エアコン掃除用のスプレーの選び方と使い方とは?正しく使ってカビを撃退!

「自分でエアコンクリーニングをしよう」と検討している人にとって、気になるのはスプレーの選び方ではないでしょうか。
自分でエアコンクリーニングを行うにあたって、スプレーを使った方法は一般的です。
しかし、スプレーにはいくつかの種類あり、どれを使用すればいいか迷ってしまいます。
スプレーによって効果も異なるため、掃除場所に応じて適切な商品を選ばなければなりません。
そこで、今回はエアコンクリーニング用のスプレーにおける選び方をご紹介します。
どの商品を選べば良いか、悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
エアコン掃除でスプレーを使うデメリット
エアコン掃除でスプレーを使う前に、まず知っておいてほしいのは、スプレーにはデメリットがあるということです。
エアコンクリーナーを使う際に気を付けたいデメリットは、次のとおりです。
- 下準備や片付けが面倒くさい
- 汚れを落としきることができない
- エアコンにスプレーが残るとカビやサビの原因になる
- 間違った使用をすると火災につながる可能性がある
「スプレーでのエアコン掃除は楽にできそうだからやってみたい」という人はいませんか?
実は、スプレーを使ったエアコン掃除は、下準備や片付けに手間がかかります。
下準備では、掃除中にスプレーが壁や床につかないよう、養生しなければいけません。
片づけでは、養生に使ったビニールシートやゴミ袋を、周りが汚れないように片付けます。
準備や片付けに手間をかけるのが面倒という人は、スプレーでのエアコン掃除はおすすめしません。
エアコン洗浄用のスプレーを使って掃除をしても、エアコン内部の汚れまでは取り切ることができません。
エアコン内部にカビや汚れが残っていると、掃除前より異臭がひどくなったり、またすぐに掃除をしなければいけなくなったりします。
エアコン掃除でスプレーを使う前に、まず知っておいてほしいのは、スプレーにはデメリットがあるということです。
エアコンクリーナーを使う際に気を付けたいデメリットは、次のとおりです。
また、エアコンクリーナーは、使用後にしっかり泡を落としきらないといけません。
エアコンクリーナーの泡がエアコン内部に残っていると、カビが繁殖したり、エアコン内部がサビたりといった危険性があります。
せっかく掃除をしても、さらに汚れてしまったり、エアコンが壊れてしまっては意味がないですよね。
さらに、エアコン掃除スプレーを間違った方法で使うと、なんと火災につながるおそれもあります。
エアコン内部にスプレーの成分が残ってしまうことで、電気部品が解け、発火したり発煙したりといった事例があります。
スプレーで掃除をした直後ではなく、数週間から1年程かけて、ゆっくりと故障していくこともあるので、掃除後すぐに運転できたとしても、安心できません。
参照 神戸市:エアコン洗浄に起因する火災
スプレーでのエアコン掃除は、正しく使用できないと様々なデメリットを引き起こします。
しかし、正しく使用できれば、メリットもあります。
ここからは、エアコンクリーナーの効果について紹介します。
エアコンクリーナーの効果
エアコンクリーナーは、間違った使い方をすると様々なデメリットがあります。
一方で、正しく使うことができれば、以下のような効果があります。
- 電気代が節約できる
- カビ臭さなど異臭を軽減できる
- 空気を清潔に保てる
通常、エアコンの掃除といえば、エアコンフィルターの掃除です。
エアコンフィルター以外の部分は、デリケートかつ手が届かないということもあり、なかなか掃除できません。
エアコンクリーナーを使うことで、デリケートな部分や手が届かない部分の掃除をすることができます。
そのため、エアコンフィルターだけを掃除した場合に比べると、除去できるカビやホコリの量が増えるのです。
ただし、プロの業者が行うエアコンクリーニングほど綺麗にはならないので注意しましょう。
また、エアコン洗浄スプレーは、正しい使い方ができなけれな、上で説明したようなデメリットを引き起こします。
最悪の事態にならないようにするためにも、正しい使い方を知る必要があります。
ここからは、エアコンクリーナーの正しい使い方について紹介します。
エアコン掃除用のスプレーの使い方
スプレーをかけてはいけない位置や、やってはいけないことなどは、エアコンの機種によって異なります。
そのため、エアコン掃除用のスプレーは、エアコンの取り扱い説明書をよく読んでから使用するようにしましょう。
また、エアコン掃除用のスプレーは、掃除する場所に合わせて選ぶ必要があります。
掃除をするエアコンの部位によって、最適な掃除方法やスプレーの成分などが異なるからです。
