エアコンクリーニングは自分でできる!洗剤を使った簡単なエアコン掃除方法とは

ぜひ、今回の記事を参考にしながらスチームクリーナーでエアコンクリーニングを検討してみてはいかがでしょうか。
一般的にエアコンクリーニングというと、専門業者への依頼を検討する方がほとんど。
しかし、業者に掃除を依頼すると、1~2万円といった高額な料金が発生してしまうものです。
一方で、自分でクリーニングをすれば数千円程度で済ませることができ、経済的なメリットは非常に大きいといえます。
今回は、自分でエアコンクリーニングをする方法をご紹介します。
洗剤を使用する方法ですので、初めての方でも簡単に実践できるでしょう。
エアコンクリーニングを検討している方は参考にしてみてください。
エアコンクリーニングは自分でできる!
冒頭でも触れた通り、エアコンクリーニングは自分で行うことができます。
上述したように、一般的にエアコンは業者にクリーニングを依頼することが多いものです。
しかし、正しいクリーニング方法を把握していれば、素人でも十分清潔な状態にまで仕上げることができます。
必ずしも高額な料金を支払って業者に依頼しなければならないということはありません。
手間や時間を惜しまないのであれば、自分でエアコンクリーニングすることも検討してみてはいかがでしょうか。
洗剤を活用するエアコンクリーニングの方法

自分でエアコンクリーニングする場合には「専用洗剤」が必要不可欠です。
併せて、洗剤を正しく使用しなければなりません。
洗剤を活用するエアコンクリーニングの方法は以下の通りです。
- エアコン掃除に使用する道具の準備をする
- エアコンの周囲に養生をする
- エアコンの前面パネルを外す
- エアコンのフィルターを外して洗剤で洗浄する
- エアコンの冷却フィンは洗浄スプレーで洗う
- エアコンの送風ファンを洗剤で洗浄する
- 分解したエアコンを元に戻す
それぞれの工程の詳細を解説します。
エアコンクリーニングが初めての方はしっかりと確認してください。
エアコン掃除に使用する道具の準備をする
まずは、エアコン掃除に使用する道具の準備をしましょう。
以下の必要道具を参考にしてください。
- 洗剤(洗浄スプレー)
- 養生シート
- タオル
- 雑巾
- スポンジ
上記は、エアコン掃除で使用するため、最低限準備しておく必要があります。
また、以下の4つはエアコンクリーニングの作業で便利な道具であるためこちらもチェックしてください。
- ハンディモップ
- ハンディ掃除機
- バケツ
- 使い古しの歯ブラシ
その他のエアコンクリーニングに使用する道具については、以下に記載があるので参考にしてみてください。
エアコン掃除に必要な道具は?効果の高い商品を紹介!
エアコンの周囲に養生をする
次にエアコンの周囲を養生します。
手軽なのは、市販の養生シートをエアコンに取り付けるという方法です。
最近はホース付きの商品も販売されていて、汚水の排水がしやすいものが増えてきました。
しかし、養生シートはビニール袋でも代用が可能であるため、出費を抑えたい方は養生シートを購入する必要はありません。
ビニール袋で代用する場合は以下の手順で養生作業を進めてください。
- 90L以上のビニール袋を用意する
- ビニール袋の口で吹き出し口を囲うように密着させる
- 外れないようにテープでエアコンとビニール袋を固定する
ビニール袋の場合はテープでしっかり固定しないと、流れ出た汚水の重みで袋が落下してしまうことがあります。
その結果、汚水が部屋中に飛び散ってしまうことになり、せっかくの養生作業が無駄になりかねません。
このようなことを防止するため、使用するテープはセロハンテープのような強度の低いものではなく、ガムテープを使用することをおすすめします。
エアコンの前面パネルを外す
エアコンをクリーニングするためには、前面パネルを外す必要があります。
パネルをゆっくりと手前に引っ張ると簡単に外すことができます。
ゆっくりと行ってみてください。
このとき、うまく外せなかった場合は留め具が引っかかっているか、引っ張る位置を間違えている可能性があります。
エアコンの説明書を確認しながら外しましょう。
エアコンのフィルターを外して洗剤で洗浄する
前面パネルを外せたら、次にフィルターを外します。
この段階でホコリが溜まっている場合は、フィルターを取り外した後に掃除機をかけるのがおすすめです。
その後の洗浄時間を短縮できるだけでなく、作業中にホコリが蔓延するのを防ぐことができます。
状況に応じてホコリを取り除いておくと良いでしょう。
ある程度ホコリが取り除けたら、お風呂場に持っていき中性洗剤で洗浄します。
柔らかいスポンジに中性洗剤を含ませて、泡立ててから擦り洗いをしてください。
空気中の油分が付着していることも多いので、べたつきが気になる箇所は念入りに洗うことが大切です。
ちなみに、このべたつきが残ったままフィルターをエアコンに取り付けてしまうと、ホコリが再度付着しやすくなり、清潔な状態が長続きしません。
フィルター部分とプラスチックの枠部分、両方をしっかりと洗いましょう。
エアコンの冷却フィンは洗浄スプレーで洗う
エアコンの冷却フィンは、洗浄スプレーで洗う必要があります。
最近はフィン用のスプレーが販売されているので、ホームセンターで商品をチェックしてみてください。
使用方法はシンプルで、フィンに向けて洗浄スプレーを噴射するだけです。
頑固な汚れがある場合には使い古しの歯ブラシでやさしく擦り洗いするのも効果的。
細かい隙間の汚れがかき出されますので、フィンがより綺麗になります。
スプレーの液はドレンホースを伝って排出されます。
汚水が吹き出し口から流れ出ることはありません。
エアコンの送風ファンを洗剤で洗浄する
エアコンクリーニングでは、汚れやすい送風ファンの掃除も必要です。
しかし、ファンは手が届きにくく、実際に擦り洗いするのは難しい部分です。
そのため、ファン専用の洗浄スプレーを使用しましょう。
ファン用の洗浄スプレーについては以下の記事に記載があるので参考にしてみてください。
エアコンのファンクリーニング用スプレーの使い方!自分で洗浄する方法とは
エアコンファンを掃除したい!おすすめ洗剤と掃除方法をご紹介
吹き出し口からノズルを差し込み、まんべんなく噴射します。
見えている部分全体に噴射できたらノズルの先でファンを5回転させて泡を全体に行き渡らせてください。
そのまま15~20分放置したら、付属のリンス剤で洗浄剤をすすぎます。
泡が完全に流れ出たらファン掃除は完了です。
分解したエアコンを元に戻す
取り外したフィルターやパネルを順番に取り付けます。
この時、フィルターが濡れている場合は、完全に乾くまでエアコンに取り付けてはいけません。
フィルターが濡れたままエアコンに取り付けてしまうと湿気がこもり、カビの再発を促すことになってしまいます。
完全に乾いていることを確認してから取り付けましょう。
また、パネルを元に戻す際は、外したときと同様にやさしく行ってください。
うまく装着できないのに無理やり押し込んでしまうと、部品が壊れてしまう可能性があります。
一部分ずつ様子を確認しながら、正しく元に戻すことが大切です。
エアコンクのリーニングを自分でするときの注意点

