マスク | ホコリやカビの胞子の吸い込み防止として使用 |
ゴム手袋 | 洗剤による手荒れ予防 |
お風呂の換気扇は、頑固な黒カビが発生していたり、水分を含んだホコリが固くこびりついていたりすることが多いものです。
水洗いだけでは、汚れを除去しきれないことが多いので、「中性洗剤」「スポンジ」といった道具を使用しましょう。
また、落ちにくい場合は、水に浸しながらこすり洗いすると汚れが落としやすくなります。
バケツがあれば、部品を浸しながら掃除ができるので、ぜひ準備しておいてください。
また、作業中は浴室にホコリが舞うことがあります。
さらに、カビの胞子が飛び散ってしまうこともあるので、マスクを着用しての作業がおすすめです。
お風呂の換気扇を掃除する方法

必要な道具を確認したところで、お風呂の換気扇を掃除する方法を見ていきましょう。
換気扇をきれいにする方法は以下のとおりです。
- 浴室の換気をする
- 室換気扇のブレーカーを切っておく
- 換気扇のルーバーを取り外す
- シロッコファンを取り外す(取り外せるタイプの場合)
- 中性洗剤でシロッコファンを掃除する
- 洗い流してからもとに戻す
続けて、上記の工程について、一つずつ詳しく解説します。
浴室の換気をする
お風呂の換気扇の取り外し作業や、掃除中は浴室にホコリが舞いやすい状況です。
十分に換気ができていないと、ホコリを吸い込みやすく、アレルギー症状を発症してしまう恐れがあります。
また、換気扇にカビが生えている場合は、カビの胞子が大量に蔓延することも考えられます。
マスクだけでは、完璧にガードするのは難しいので、「窓を開ける」「脱衣室側のドアを開ける」などの換気を意識しましょう。
浴室換気扇のブレーカーを切っておく
お風呂の換気扇を取り外す前に、浴室換気扇のブレーカーを切ってください。
「電源を切るだけでも大丈夫だろう」と、ブレーカーを切らない選択をする方もいるかもしれません。
しかし、スイッチ部分に道具が倒れるなどして、何かの拍子に電源が入ってしまう可能性があります。
作業中に換気扇が回ると、怪我をする可能性があり大変危険です。
事故や怪我を防ぐためにも、「電源を切る」ではなく「ブレーカーを切る」ことをおすすめします。
換気扇のルーバーを取り外す
まずは、換気扇のルーバーを取り外します。
ルーバーとは、天井に付いているカバーのことで、四角い形をしたパーツ。
取り外し方は、換気扇によって異なりますが、一般的なタイプでしたら下に引っ張るだけで取り外すことが可能です。
もし、下に引っ張っても取り外せない場合は、換気扇がネジで固定されていることが考えられます。
ルーバーの角をチェックし、換気扇がネジで天井に固定されていないかチェックしてみてください。
換気扇がネジで固定されている場合は、1か所ずつドライバーでネジを取り外してからルーバーを外してください。
このとき、ネジを紛失しないよう注意しましょう。
ネジを紛失してしまうと、掃除終了後にルーバーを取り付けることができなくなってしまいます。
また、脚立を使用する場合は、転倒しないよう慎重に作業をしてください。
シロッコファンを取り外す(取り外せるタイプの場合)
換気扇のルーバーが取り外せたら、シロッコファンを取り外します。
シロッコファンとは、回転して浴室の空気を吸い上げる役割を持つ部分のことです。
ルーバー同様に下に引っ張って取り外すことができます。
メーカーによっては、シロッコファンの落下を防ぐために、「オリフィス」という黒い部品で固定していることがあります。
オリフィスで固定されている場合は、先にオリフィスを取り外してから、シロッコファンを取り外してください。
ただし、オリフィスとシロッコファンは、メーカーによっては取り外せないタイプがあります。