スプレーせ掃除を始める前に、まずどんなスプレーが必要なのか確認しておきましょう。
エアコンスプレーを選ぶ
エアコン掃除用のスプレーの種類は、掃除をする部位ごとに、次の4つがあります。
掃除したい箇所に合わせて、最適なエアコンスプレーを選びましょう。
- フィンクリーナー
-
フィンクリーナーは、エアコンのフィンの部分を洗浄するスプレーです。
フィンとは、フィルターを外した際に見える金属の部分で、空気の温度を変える役割を持ちます。
非常にデリケートな部分のため、ゴシゴシ力を入れてこすることができません。
そのため、泡の力で汚れを落とすことができるフィンクリーナーが必要です。 - ファンクリーナー
- ファンクリーナーは、吹き出し口の近くに位置するファンを洗浄するスプレーです。
エアコンファンは雑巾などで直接拭くことができますが、部屋に送られる風が最後に通る部分のため、清潔にしておく必要があります。 - ドレンホースクリーナー
- ドレンホ―スクリーナーは、エアコンの結露水を排出する管に使用するスプレーです。
ドレンホースは、多少汚れていても心配はない場所ですが、筒状で掃除がしにくいため、専用のスプレーが必要です。 - フィルタークリーナー
- フィルタークリーナーは、エアコンフィルターを洗浄するスプレーです。
掃除機や水洗いなどでは落としきれない、汚れや菌を除去する効果が高いという特徴があります。
おすすめのスプレーについては、「エアコンをスプレーで掃除する」で紹介していますので参考にしてください。
エアコンの周りを養生する
エアコンの掃除をスプレーで行う際は、掃除する場所に関わらず、必ず養生を行いましょう。
エアコンクリーナーは泡で汚れを落とすものがほとんどですが、泡は時間がたつとエアコンの下部に垂れてきてしまいます。
養生をせずに、スプレーでエアコン掃除をすると、壁や床が汚れてしまいます。
エアコンクリーナーを洗い落とす役割がある洗浄剤などを使うことで、部屋が汚れてしまう可能性はさらに高まります。
スプレーを使ってエアコン掃除をする際は、ブルーシートやビニール袋などでエアコンの周りをしっかりと養生しましょう。
エアコン掃除の養生のやり方は、「自分でするエアコンクリーニングの簡単な方法について解説! 実際に家のエアコンでやってみた」で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
エアコンをスプレーで掃除する
エアコンクリーニング用のスプレーは、掃除をする部分によって手順が異なります。
【フィンクリーナーの掃除手順】
1.部屋が汚れないように床や壁・家具などを養生(ビニールカバーなどを貼る)
2.エアコンカバー・フィルターをやさしく取り外す
3.掃除機でフィンの表面の汚れを吸い込む
4.フィンに直接スプレーを噴射
5.10~15分放置する
6.フィルターとカバーを元に戻す
【ファンクリーナーの掃除手順】
1.床や壁・家具などを養生
2.吹き出し口からファンにスプレーを噴射
3.吹き出し口に手を差し込んでファンを数回転させる
4.30分放置する
5.水、もしくは付属のスプレーで洗浄剤を落とす
【ドレンホースクリーナーの掃除手順】
1.床や壁家具などを養生
2.外のドレンホースの先端にドレンホースクリーナーのポンプを差し込む
3.一気にポンプを引く
4.状況に応じて2~3回ポンプを引く
5.溜まっていた水が排出されたら完了
【フィルタークリーナーの掃除手順】
1.床や壁・家具などを養生
2.エアコンフィルターを取り外す
3.エアコンフィルターにフィルタークリーナーを噴射
4.10分放置する
5.水で洗い流す
6.乾いたらエアコンにフィルターを取り付ける
エアコン掃除用クリーナーのおすすめを紹介
現在、エアコンクリーニング用のスプレーは数多く販売されています。
中には、効果が低かったり、使いにくかったりといったスプレーもあるので選択には注意が必要です。
無駄な出費をしないためにも商品選びは慎重に行わなければなりません。
とはいえ、どの掃除スプレーを選んだら良いのか分からない、というのが正直なところではないでしょうか。
以下では、エアコンクリーニング用のおすすめスプレーをピックアップしてご紹介します。
エアコンクリーナーのAg消臭プラス
おすすめのフィンクリーナーであるのが「Ag消臭プラス」です。
一般的に、フィンクリーナーは液垂れしやすいという難点があります。
しかし、「Ag消臭プラス」は垂れにくく床を汚しにくいのが特徴です。
そのうえ、エアコン1台につき、スプレー1本で対応できるため、コストパフォーマンスも高いというメリットがあります。
一方で、においが強いというデメリットもあるため注意が必要です。
アルコール臭のようなにおいが強いため、十分に換気をしたうえで使用してください。