今回解説した通り、正しい方法や手順を把握していれば、自分でエアコンのクリーニングをすることができます。
しかし、自分で作業をするにあたっていくつか注意しなければいけません。
それが以下の4つです。
- エアコンを分解しすぎない
- エアコンの部品は無理に外さない
- エアコン掃除に慣れないうちは広範囲を養生しておく
- エアコンクリーニングをするときは徹底的にやる
失敗して結局業者に依頼することになった、といった状況に陥らないためにも、しっかりと確認してください。
エアコンを分解しすぎない
まず、初心者が注意しなければならないのが「エアコンを分解しすぎない」ということです。
エアコンの内部を自分の目で見て、ショックを受ける方は少なくありません。
予想以上に汚れていて、細かい部品まで全て分解してクリーニングしたいと考えることもあるでしょう。
しかし、エアコンを分解しすぎてしまうと、元に戻せなくなってしまうことがあります。
「部品をうまく元に戻せない」「外すときに部品が欠けた」「そもそもどこの部品なのか分からなくなった」など、分解しすぎることは、様々なトラブルにつながるものです。
そのため、パネルとフィルター以外は取り外さないことをおすすめします。
エアコンの部品は無理に外さない
エアコンの部品は無理矢理外してはなりません。
少しでも、部品が外しにくい、と感じたら諦めることも大切です。
無理に部品を外したことで、「割れる」「欠ける」「無くす」というトラブルに陥ることがあります。
最悪の場合エアコンが二度と使用できない、という状況に陥ってしまうかもしれません。
そのため、外し方が分からない部品は無理に外さないほうが無難です。
エアコン掃除に慣れないうちは広範囲を養生しておく
エアコン掃除が初めての場合は、汚水が予想外のところへ飛んでしまうことがあります。
また、汚れた掃除道具を持って移動することが多いので、家具や部屋を汚す可能性も考えられるでしょう。
こうしたことから、エアコン掃除に慣れないうちは広範囲を養生することがおすすめです。
可能であれば、部屋全体をカバーするイメージで養生すると、不器用な方でも安心して掃除に集中することができます。
特に、大切な家具がある部屋や、賃貸住まいの方は、汚れないために多少大げさにでも養生しておくと安心です。
エアコンクリーニングをするときは徹底的にやる
エアコンクリーニングで一番避けるべき行為は、中途半端で終わらせてしまうことです。
例えば、吹き出し口からハンディモップで中を掃除しただけ、といった中途半端な掃除をした場合、ホコリは完全に除去されません。
そのうえ、ホコリが浮いた状態になってしまいます。
その結果、エアコンを使用した際に、浮いたホコリが一気に部屋へと送り出されることになるのです。
健康被害のきっかけにもなってしまうので、エアコンクリーニングは一度始めたら徹底的に行うことが大切です。
エアコンクリーニングは業者に依頼するのもおすすめ
今回ご紹介した通り、エアコンクリーニングは自分で行うことができます。
しかし、時間と手間がかかるため、業者に依頼することもおすすめです。
素人でもエアコンを綺麗にすることはできますが、やはりプロのほうが品質は高く、細部や奥まで徹底的なクリーニングをしてもらえます。
費用はかかるものの、手間・時間が少ないというメリットもあります。
予算に余裕があればぜひ検討してみてください。
まとめ
今回の記事ではエアコンクリーニングを自分で行う方法をご紹介しました。
エアコンクリーニングというと、業者への依頼が一般的です。
しかし、正しい方法と手順を把握していれば、素人でもクリーニングすることができます。
また、最近ではクリーニング効果の高い洗浄スプレーが販売されているため、プロに近い品質を目指すことも難しくありません。
現在、自分でエアコンクリーニングを検討している方は、上記を参考にしながら作業を進めてみてはいかがでしょうか。