お風呂の換気扇の説明書を確認し、自宅で使用している換気扇は取り外せるタイプか確認しておきましょう。
中性洗剤でシロッコファンを掃除する
中性洗剤でシロッコファンを掃除していきましょう。
スポンジに中性洗剤を含ませて、十分に泡立てたらシロッコファンを丁寧にこすり洗いしていきます。
シロッコファンには隙間が多いので、洗い残しが無いよう注意してください。
落ちない場合は、バケツに40度程度のぬるま湯を溜めて、シロッコファンを浸しながら掃除してみましょう。
ただスポンジでこするよりも、ホコリもカビも落ちやすくなります。
取り外せないタイプのシロッコファンの場合は、スポンジにぬるま湯と中性洗剤を含ませてこするのがおすすめです。
バケツの中にシロッコファンを浸せなくても、汚れが落としやすくなります。
洗い流してからもとに戻す
シロッコファンの汚れが落とせたら、シャワーで洗い流してください。
汚れはもちろんのこと、洗剤も残さないように丁寧に洗い流すことが大切です。
汚れや洗剤を残すと、カビの発生を促してしまいます。
せっかく掃除をしても、すぐに汚れてしまうのは避けたいですよね。
シロッコファンは隅や隙間が多く、洗剤や汚れが残りやすい部品です。
綺麗な状態を長持ちさせるためにも、隅々までシャワーをかけることを意識しましょう。
洗剤が落ちているか不安を感じる場合は、洗い流した後に手で触ってみてください。
ぬるつきがある場合は、洗剤が落ちていない証拠です。
洗剤特有のぬるつきが無くなるまで、しっかりとシャワーで洗い流せたら、シロッコファンを乾燥させます。
自然乾燥、もしくは柔らかい布で水分を取り除いてください。
シロッコファンが乾いたら、もとに戻し、最後にルーバーを取り付けて掃除終了です。
お風呂の換気扇掃除での注意点
お風呂の換気扇掃除を行うにあたって、2つの注意点があります。
- シロッコファンは無理に外さない
- 換気扇の掃除に不安を感じる場合は専門業者に依頼する
上記の注意点について、詳しく解説します。
シロッコファンは無理に外さない
換気扇を掃除するとき、シロッコファンは無理に外さないでください。
お風呂の換気扇のタイプよっては、シロッコファンを取り外せない場合があります。
シロッコファンが取り外せないタイプにも関わらず、無理に取り外そうとすると故障の原因となってしまいます。
また、仮に取り外せるタイプであったとしても、スムーズに取り外せない場合は、天井に設置したまま掃除をしてください。
外そうと無理をすると転倒の恐れがあります。
必ずしもシロッコファンを取り外して掃除する必要はありません。
換気扇の掃除に不安を感じる場合は専門業者に依頼する
換気扇の掃除に不安を感じる場合は、専門業者に依頼してください。
キッチンの換気扇とは異なり、お風呂の換気扇は「ルーバーを取り外す」「オリフィスを取り外す」など、日常生活では馴染みのない作業があります。
普段からお風呂の換気扇を掃除している方は除き、ほとんどの方がお風呂の換気扇の掃除に慣れていません。
自己流で掃除をしたり、無理に取り外したりすることで、「部品が欠ける」「もとに戻せなくなる」といった問題が生じることがあります。
専門業者であれば、お風呂の換気扇の知識が豊富なので、故障させてしまう心配はありません。
また、知識を持たない方よりも掃除の品質は高く、清潔に仕上げてくれます。
まとめ
お風呂の換気扇は、意外にも汚れやすい箇所です。
普段は目にすることが少ない分、汚れに気が付きにくい場所です。
しかし、いざ内部を確認してみると真っ黒に汚れていることは少なくありません。
ホコリとカビが溜まりやすいお風呂の換気扇は、定期的に掃除をして清潔に保ちたいですね。
安心してお風呂を使用するためにも、さっそく次の休日に換気扇の掃除をしてみてはいかがでしょうか。