くうきれいのエアコンファン洗浄剤
ファン洗浄剤として人気の高い、くうきれいの「エアコンファン洗浄剤」。
洗浄力の高さと使いやすさ、刺激臭の少なさから初心者でも扱いやすいのが特徴です。
10年近く放置されていたファンの汚れもすっきり落とす洗浄力があります。
モコモコの泡がファンにまとわりついて汚れを除去するため、力を入れて擦るような作業は必要ありません。
しばらく掃除をさぼっていた方や、」「初めてでうまく作業できるか不安」という方にピッタリです。

イチネンのドレンホース用サクションポンプ
意外と見逃しがちなドレンホースの汚れは、イチネンの「ドレンホース用サクションポンプ」で解決することができます。
上記は、ポンプを押したり引いたりして中の詰まりを除去でき、排水させます。
使用方法は「ドレンホースに差し込んで押す、引く」だけなので簡単です。

アミライトのフィルター洗浄スプレー
ブラシ不要で、フィルターを洗浄できる「アミライト フィルター洗浄スプレー 除菌 花粉・カビ除去」。
シュワシュワの泡がフィルターの汚れにまとわりつき、汚れを浮かせます。
5分ほど放置して洗い流すだけで、ホコリやカビを落とすことができるため、こまめなフィルター掃除にも活用できるのが魅力です。
また、フィルターが柔らかくデリケートな種類であっても使用に問題はありません。
フィルターに傷をつけたくない、」という方でも気軽に使用することができます。

エアコンを掃除するときはスプレーよりもプロがおすすめ
ここまで、スプレーでエアコンを掃除する方法を紹介してきました。
しかし、基本的にスプレーなどを使用してエアコンを自分で掃除するのは、おすすめできません。
エアコンは精密機械のため、慣れない人が掃除などで触ると、エアコンが壊れてしまう可能性があるからです。
さらに、掃除によって不具合が起きたエアコンを長期間使用することにより、火災などの事故が起きる危険もあります。
一方で、エアコンは汚れを放置しておくと、健康被害のリスクもあり、定期的な掃除が必要です。
そこでおすすめなのが、エアコンクリーニング業者です。
安心できるプロであれば、エアコンを壊したり事故を起こしたりする心配もなく、安全にエアコンを掃除してくれます。
ファインドプロでは、信頼できるエアコンクリーニング業者を多数紹介しています。
気になる人は、ぜひこの機会に、お気に入りのエアコンクリーニング業者を探してみてください。